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公開番号2024090616
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206608
出願日2022-12-23
発明の名称塗布容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 47/42 20060101AFI20240627BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】塗布栓の先端部の押し付け時の刺激の緩和しつつ、確実に塗布操作が行われている感覚を得ることができる塗布容器を提供する。
【解決手段】塗布容器1は、計量室4aを形成するとともに、上端部に計量室4aに連通する吐出孔4bが形成された計量筒部材4と、計量筒部材4の内側に設けられるとともに、先端部5aが吐出孔4bから計量筒部材4の外部に突出した塗布栓5と、計量筒部材4の外側に設けられるとともに、塗布栓5の先端部5aと共に被塗布部に押し付けられるガイド部材6と、を備え、ガイド部材6は、装着リング61と当接リング60とを容器軸O回りの周方向に間欠的に連結するとともに、当接リング60を下方に弾性変位自在に支持する複数の弾性片62を備え、複数の弾性片62は、容器軸Oに沿う縦断面視で、容器軸Oと交差する径方向外側に向けて膨出するように湾曲している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被塗布部に塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、
前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、上端部に前記計量室に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、
前記計量筒部材の内側に設けられるとともに、先端部が前記吐出孔から前記計量筒部材の外部に突出した塗布栓と、
前記計量筒部材の外側に設けられるとともに、前記塗布栓の先端部と共に前記被塗布部に押し付けられるガイド部材と、を備え、
前記塗布栓は、
前記吐出孔と前記計量室との連通を遮断し、かつ前記計量室と前記連通孔とを連通させる計量位置と、
前記計量位置よりも下方に位置するとともに、前記計量室と前記連通孔との連通を遮断し、かつ前記吐出孔と前記計量室とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に設けられ、
前記ガイド部材は、
前記塗布位置に位置する前記塗布栓よりも上方に位置する当接リングと、
前記当接リングよりも下方に位置するとともに、前記計量筒部材の外側に装着される装着リングと、
前記装着リングと前記当接リングとを容器軸回りの周方向に間欠的に連結するとともに、前記当接リングを下方に弾性変位自在に支持する複数の弾性片と、を備え、
前記複数の弾性片は、容器軸に沿う縦断面視で、容器軸と交差する径方向外側に向けて膨出するように湾曲している、
塗布容器。
続きを表示(約 64 文字)【請求項2】
前記当接リングの内側に、前記塗布栓の先端部が配置されている、
請求項1に記載の塗布容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗布容器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、内容物を計量して塗布する塗布容器として、例えば下記特許文献1に示されるように、内容物が収容される有底筒状の容器本体と、容器本体の口部に装着され、容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、中栓部材との間に、連通孔を通じて容器本体内に連通する計量室を形成すると共に、計量室に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、計量室内に設けられ、その先端部が吐出孔から計量室の外部に突出した塗布栓と、を備えた塗布容器が知られている。
【0003】
塗布栓は、吐出孔と計量室内との連通を遮断し、且つ計量室内と連通孔との連通を許容する計量位置と、計量位置よりも容器本体の底部側に位置すると共に、計量室内と連通孔との連通を遮断し、且つ吐出孔と計量室内との連通を許容する塗布位置と、の間を容器軸方向に移動可能に配設されている。
【0004】
上記塗布容器において内容物を被塗布部に塗布する場合には、塗布栓が計量位置に位置した状態で塗布容器の姿勢を変化させて計量室内に内容物を流入させる。続いて、塗布栓の先端部を被塗布部に対して押し付け、塗布栓を塗布位置に移動させる。これにより、塗布栓の先端部を被塗布部に対して押し付けながら、計量した内容物を被塗布部に対して塗布することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7080156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、前記従来の塗布容器では、塗布栓の先端部の押し付け時の刺激の緩和と、確実に塗布操作が行われている感覚を得ることについての要望がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、塗布栓の先端部の押し付け時の刺激の緩和しつつ、確実に塗布操作が行われている感覚を得ることができる塗布容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明に係る塗布容器は、被塗布部に塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、前記中栓部材との間に、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する計量室を形成するとともに、上端部に前記計量室に連通する吐出孔が形成された計量筒部材と、前記計量筒部材の内側に設けられるとともに、先端部が前記吐出孔から前記計量筒部材の外部に突出した塗布栓と、前記計量筒部材の外側に設けられるとともに、前記塗布栓の先端部と共に前記被塗布部に押し付けられるガイド部材と、を備え、前記塗布栓は、前記吐出孔と前記計量室との連通を遮断し、かつ前記計量室と前記連通孔とを連通させる計量位置と、前記計量位置よりも下方に位置するとともに、前記計量室と前記連通孔との連通を遮断し、かつ前記吐出孔と前記計量室とを連通させる塗布位置と、の間を容器軸方向に移動自在に設けられ、前記ガイド部材は、前記塗布位置に位置する前記塗布栓よりも上方に位置する当接リングと、前記当接リングよりも下方に位置するとともに、前記計量筒部材の外側に装着される装着リングと、前記装着リングと前記当接リングとを容器軸回りの周方向に間欠的に連結するとともに、前記当接リングを下方に弾性変位自在に支持する複数の弾性片と、を備え、前記複数の弾性片は、容器軸に沿う縦断面視で、容器軸と交差する径方向外側に向けて膨出するように湾曲している。
【0009】
本発明に係る塗布容器によれば、塗布栓の先端部を被塗布部に対して押し付ける際に、計量筒部材の外側に装着されたガイド部材の当接リングが被塗布部に押し付けられる。当接リングは、複数の弾性片によって弾性変位自在に支持されており、複数の弾性片の弾性変形による反力により適度な抵抗が生じ、使用者に確実な塗布操作感を与えることができる。これにより、使用者は塗布位置を精度よく認識でき、塗布位置の調整も可能となる。また、塗布栓の先端部に加えて当接リングが被塗布部に押し付けられることで、被塗布部との接触面積が増加し、塗布栓の先端部の押し付け時の刺激を緩和することができる。さらに、複数の弾性片は、容器軸に沿う縦断面視で、容器軸と交差する径方向外側に向けて膨出するように湾曲しているため、当接リングを弾性変位させる際、押し潰されるような屈曲変形が生じ難くなる。これにより、例えば、複数の弾性片が髪の毛などを挟み込んでしまうことを抑制できる。
【0010】
(2)前記当接リングの内側に、前記塗布栓の先端部が配置されていても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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