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公開番号2024092508
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208489
出願日2022-12-26
発明の名称電動油圧式作業機械
出願人コベルコ建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/08 20060101AFI20240701BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】旋回フレームの端部の限られたスペースにおいても、電動モータおよび油圧ポンプをコンパクトに配置することが可能な電動油圧式作業機械を提供する。
【解決手段】旋回フレーム16は、フレーム左端部16Lと、底板160と、前後方向に立設される左壁161とを有する。フレーム左端部16Lと左壁161との間の領域の左右幅は後方に進むにつれて狭く設定されている。バッテリ50は、左壁161の左右内側に配置され、電動モータ53は前記領域の前側部分に配置され、油圧ポンプ54は前記領域の後側部分に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
前後に延びる中心線を有する旋回フレームと、
バッテリユニットと、
前記バッテリユニットから供給される電力で作動する電動モータと、
平面視における左右幅寸法が前記電動モータの前記寸法よりも小さく、前記電動モータの駆動力を受けて作動油を吐出する油圧ポンプと、
を備え、
前記旋回フレームは、左右一方の側端部と、底板と、側方領域の後側部分の左右寸法が前記側方領域の前側部分の前記寸法よりも小さくなるように前記側端部と前記中心線との間で前後方向に立設される縦板とを有し、前記側方領域は平面視において前記縦板と前記側端部との間に形成される領域であり、
前記バッテリユニットは、少なくとも前記縦板の左右内側で前記旋回フレーム上に配置され、
前記電動モータは前記側方領域の前記前側部分に配置され、前記油圧ポンプは前記側方領域の前記後側部分に配置されている、電動油圧式作業機械。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記電動モータは、上面部を有し、
前記バッテリユニットは、前記旋回フレーム上において前記電動モータの前記上面部よりも低い位置に配置される下面部を有する、請求項1に記載の電動油圧式作業機械。
【請求項3】
前記電動モータおよび前記油圧ポンプのうちの少なくとも一方は、前記側方領域から前記中心線側に突出した突出部を有し、
前記縦板は、第1上端部と前記突出部の下方に位置するように前記第1上端部よりも低い位置に配置される第2上端部とを有する、請求項1に記載の電動油圧式作業機械。
【請求項4】
前記縦板の後側部分は、前記縦板の前側部分よりも左右方向において前記中心線から離れた位置に配置され、
前記電動モータは出力軸を有し、前記油圧ポンプは前記出力軸に接続される被接続部を有し、
前記電動モータおよび前記油圧ポンプは、後方に進むにつれて前記出力軸が前記中心線から離れるように、前記側方領域において前後方向に対して傾斜して配置されている、請求項1に記載の電動油圧式作業機械。
【請求項5】
前記電動モータよりも前側で前記電動モータに対向するように配置され、前記油圧ポンプによって吐出された作動油を受け入れるコントロールバルブを更に備える、請求項1に記載の電動油圧式作業機械。
【請求項6】
前記旋回フレームは、前記電動モータよりも前側で前記電動モータに対向するように左右方向に立設される対向縦板を更に有する、請求項1に記載の電動油圧式作業機械。
【請求項7】
前記バッテリユニットの側方であって前記油圧ポンプの上方に配置され、前記油圧ポンプに供給される作動油を貯留する作動油タンクを更に備える、請求項1に記載の電動油圧式作業機械。
【請求項8】
平面視において、前記バッテリユニットの前記左右一方の端部は、前記油圧ポンプに重なるように配置されている、請求項1に記載の電動油圧式作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動油圧式作業機械に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、油圧ショベル等の作業機械として、下部走行体と、下部走行体に旋回可能に支持された旋回フレームを含む上部旋回体と、上部旋回体に搭載された作業装置とを有するものが知られている。
【0003】
上記のような作業機械は、作業装置を動かすために作動油を吐出する油圧ポンプを有する。油圧ポンプは、作業機械に搭載されたエンジンまたは電動モータによって駆動される。特許文献1、2には、上部旋回体の中央部に配置されたバッテリユニット、当該バッテリユニットの側方に配置された電動モータおよび油圧ポンプをそれぞれ有する作業機械が開示されている。これらの技術では、上部旋回体が、旋回フレームの底板上において前後方向に立設される複数の縦板を有する。電動モータおよび油圧ポンプは、一の縦板の左右外側において底板上に前後に並ぶように配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-127751号公報
特開2021-080704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような作業機械では、上部旋回体の剛性、強度を高めるため、あるいは、上部旋回体上に搭載される機器のレイアウトの観点から、縦板が前後方向に対して傾斜して配置される場合がある。また、上部旋回体をコンパクトなものとするために、旋回フレームの横板の外周部を後方に進むにつれて内側に湾曲した形状とする場合がある。このような場合、縦板の左右外側の限られたスペースに電動モータおよび油圧ポンプをそれぞれ配置することが難しいという問題が生じる。
【0006】
本発明は、旋回フレームの端部の限られたスペースにおいても、電動モータおよび油圧ポンプをコンパクトに配置することが可能な電動油圧式作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によって提供されるのは、電動油圧式作業機械である。当該作業機械は、前後に延びる中心線を有する旋回フレームと、バッテリユニットと、前記バッテリユニットから供給される電力で作動する電動モータと、平面視における左右幅寸法が前記電動モータの前記寸法よりも小さく、前記電動モータの駆動力を受けて作動油を吐出する油圧ポンプと、を備える。前記旋回フレームは、左右一方の側端部と、底板と、側方領域の後側部分の左右寸法が前記側方領域の前側部分の前記寸法よりも小さくなるように前記側端部と前記中心線との間で前後方向に立設される縦板とを有し、前記側方領域は平面視において前記縦板と前記側端部との間に形成される領域であり、前記バッテリユニットは、少なくとも前記縦板の左右内側で前記旋回フレーム上に配置され、前記電動モータは前記側方領域の前記前側部分に配置され、前記油圧ポンプは前記側方領域の前記後側部分に配置されている。
【0008】
本構成によれば、縦板の左右外側の側方領域の後側部分が前側部分よりも狭い構成においても、電動モータおよび油圧ポンプの各々の左右幅寸法の大小関係を利用して、電動モータを側方領域の前側部分、油圧ポンプを側方領域の後側部分に配置することで、旋回フレームの端部の限られたスペースにおいても、電動モータおよび油圧ポンプをコンパクトに配置することが可能になる。また、バッテリユニットを旋回フレームの中央部に配置することで、作業機械が傾いた場合などにバッテリユニットへの浸水リスクを低減することができる。
【0009】
また、バッテリユニットの下方に電動モータおよび油圧ポンプを配置するための空間を設ける必要がないため、バッテリの容量を確保するために、その上下方向の寸法を大きくすることも可能になる。
【0010】
上記の構成において、前記電動モータは、上面部を有し、前記バッテリユニットは、前記旋回フレーム上において前記電動モータの前記上面部よりも低い位置に配置される下面部を有するものでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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