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公開番号
2024136879
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023048174
出願日
2023-03-24
発明の名称
通気性ストレッチ織物生地及びこれを含む衣服
出願人
倉敷紡績株式会社
代理人
弁理士法人池内アンドパートナーズ
主分類
D03D
15/56 20210101AFI20240927BHJP(織成)
要約
【課題】夏物衣類に好適な伸縮性及び通気性を有する通気性ストレッチ織物生地及びこれを含む衣服を提供する。
【解決手段】経糸2がコットンとポリエステル短繊維の混紡糸であり、緯糸3がポリエステルマルチフィラメント伸縮糸であり、織物組織において、経糸2が1列又は2列の3本が連続して浮いている部分と、緯糸3が1列の3本又は4本が連続して沈んでいる部分があり、前記浮いた部分の経糸と沈んだ部分の緯糸は中央で交差している通気性ストレッチ織物生地1である。経糸が1列又は2列の3本が連続して浮いている部分と、緯糸が1列の3本又は4本が連続して沈んでいる略十文字形部分が形成4され、略十文字形部分4では伸縮糸が交錯していないため、伸縮性を発揮する。また、略十文字形部分4の内部及び境界部には隙間が形成され、通気性を発揮する。本発明の衣服は、前記の通気性ストレッチ織物生地を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
経糸がコットンとポリエステル短繊維の混紡糸であり、
緯糸がポリエステルマルチフィラメント伸縮糸であり、
織物組織において、経糸が1列又は2列の3本が連続して浮いている部分と、緯糸が1列の3本又は4本が連続して沈んでいる部分があり、前記浮いた部分の経糸と沈んだ部分の緯糸は中央で交差していることを特徴とする通気性ストレッチ織物生地。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記生地のJIS L1096:2010 B法(定荷重法)法、伸び率が8~30%である請求項1に記載の通気性ストレッチ織物生地。
【請求項3】
前記生地のJIS L1096:2010 A法(フラジール法)法の測定による通気性が30~80cm
3
/cm
2
・Sである請求項1に記載の通気性ストレッチ織物生地。
【請求項4】
前記生地の単位面積当たりの質量(目付)は80~200g/m
2
である請求項1に記載の通気性ストレッチ織物生地。
【請求項5】
前記経糸及び緯糸から選ばれる少なくとも一方の糸の10~100本に1本の割合で制電糸が配置されている請求項1に記載の通気性ストレッチ織物生地。
【請求項6】
前記生地の織物組織は、経糸が1列の3本が連続して浮いている部分と、緯糸が1列の3本が連続して沈んでいる部分があり、前記浮いた部分の経糸と沈んだ部分の緯糸は中央で交差しており、表面から見て浮いた部分が十字形であり、
前記十字形の浮いた部分が右上方向に配置されている請求項1に記載の通気性ストレッチ織物生地。
【請求項7】
前記生地の織物組織は、経糸が2列の3本が連続して浮いている部分と、緯糸が1列の4本が連続して沈んでいる部分があり、前記浮いた部分の経糸と沈んだ部分の緯糸は中央で交差しており、表面から見て浮いた部分が経糸2本の十字形であり、
前記経糸2本の十字形の浮いた部分と沈んだ部分は経方向に繰り返されており、前記経糸2本の十字形の隣は平組織が経2列配置されている請求項1に記載の通気性ストレッチ織物生地。
【請求項8】
前記生地は夏物ユニフォーム生地である請求項1に記載の通気性ストレッチ織物生地。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の通気性ストレッチ織物生地を含む衣服。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、夏物衣類に好適な伸縮性及び通気性を有する通気性ストレッチ織物生地及びこれを含む衣服に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、暑い時期に着用する作業服、ユニフォーム、シャツ等は目付(単位面積当たりの質量)が軽く、コットンを含む生地が好まれている。伸縮性を出すには、通常は弾性糸を含ませていた。特許文献1には、経糸又は緯糸の一方に弾性糸を配置して伸縮性織物とすることが提案されている。特許文献2には、経糸に弾性糸を配置し、緯糸に太い糸と細い糸を交互に配置した伸縮性織物が提案されている。特許文献3には、経糸又は緯糸の一方に伸縮糸と非伸縮糸配置し、伸縮糸は通常状態で収縮して非伸縮糸を弛ませ、生地にしわを与えることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-169401号公報
特開2021-025166号公報
特開2009-097107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、前記従来の伸縮性織物は、伸縮性はあるものの、通気性に乏しく、着用感が良くないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するため、夏物衣類に好適な伸縮性及び通気性を有する通気性ストレッチ織物生地及びこれを含む衣服を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、経糸がコットンとポリエステル短繊維の混紡糸であり、緯糸がポリエステルマルチフィラメント伸縮糸であり、織物組織において、経糸が1列又は2列の3本が連続して浮いている部分と、緯糸が1列の3本又は4本が連続して沈んでいる部分があり、前記浮いた部分の経糸と沈んだ部分の緯糸は中央で交差している通気性ストレッチ織物生地である。
【0007】
本発明の衣服は、前記の通気性ストレッチ織物生地を含む衣服である。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、織物組織において、経糸が1列又は2列の3本が連続して浮いている部分と、緯糸が1列の3本又は4本が連続して沈んでいる略十文字形部分が形成され、前記略十文字形部分では伸縮糸が交錯していないため、伸縮性を発揮する。また、前記略十文字形部分の内部及び境界部には隙間が形成され、通気性を発揮する。これにより、夏物衣類に好適な伸縮性及び通気性を有する通気性ストレッチ織物生地及びこれを含む衣服を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は本発明の一実施形態の通気性ストレッチ織物生地の織物組織図である。
図2は本発明の別の実施形態の通気性ストレッチ織物生地の織物組織図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、経糸がコットンとポリエステル短繊維の混紡糸であり、緯糸がポリエステルマルチフィラメント伸縮糸である。弾性糸は使用しない。経糸がコットンとポリエステル短繊維の混紡糸であることにより、コットンは吸水性が高く、ポリエステル短繊維は乾きやすいという利点がある。緯糸がポリエステルマルチフィラメント伸縮糸であること、及び経糸が1列又は2列の3本が連続して浮いている部分と、緯糸が1列の3本又は4本が連続して沈んでいる略十文字形部分が形成され、前記略十文字形部分では伸縮糸が交錯していないことが相俟って、伸縮性を発揮する。また、前記略十文字形部分の内部及び境界部には隙間が形成され、通気性を発揮する。
(【0011】以降は省略されています)
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