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公開番号2024093762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210328
出願日2022-12-27
発明の名称防振構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E02D 31/08 20060101AFI20240702BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】コストを上昇させることなく、コンクリート床版の外側の地盤へ伝播する振動を低減させることができる防振構造を提供する。
【解決手段】防振構造10は、周囲の表層地盤52と縁切して配置されたコンクリート床版14と、平面視にて格子点状に複数配置されて支持地盤51まで打ち込まれ、表層地盤52と非接触状態でコンクリート床版14を支持する杭16と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
周囲の構造躯体と縁切して配置されたコンクリート床版と、
平面視にて格子点状に複数配置されて支持地盤まで打ち込まれ、表層地盤と非接触状態で前記コンクリート床版を支持する支持部材と、
を有する防振構造。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
周囲の構造躯体と縁切して配置されたコンクリート床版と、
平面視にて所定の間隔を空けて複数対向配置され支持地盤に支持されて、表層地盤と非接触状態で前記コンクリート床版を支持する地下連続壁と、
を有する防振構造。
【請求項3】
受振点の方向に沿って最も近い2つの前記支持部材の中心点間の距離をd[m]としたとき、一方の前記支持部材の位置で発生した波動が他方の前記支持部材の位置に進む間に、前記波動の位相のずれがπ以下となるように、前記距離dが設定されている、請求項1に記載の防振構造。
【請求項4】
受振点の方向に沿って最も近い2つの前記支持部材の中心点間の距離をd[m]とし、前記受振点の方向に前記支持部材をn列で配置し、振動を低減したい波動の波長をλとしたとき、
d[m]×n=λ[m]
を満たすように、前記支持部材が配置されている、請求項1に記載の防振構造。
【請求項5】
前記コンクリート床版が、互いに縁切りして複数に配置され、
鉛直方向の加振に対応して、それぞれ前記コンクリート床版の中心振動数fが異なる値に設定されている、請求項1又は請求項2に記載の防振構造。
【請求項6】
面外方向が振動低減させる周辺地盤となるように前記地下連続壁を配置した、請求項2に記載の防振構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防振構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、周囲に伝播する振動を低減させるための防振構造が提案されている。
【0003】
下記特許文献1に記載の防振構造は、上側地盤の下方に下側地盤がある地盤に埋設され下側地盤に支持されて地盤の上方へ延びる複数の抗体と、地盤の上方に隙間を空けて配置されると共に複数の抗体に支持された基礎部と、抗体と上側地盤との摩擦を低減させる摩擦低減材と、を備えている。摩擦低減材は、例えば、杭体における上側地盤に埋設されている部分の周囲に塗布されたアスファルトである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-101067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の防振構造では、抗体と上側地盤との摩擦を低減させる摩擦低減材を設けることが必須であるため、施工に手間がかかり、コストが上昇する。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、コストを上昇させることなく、コンクリート床版の外側の地盤へ伝播する振動を低減させることができる防振構造を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様に記載の防振構造は、周囲の構造躯体と縁切して配置されたコンクリート床版と、平面視にて格子点状に複数配置されて支持地盤まで打ち込まれ、表層地盤と非接触状態で前記コンクリート床版を支持する支持部材と、を有する。
【0008】
第1態様に記載の防振構造によれば、格子点状に配置された複数の支持部材は、コンクリート床版をタテノリ加振させたとき(鉛直方向に加振させたとき)、地盤を加振させる複数の加振点となる。各支持部材は所定の距離離れているので、各支持部材で発生した波動に位相差を生じる。このように波動に位相差を生じさせることで、コンクリート床版から外側へ伝播する波動が互いに干渉して振動を打ち消し合い、コンクリート床版の外側の地盤へ伝播する振動を低減させることができる。
【0009】
第2態様に記載の防振構造は、周囲の構造躯体と縁切して配置されたコンクリート床版と、平面視にて所定の間隔を空けて複数対向配置され支持地盤に支持されて、表層地盤と非接触状態で前記コンクリート床版を支持する地下連続壁と、を有する。
【0010】
第2態様に記載の防振構造によれば、所定の間隔を空けて複数対向配置され地下連続壁は、コンクリート床版をタテノリ加振させたとき(鉛直方向に加振させたとき)、地盤を加振させる複数の加振点となる。各地下連続壁は所定の距離離れているので、各地下連続壁で発生した波動に位相差を生じる。このように波動に位相差を生じさせることで、コンクリート床版から外側へ伝播する波動が互いに干渉して振動を打ち消し合い、コンクリート床版の外側の地盤へ伝播する振動を低減させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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