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公開番号2024093153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209347
出願日2022-12-27
発明の名称通信制御装置および通信システム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04L 69/28 20220101AFI20240702BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信デバイスの通信ラインに接続された別の通信デバイスにおける通信処理が阻害されることを抑制することができる通信制御装置および通信システムを提供する。
【解決手段】実施形態に係る通信制御装置は、複数の通信モードでそれぞれが通信可能な複数の通信デバイスを制御するコントローラを備える。コントローラは、通信デバイスが起動する際に、通信デバイスの通信モードが、通信デバイスと通信する他の通信デバイスの通信モードとは異なる通信モードの状態で起動させる。コントローラは、通信デバイスの起動後に、通信デバイスの通信モードを他の通信デバイスの通信モードと同じ通信モードに切り替える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の通信モードでそれぞれが通信可能な複数の通信デバイスを制御するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記通信デバイスが起動する際に、前記通信デバイスの通信モードが、前記通信デバイスと通信する他の通信デバイスの通信モードとは異なる通信モードの状態で起動させ、
前記通信デバイスの起動後に、前記通信デバイスの通信モードを前記他の通信デバイスの通信モードと同じ通信モードに切り替える、
通信制御装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記通信デバイスの通信モードを前記他の通信デバイスの通信モードと同じ通信モードに切り替える前に、前記通信デバイスと前記他の通信デバイスとのバックチャンネル通信を無効化する、
請求項1に記載の通信制御装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記通信デバイスとの通信ラインに接続された別の通信デバイスに対する初期設定処理が完了した後に、前記通信デバイスの通信モードを前記他の通信デバイスの通信モードと同じ通信モードに切り替える、
請求項1に記載の通信制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記他の通信デバイスの起動後に生じる、前記通信デバイスと前記他の通信デバイスとのバックチャンネル通信の無効期間が経過した後に、前記通信デバイスの通信モードを前記他の通信デバイスの通信モードと同じ通信モードに切り替える、
請求項1に記載の通信制御装置。
【請求項5】
前記通信モードは、
GMSL(Gigabit Multimedia Serial Link)の通信方式を用いた通信モードを含む、
請求項1に記載の通信制御装置。
【請求項6】
複数の通信モードで通信可能な通信デバイスと、
前記通信デバイスとは異なる他の通信デバイスであって、複数の通信モードで通信可能な他の通信デバイスと、
前記通信デバイスおよび前記他の通信デバイスを制御するコントローラと
を備え、
前記コントローラは、
前記通信デバイスが起動する際に、前記通信デバイスの通信モードが、前記通信デバイスと通信する他の通信デバイスの通信モードとは異なる通信モードの状態で起動させ、
前記通信デバイスの起動後に、前記通信デバイスの通信モードを前記他の通信デバイスの通信モードと同じ通信モードに切り替える、
通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信制御装置および通信システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の通信デバイス間でデータ通信を行う通信制御装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、それぞれが通信デバイスとして機能する第1のCPU(Central Processing Unit)と第2のCPUとを備えたデータ処理装置が記載されている。かかる第1のCPUと第2のCPUとは、インターフェイスIC(Integrated Circuit)などを介してデータ通信を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-197370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように複数の通信デバイス間で相互にデータ通信を行う構成において、通信デバイスが複数の通信モードで通信可能に構成される場合がある。かかる場合、複数の通信デバイスにおいて、複数の通信モードのうち一つの通信モードが設定されると、通信デバイスと他の通信デバイスとは、設定された通信モードで通信を行う。
【0005】
ところで、上記した通信デバイスと、通信デバイス等を制御するマイコンとの間の通信ラインには、別の通信デバイスが接続される場合がある。マイコンは、別の通信デバイスに通信ラインを介して初期設定信号などを送信する。
【0006】
しかしながら、通信デバイスと他の通信デバイスとが、設定された通信モードで通信を行う際に、通信デバイスから他の通信デバイスへ向けて行われるバックチャンネル通信が有効になっている。そのため、別の通信デバイスに対する初期設定信号が通信デバイスからバックチャンネル通信にも送信される。初期設定信号がバックチャンネル通信に送信されると、通信デバイスの設定によっては、通信ラインにおいて、マイコンと通信デバイスとの通信がマイコンと別の通信デバイスとの通信より優先されることがある。この場合、マイコンは、別の通信デバイスからの初期設定信号に対する応答信号を受信することができない。従って、マイコンの別の通信デバイスに対する通信処理は、タイムアウトで終了してしまう。このように、従来技術においては、通信デバイスの通信ラインに接続された別の通信デバイスにおける通信処理が阻害されるおそれがあった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通信デバイスの通信ラインに接続された別の通信デバイスにおける通信処理が阻害されることを抑制することができる通信制御装置および通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の通信モードでそれぞれが通信可能な複数の通信デバイスを制御するコントローラを備える。前記コントローラは、前記通信デバイスが起動する際に、前記通信デバイスの通信モードが、前記通信デバイスと通信する他の通信デバイスの通信モードとは異なる通信モードの状態で起動させる。コントローラは、前記通信デバイスの起動後に、前記通信デバイスの通信モードを前記他の通信デバイスの通信モードと同じ通信モードに切り替える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、通信デバイスの通信ラインに接続された別の通信デバイスにおける通信処理が阻害されることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。
図2は、シリアライザにおけるバックチャンネル通信の無効期間を説明する図である。
図3は、実施形態に係る処理装置等の構成を説明するための図である。
図4は、実施形態に係る処理装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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