TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024092536
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208550
出願日2022-12-26
発明の名称タオル織物、及び真空パッキングタオル
出願人田中産業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類D03D 27/00 20060101AFI20240701BHJP(織成)
要約【課題】本発明の目的は、良好な吸水性と優れた速乾性を合わせ持ち、かつふんわり感を向上させたタオル織物、及び当該タオル織物が、圧縮袋内に圧縮状態で封入されている真空パッキングタオルを提供することである。
【解決手段】本発明のタオルは、経地糸、緯地糸、及びパイル糸で構成されており、前記経地糸、前記緯地糸、及び前記パイル糸は、それぞれ、ポリエステル短繊維を65質量%以上含む紡績糸である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
経地糸、緯地糸、及びパイル糸で構成されるタオル織物であって、
前記経地糸、前記緯地糸、及び前記パイル糸は、ポリエステル短繊維を65質量%以上含む紡績糸である、タオル織物。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記経地糸及び前記緯地糸は、ポリエステル短繊維を65質量%以上含み、かつ綿を35質量%以下で含む混紡糸である、請求項1に記載のタオル織物。
【請求項3】
前記経地糸及び前記緯地糸は、ポリエステル短繊維の紡績糸である、請求項1に記載のタオル織物。
【請求項4】
前記パイル糸は、ポリエステル短繊維を65質量%以上含み、かつ綿を35質量%以下で含む混紡糸である、請求項1に記載のタオル織物。
【請求項5】
前記パイル糸は、ポリエステル短繊維の紡績糸である、請求項1に記載のタオル織物。
【請求項6】
前記ポリエステル短繊維は、ポリエチレンテレフタレート短繊維である、請求項1に記載のタオル織物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載のタオル織物が、圧縮袋内に圧縮状態で封入されている真空パッキングタオル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、良好な吸水性と優れた速乾性を合わせ持ち、かつふんわり感を向上させたタオル織物、及び当該タオル織物が、圧縮袋内に圧縮状態で封入されている真空パッキングタオルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般的な綿タオルは、吸水性が高く、身体及び髪などについた水分の拭き取り性に優れるという長所があるが、その反面、優れた吸水性のために洗濯時に多くの水分を含み、水切りが悪くなり、その結果、乾燥時間が長くなり、速乾性に劣るという短所も併せ持つ。そのため、家庭での洗濯のみならず、病院、介護施設、ホテル等の業務用途での洗濯においても、長い乾燥時間と多大な消費電力を必要とするという問題がある。
【0003】
この問題を解決するために、例えば、特許文献1では、パイル糸として、非捲縮性のポリエステル系マルチフィラメント糸と植物性繊維との精紡合撚糸を用いたタオル地が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-50462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載のタオル地は、速乾性について十分満足できるものではなく、また、ふんわり感についても改善の余地があった。
【0006】
本発明の目的は、良好な吸水性と優れた速乾性を合わせ持ち、かつふんわり感を向上させたタオル織物、及び当該タオル織物が、圧縮袋内に圧縮状態で封入されている真空パッキングタオルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、タオル織物を構成する経地糸、緯地糸、及びパイル糸として、ポリエステル短繊維を65質量%以上含む紡績糸を用いることにより、良好な吸水性と優れた速乾性を合わせ持ち、かつふんわり感を向上させたタオル織物が得られることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0008】
即ち、本発明は、以下に掲げる態様の発明を提供する。
項1.経地糸、緯地糸、及びパイル糸で構成されるタオル織物であって、
前記経地糸、前記緯地糸、及び前記パイル糸は、ポリエステル短繊維を65質量%以上含む紡績糸である、タオル織物。
項2.前記経地糸及び前記緯地糸は、ポリエステル短繊維を65質量%以上含み、かつ綿を35質量%以下で含む混紡糸である、項1に記載のタオル織物。
項3.前記経地糸及び前記緯地糸は、ポリエステル短繊維の紡績糸である、項1に記載のタオル織物。
項4.前記パイル糸は、ポリエステル短繊維を65質量%以上含み、かつ綿を35質量%以下で含む混紡糸である、項1~3のいずれかに記載のタオル織物。
項5.前記パイル糸は、ポリエステル短繊維の紡績糸である、項1~3のいずれかに記載のタオル織物。
項6.前記ポリエステル短繊維は、ポリエチレンテレフタレート短繊維である、項1~5のいずれかに記載のタオル織物。
項7.項1~6のいずれかに記載のタオル織物が、圧縮袋内に圧縮状態で封入されている真空パッキングタオル。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、タオル織物を構成する経地糸、緯地糸、及びパイル糸として、それぞれポリエステル短繊維を65質量%以上含む紡績糸を用いることにより、良好な吸水性と優れた速乾性を合わせ持ち、かつふんわり感を向上させたタオル織物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.タオル織物
本発明のタオル織物は、経地糸、緯地糸、及びパイル糸で構成され、前記経地糸、前記緯地糸、及び前記パイル糸は、それぞれポリエステル短繊維を65質量%以上含む紡績糸であることを特徴とする。以下、本発明のタオル織物について詳述する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東レ株式会社
織物および被服
3か月前
株式会社ツイン
タオル織物
5日前
東レ・デュポン株式会社
伸縮性織物
2か月前
合同会社サンパテック
絹の混織物
3か月前
株式会社豊田自動織機
織機の糸検出装置
2か月前
津田駒工業株式会社
空気噴射式織機における主軸の駆動制御方法
2か月前
株式会社豊田自動織機
繊維構造体及び繊維強化複合材
2か月前
トヨタ紡織株式会社
表皮材及び表皮材の製造方法
2か月前
株式会社豊田自動織機
エアジェット織機における情報表示装置
14日前
株式会社豊田自動織機
エアジェット織機における緯糸張力付与装置
26日前
株式会社村田製作所
織物および繊維製品
4か月前
伊澤タオル株式会社
タオル生地及びその製造方法
1か月前
株式会社カイタックホールディングス
ストレッチ・ガーゼタオル及びその製造方法
1か月前
ストーブリ・リヨン
織機用の綜絖およびそのような綜絖を備える織機
3か月前
倉敷紡績株式会社
清涼性生地及びこれを用いた清涼性衣料
2か月前
倉敷紡績株式会社
通気性ストレッチ織物生地及びこれを含む衣服
2か月前
富喬工業股分有限公司
ガラスクロス、表面処理ガラスクロス、プレプレグ及びプリント基板
14日前
株式会社NBCメッシュテック
織物、発光装置および織物の製造方法
2か月前
愛媛県
パイル織物の重量適否判定装置
3か月前
旭化成株式会社
ガラスクロスの製造方法及びガラス糸
3か月前
ストブリ ファベルジュ
綜絖枠とレバーの間のフック装置、及びそのような装置を潤滑化する方法
19日前
イテマ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
グリッパ駆動系用の診断装置を備えたグリッパ織機
13日前
イテマ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
グリッパ制御ストラップの前部の摩耗監視装置を備えるグリッパ織機
19日前
ヘーベルライン・テクノロジー・アクチェンゲゼルシャフト
織物機械のためのノズルシステム、迅速固定システムのためのねじシステムおよびノズルシステムを有する織物機械
2か月前
合肥工業大学
マウス腸管オルガノイドを腸内分泌細胞に指向性分化するように誘導する培地及びその使用
12日前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物及び酸拡散制御剤
3か月前
ノバルティス アーゲー
組み合わせ療法
1か月前
ザ スクリプス リサーチ インスティテュート
多能性細胞の誘導法
2か月前
能美防災株式会社
泡原液槽
3か月前
リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ ミネソタ
中枢神経系への治療的送達のためのアデノ随伴
2か月前