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公開番号2024153695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2024113958,2021575421
出願日2024-07-17,2019-06-19
発明の名称織物機械のためのノズルシステム、迅速固定システムのためのねじシステムおよびノズルシステムを有する織物機械
出願人ヘーベルライン・テクノロジー・アクチェンゲゼルシャフト,HEBERLEIN TECHNOLOGY AG
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類D03D 49/00 20060101AFI20241022BHJP(織成)
要約【課題】本発明は、織物機械のためのノズルシステムに関し、迅速に、容易にかつ確実に固定されることができるノズルシステムを提供する。
【解決手段】ノズルシステム(100)は、少なくとも1つのノズル要素(1)と、ノズル要素(1)を織物機械に接続するための接続要素(2)とを備える。接続要素(2)は少なくとも1つの迅速固定システム(3)を備える。迅速固定システム(3)は第1の位置と第2の位置とを備える。第1の位置において、迅速固定システム(3)は、ノズル要素(1)が補助なしで取外し可能であるようにノズル要素(1)が迅速固定システム(3)に固定可能であるように、接続要素(2)に接続される。迅速固定システム(3)は、ノズル要素(1)が第2の位置において据え付けられる態様で接続要素(2)に留められるように設計される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
織物機械のためのノズルシステム(100)であって、
少なくとも1つのノズル要素(1)と、
前記ノズル要素(1)を織物機械に接続するための接続要素(2)と、を備え、
前記接続要素(2)は少なくとも1つの迅速固定システム(3)を備え、前記迅速固定システム(3)は第1の位置と第2の位置とを備え、前記第1の位置において、前記迅速固定システム(3)は、前記ノズル要素(1)を補助装置なしで取り外すことができるように前記ノズル要素(1)が前記迅速固定システム(3)に固定されることができるように、前記接続要素(2)に接続され、前記迅速固定システム(3)は、前記第2の位置において前記ノズル要素(1)が前記接続要素(2)に不動に固定されるように設計されることを特徴とする、ノズルシステム(100)。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記迅速固定システム(3)は、前記接続要素(2)の固定位置において、前記ノズル要素(1)が落下することを防止可能であるように設計されることを特徴とする、請求項1に記載のノズルシステム(100)。
【請求項3】
前記迅速固定システム(3)の前記第1の位置において、前記ノズル要素(1)は第1の位置と第2の位置との間で移動可能であることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載のノズルシステム(100)。
【請求項4】
前記少なくとも1つのノズル要素(1)はアダプタ要素(6)を備え、前記アダプタ要素(6)上には少なくとも1つのノズル(4)が設けられることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載のノズルシステム(100)。
【請求項5】
前記迅速固定システム(3)によって、前記少なくとも1つのノズル(1)は、直接、または、前記アダプタ要素(6)への中間アダプタ要素および/もしくは前記アダプタ要素(6)を介して、前記接続要素(2)に固定されるまたは固定可能であることを特徴とする、請求項4に記載のノズルシステム(100)。
【請求項6】
前記接続要素(2)は空気送達システムを封止するためのシール(90)を備えることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載のノズルシステム(100)。
【請求項7】
前記シール(90)は実質的に円錐形の形状を備え、内面は、特に、前記シール(90)の軸に向かって一定である半径を備えることを特徴とする、請求項6に記載のノズルシステム(100)。
【請求項8】
前記接続要素(2)は、前記迅速固定システム(3)のスリーブ要素(33)を受容するための少なくとも1つの凹部(64)を備えることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載のノズルシステム(100)。
【請求項9】
前記ノズル要素(1)は、前記ノズル(4)を保護するための少なくとも1つの保護要素(5)を備えることを特徴とする、請求項5に記載のノズルシステム(100)。
【請求項10】
前記保護要素(5)は衝撃ケージ(5a,5b)を備えることを特徴とする、請求項9に記載のノズルシステム(100)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、織物機械のためのノズルシステム、迅速固定システムのためのねじシステムおよびノズルシステムを有する織物機械に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
先行技術から様々なノズルシステムが知られている。ノズルシステムは、通常、流体を反らしたり、加速させたり、または精密に印加したりするために用いられる。流体は気体および液体の両方を意味する。ノズルシステムは、とりわけ、織物機械において用いられる。織物機械は、通常、糸を処理するためにいくつかのノズルシステムを備える。ノズルの保守または交換のために、それらは分解される必要がある。これを行うために、ノズルを通常固定するねじは、緩められなければならない。
【0003】
EP 2 420 466は、ノズルがいくつかのねじボルトで据え付けられるこのようなノズルシステムを開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの既知のノズルシステムは、組立ておよび解体が多くのステップ、したがってたくさんの時間を要するという不都合を有する。さらに、ノズルシステムまたはノズルシステムの固定手段が落下することにより損傷し得るというリスクが存在する。
【0005】
先行技術のこれらのおよび他の不都合を改善することが本発明の目的である。特に、迅速に、容易にかつ確実に固定されることができるノズルシステムが提供されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
これらのタスクは、独立請求項に係る、織物機械のためのノズルシステム、迅速固定システムのためのねじシステムおよびノズルシステムを有する織物機械によって解決される。
【0007】
特に、タスクは、織物機械のためのノズルシステムによって解決される。ノズルシステムは、少なくとも1つのノズル要素と、ノズル要素を織物機械に接続するための接続要素とを備える。接続要素は、少なくとも1つの迅速固定システムを備える。迅速固定システムは、第1の位置と第2の位置とを備える。第1の位置において、迅速固定システムは、ノズル要素が補助手段なしで取外し可能であるようにノズル要素が迅速固定システムに取付け可能であるように、接続要素に接続される。迅速固定システムは、第2の位置においてノズル要素が接続要素に不動に取り付けられるように設計される。
【0008】
これは、確実な固定、およびさらには単純で迅速な取外しを可能とする。補助手段なしで取外し可能であるとは、本願においては、ねじを緩めたり、プライヤ、ハンマー、ねじ回しもしくは他の工具を用いたりするなどして、迅速固定システムまたは迅速固定システムの部品を動かす必要なく、ノズル要素を動かして、それを接続要素から取り外すことが可能であるとして定義される。迅速固定システムは、ノズル要素が取り外されたときに、この接続が緩められることがない、および/または、ねじシステムが接続要素から取り外されることができるように、接続要素に据え付けられてもよい。迅速固定システムは、1つ以上の開口部において、据え付けられ得る、好ましくはクランプ留めされ得る。この方
法において、ノズル要素が緩められたときにねじシステムが落下しないことが保証され得る。第1の位置において、ノズル要素は、磁石および/またはばね要素によって維持可能であってもよい。ノズル要素は、2点において第1の位置に保持されてもよく、および/または、1つもしくは2つの場所において第2の位置にクランプ留めされてもよい。
【0009】
織物機械は、一般的に、織物の工業生産のための機械、たとえば紡機、原糸加工機、開口機および延伸機であると理解される。これらの機械にはすべてノズルが備えられる。織物機械は、すべての種類の縫糸、糸、ケーブルまたは類似の材料を処理するために用いられる。これらは、人工繊維(PE、PPなどのプラスチック)でできていてもよい。しかしながら、天然繊維(コットン、ウール、ラフィアなど)または混合繊維からなってもよい。本願において、「糸」という用語は、これらすべてのタイプの材料について用いられる。
【0010】
接続要素は、ノズルシステムを織物機械に固定するための固定要素を備えてもよい。接続要素は、基部要素、特に基板を備えてもよい。接続要素は、糸ガイド要素および/または糸クランプ要素を備えてもよい。糸ガイド要素および/または糸クランプ要素は、基部要素の表面に実質的に垂直に設けられ得る。糸ガイド要素および/または糸クランプ要素は、各々、基部要素の一端に設けられ得る。基部要素および糸ガイド要素は、1つの部品で製造されてもよく、すなわち、特に、1つの材料からの1つの部品としてフライス加工または鋳造されてもよい。好ましくは、ノズル要素は、糸ガイド要素および/または糸クランプ要素の間に設けられる。迅速固定システムは、基部要素の表面上および/または面上に設けられてもよい。しかしながら、迅速固定システムは、糸ガイド要素および/または糸クランプ要素の一部に取り付けられるか、糸ガイド要素および/または糸クランプ要素の一部であることも可能である。接続要素は、空気送達システムを固定するための、固定手段、特にねじ山を備えてもよい。接続要素は、アルミニウム、マグネシウムおよびケイ素の合金を含んでもよい。接続要素は、迅速固定システムを固定するための固定開口部を備えてもよい。設置開口は、ねじ山を備えてもよい。固定開口は、周方向に開いていてもよく、または閉じていてもよい。固定開口が周方向に閉じているとき、ねじ山を切ることによって固定開口の縁においてバリが形成されることはない。
(【0011】以降は省略されています)

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