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公開番号2024093091
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209240
出願日2022-12-27
発明の名称組成物
出願人サンスター株式会社
代理人個人,個人
主分類A23L 33/10 20160101AFI20240702BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】使用者のストレスを緩和しながら、咀嚼筋に効率的に負荷を与えることができる組成物を提供する。
【解決手段】本発明の組成物10は、咀嚼破断方向Xの上方に向かって先細形状を有する立体構造として半球状の凸状部材11が、咀嚼破断方向Xに対し垂直な平面方向において、複数連結された構造を有しており、該連結された部分において、凹領域14が形成されている。組成物10は、凹領域14及び凸状部材11の頭頂部Qを含む凸領域15により、咀嚼破断方向Xに対し垂直な平面方向に対して、咀嚼破断方向における破断荷重が異なる領域が3か所以上形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
咀嚼破断方向に対し垂直な平面方向において、前記咀嚼破断方向における破断荷重が異なる領域が3か所以上形成されている組成物。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記破断荷重が異なる領域における最小破断荷重と最大破断荷重との比は、1:1.1~2である請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記破断荷重が異なる領域は、厚みの異なる凹領域と凸領域とを含み、前記凸領域は2か所以上形成されている請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記咀嚼破断方向の少なくともいずれか一方に向かって先細形状を有する立体構造が、前記咀嚼破断方向に対し垂直な平面方向において、複数連結された構造を有しており、該連結された部分において、前記凹領域が形成されている請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記凹領域における厚みと、前記凸領域における厚みの比は、1:1.1~4である請求項3又は4に記載の組成物。
【請求項6】
口腔機能の向上又は維持のために用いられる請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記組成物は、グミ組成物である請求項1又は6に記載の組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば口腔機能の向上又は維持のために用いられる組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
咀嚼とは、嚥下に適した性状に調整するために食物をかみ砕き、唾液と混ぜ合わせる栄養摂取行動の一部である。食物を小さな食片に粉砕することで、消化酵素が作用する表面積が増加するため、食物をよく咀嚼することは消化吸収を助ける。
【0003】
近年、加齢とともに咀嚼機能が低下し、摂取可能な食品が減少することで栄養不足を招き、それが筋力の低下、ひいては全身の運動機能の低下につながるおそれがあるとされている。また、若年層においても、近年の柔らかい食べ物への嗜好により、健全な成育への影響が問題視されている。そのため、咀嚼機能を維持、又は向上させることの重要性が認識され始めている。例えば、非特許文献1には、さきいか、たくあんを噛むことのできる咀嚼能力を有した高齢者は、そうでない高齢者と比べて健康余命が有意に長いことが示されている。また、咀嚼能力の維持又は向上は多様な食品の摂取、ひいては多様な栄養の摂取に繋がり健康余命の延伸に寄与することが示唆されている。
【0004】
従来より、特許文献1に開示されるように、咀嚼力を向上又は維持させるための弾性組成物が知られている。かかる弾性組成物は、所定の形状及び大きさを有し、所定の破断荷重等の構成を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6760779号公報
【非特許文献】
【0006】
日補綴会誌 Ann Jpn Prosthodont Soc 4:380-387,2012
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、咀嚼力の維持又は改善のために、非常に硬いものを咀嚼させたり、ガムのようなものを用いて長時間咀嚼させる等の方法では、使用者にとって負担が大きく継続することが困難であった。使用者のストレスを緩和しながら、咀嚼筋に効率的に負荷を与えることができる組成物が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、所定の構造を有する組成物が使用者のストレスを緩和しながら、咀嚼筋に効率的に負荷を与えることができることを見出したことに基づく発明である。
上記課題を解決する各態様を記載する。
【0009】
態様1の組成物は、咀嚼破断方向に対し垂直な平面方向において、前記咀嚼破断方向における破断荷重が異なる領域が3か所以上形成されていることを特徴とする。
態様2は、態様1に記載の組成物において、前記破断荷重が異なる領域における最小破断荷重と最大破断荷重との比は、1:1.1~2である。
【0010】
態様3は、態様1又は2に記載の組成物において、前記破断荷重が異なる領域は、厚みの異なる凹領域と凸領域とを含み、前記凸領域は2か所以上形成されている。
態様4は、態様3に記載の組成物において、前記咀嚼破断方向の少なくともいずれか一方に向かって先細形状を有する立体構造が、前記咀嚼破断方向に対し垂直な平面方向において、複数連結された構造を有しており、該連結された部分において、前記凹領域が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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