TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024094978
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211929
出願日2022-12-28
発明の名称タンク及びその製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F17C 1/06 20060101AFI20240703BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】強度を担保しつつ、繊維束量を低減することができるタンクを提供する。
【解決手段】内部に気体を充填することが可能なタンク本体部を備えたタンクであって、タンク本体部は中空円筒状を有するライナと、ライナの外側の面を覆う繊維束層と、を備え、繊維束層は内層、外層、及び内層と外層との間に配置される中間層とを有し、中間層の端部は繊維束層の端部よりも軸方向内側に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に気体を充填することが可能なタンク本体部を備えたタンクであって、
前記タンク本体部は中空円筒状を有するライナと、前記ライナの外側の面を覆う繊維束層と、を備え、
前記繊維束層は内層、外層、及び前記内層と前記外層との間に配置される中間層とを有し、
前記中間層の端部は前記繊維束層の端部よりも軸方向内側に位置する、
タンク。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記タンク本体部の小径端部に配置される口金を備え、
前記中間層の端部が前記口金よりも軸方向内側に位置する、
請求項1に記載のタンク。
【請求項3】
前記繊維束層は、前記中間層の内部であって、前記中間層の端部近傍に接着剤層を有する、
請求項1又は2に記載のタンク。
【請求項4】
内部に気体を充填することが可能なタンク本体部を備えたタンクの製造方法であって、
中空円筒状を有するライナの外側の面を覆う繊維束層を配置するタンク本体部作製工程を備え、
前記繊維束層は内層、外層、及び前記内層と前記外層との間に配置される中間層とを有し、
前記タンク本体部作製工程は、
前記ライナの外側の面に前記内層を配置する内層配置工程と、
前記内層の外側の面に前記中間層を配置する中間層配置工程と、
前記中間層の端部が前記繊維束層の端部よりも軸方向内側に位置するように前記中間層を切断する切断工程と、
前記内層及び前記中間層の外側の面に前記外層を配置する外層配置工程と、を備える、
タンクの製造方法。
【請求項5】
前記タンク本体部作製工程後、前記タンク本体部の小径端部に口金を配置する口金配置工程を備え、
前記切断工程において、前記中間層の端部が前記口金よりも軸方向内側に位置するように前記中間層を切断する、
請求項4に記載の製造方法。
【請求項6】
前記タンク本体部作製工程は、前記中間層配置工程と前記切断工程との間に接着剤層配置工程を備え、
前記接着剤層配置工程は、前記中間層の内部であって、前記前記切断工程において切断される前記中間層の切断位置よりも軸方向内側、かつ前記切断位置近傍に接着剤層を形成するものである、
請求項4又は5に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願はタンク及びその製造方法
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
水素ガスなどを貯留する高圧ガスタンクについて、中空円筒状のライナに繊維束層を配置したタンクが知られている。例えば、特許文献1は、内部に気体が充填されるライナと、繊維強化樹脂を用いてライナの外表面に接した状態で形成され、ライナを外側から覆う補強部と、所定の口金と、を備えた圧力容器を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-112189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常、タンク本体部は中空円筒状を有している。タンク本体部は、胴部と、小径端部と、これらを接続する肩部を備えている。タンク本体部はライナ表面で繊維束を編み込むブレーディング工法によって作製される場合がある。この場合、繊維束量は胴部であっても、小径端部であっても同じになる。繊維束量は胴部の強度を基準に決定されるため、外径が小さい小径端部は繊維束量が過剰となる。
【0005】
そこで、本開示の主な目的は、強度を担保しつつ、繊維束量を低減することができるタンク及びその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は上記課題を解決するための一つの態様として、内部に気体を充填することが可能なタンク本体部を備えたタンクであって、タンク本体部は中空円筒状を有するライナと、ライナの外側の面を覆う繊維束層と、を備え、繊維束層は内層、外層、及び内層と外層との間に配置される中間層とを有し、中間層の端部は繊維束層の端部よりも軸方向内側に位置する、タンクを提供する。
【0007】
上記タンクはタンク本体部の小径端部に配置される口金を備えてもよい。この場合、中間層の端部が口金よりも軸方向内側に位置してもよい。繊維束層は、中間層の内部であって、中間層の端部近傍に接着剤層を有してもよい。
【0008】
本開示は上記課題を解決するための一つの態様として、内部に気体を充填することが可能なタンク本体部を備えたタンクの製造方法であって、中空円筒状を有するライナの外側の面を覆う繊維束層を配置するタンク本体部作製工程を備え、繊維束層は内層、外層、及び内層と外層との間に配置される中間層とを有し、タンク本体部作製工程は、ライナの外側の面に内層を配置する内層配置工程と、内層の外側の面に中間層を配置する中間層配置工程と、中間層の端部が繊維束層の端部よりも軸方向内側に位置するように中間層を切断する切断工程と、内層及び中間層の外側の面に外層を配置する外層配置工程と、を備える、タンクの製造方法を提供する。
【0009】
上記製造方法は、タンク本体部作製工程後、タンク本体部の小径端部に口金を配置する口金配置工程を備えてもよい。この場合、切断工程において、中間層の端部が口金よりも軸方向内側に位置するように中間層を切断してもよい。
【0010】
タンク本体部作製工程は、中間層配置工程と切断工程との間に接着剤層配置工程を備えてもよい。この場合、接着剤層配置工程は、中間層の内部であって、切断工程において切断される中間層の切断位置よりも軸方向内側、かつ切断位置近傍に接着剤層を形成してもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

トヨタ自動車株式会社
寝具
10日前
トヨタ自動車株式会社
車両
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両
4日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2日前
トヨタ自動車株式会社
方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
サーバ
2日前
トヨタ自動車株式会社
サーバ
3日前
トヨタ自動車株式会社
車載機
10日前
トヨタ自動車株式会社
ドリル
4日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
3日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
10日前
トヨタ自動車株式会社
移動体
9日前
トヨタ自動車株式会社
自動車
9日前
トヨタ自動車株式会社
電極体
9日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
算出装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
評価装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
差動機構
3日前
トヨタ自動車株式会社
搬送装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
算出装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
9日前
トヨタ自動車株式会社
冷却装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
回転電機
4日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
3日前
トヨタ自動車株式会社
固体電池
3日前
トヨタ自動車株式会社
携帯端末
3日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
3日前
トヨタ自動車株式会社
分析装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
逆浸透膜
9日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
3日前
トヨタ自動車株式会社
推定装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
管理装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
端末装置
16日前
続きを見る