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公開番号2024090456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206382
出願日2022-12-23
発明の名称プロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 21/00 20060101AFI20240627BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】単板式のプロジェクターにおいて、装置の大型化を抑える。
【解決手段】本発明のプロジェクターは、第1光を射出する第1発光素子と、第1光を第2光に変換する波長変換素子と、を含む第1光源装置と、第3光を射出する第2発光素子を含む第2光源装置と、第3光を反射し、波長変換素子に入射させる第1光学素子と、入射する光を画像情報に基づいて変調する光変調装置と、光変調装置から射出された画像光を投射する投射光学装置と、を備える。第1光は波長変換素子に入射し、第2光は第1光及び第3光とは異なる波長を有する。波長変換素子は、入射する第3光を第1光及び第3光とは異なる波長を有する第4光に変換する。波長変換素子から射出された第1光、第2光及び第4光は、光変調装置に入射する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1光を射出する第1発光素子と、前記第1光を第2光に変換する波長変換素子と、を含む第1光源装置と、
第3光を射出する第2発光素子を含む第2光源装置と、
前記第3光を反射し、前記波長変換素子に入射させる第1光学素子と、
入射する光を画像情報に基づいて変調する光変調装置と、
前記光変調装置から射出された画像光を投射する投射光学装置と、
を備え、
前記第1光は前記波長変換素子に入射し、
前記第2光は前記第1光及び前記第3光とは異なる波長を有し、
前記波長変換素子は入射する前記第3光を前記第1光及び前記第3光とは異なる波長を有する第4光に変換し、
前記波長変換素子から射出された前記第1光、前記第2光及び前記第4光は前記光変調装置に入射する、
プロジェクター。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1発光素子は前記波長変換素子の一方の面に前記第1光を照射し、
前記波長変換素子は前記第1光を透過し、
前記第1光源装置は前記第1光及び前記第2光を射出し、
前記第1光学素子は前記波長変換素子の前記一方の面とは反対側の他方の面に前記第3光を照射し、
前記第3光の中心波長は前記第1光の中心波長よりも短い、
請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項3】
前記第1光学素子は誘電体多層膜を有し、
前記誘電体多層膜は前記第3光を反射し、前記第1光、前記第2光及び前記第4光を透過する、
請求項1又は2に記載のプロジェクター。
【請求項4】
前記第1光源装置における前記第1光の光軸に沿って見たときに、前記第1光源装置から射出される光束の幅は前記第1光学素子の幅よりも広い、
請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項5】
前記第1光源装置と前記第1光学素子との間の前記第1光及び前記第3光の光路上に配置されている第1集光光学系と、
前記第2光源装置と前記第1光学素子との間の前記第3光の光路上に配置されている第2集光光学系と、
を備え、
前記第1発光素子の第1発光面の第1方向の大きさをM1、前記第1発光面の前記第1方向に直交する第2方向の大きさをN1、前記第1集光光学系の焦点距離をf1とし、
前記第2発光素子の第2発光面の第3方向の大きさをM2、前記第2発光面の前記第3方向に直交する第2方向の大きさをN2、前記第2集光光学系の焦点距離をf2とすると、下記の(1),(2)の式を満たす、
(M1/f1)>(M2/f2)・・・(1)
(N1/f1)>(N2/f2)・・・(2)
請求項1又は2に記載のプロジェクター。
【請求項6】
前記第1集光光学系は少なくとも2枚の正のパワーを有するレンズを備える、
請求項5に記載のプロジェクター。
【請求項7】
前記第1光学素子は偏光分離膜を備え、
前記偏光分離膜は、前記第1光、前記第2光及び前記第4光の各々の第1振動方向の偏光成分を透過し、前記第1振動方向と直交する第2振動方向の偏光成分を反射し、
前記第1光学素子によって反射された前記第2振動方向の偏光成分を有する光を反射し、前記第3光を透過させる第2光学素子と、
位相素子と、
を備え、
光変調装置は入射側偏光板と、液晶パネルと、射出側偏光板と、を有し、
位相素子は、前記第1振動方向の偏光成分の振動方向と前記第2振動方向の偏光成分の振動方向とを前記入射側偏光板の透過軸に揃える、
請求項1又は2に記載のプロジェクター。
【請求項8】
前記光変調装置は複数の色のカラーフィルターと、液晶パネルと、を有する、
請求項1又は2に記載のプロジェクター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクターに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、色光から当該色の画像光を生成する光変調装置として1枚の液晶パネルを備えるプロジェクター、すなわち単板式のプロジェクターが知られている。例えば、特許文献1に開示されている単板式のプロジェクターでは、液晶パネルの変調面よりも小さい発光面を有する光源から射出された光をロッド部材を用いて光の照射範囲を拡げ且つ集光し、液晶パネルの変調面に照射する。液晶パネルによって変調されて生成された画像光は、集光レンズを通り、反射ミラーによって反射される。反射されて光路を折り返された画像光は、イメージングレンズを通り、投射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国実用新案第212515320号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に開示されているプロジェクターを含む従来のプロジェクターにおいて、投射する画像を明るくするためには、例えば光源の発光面積を大きくすることによって光源から射出される光量を多くするという対策が考えられる。しかしながら、光源における発光面積を大きくし、光源から射出される光量を多くすると、光源の発光面積に起因するエテンデューが大きくなり、光源よりも後段の光学素子に取り込めない光による光損失の発生、光学素子の大型化、光学素子の数や光学的な負荷の増大等を招く場合がある。そのため、光源の発光面積を適切な範囲内に抑え、エテンデューを抑える対策が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様のプロジェクターは、第1光を射出する第1発光素子と、第1光を第2光に変換する波長変換素子と、を含む第1光源装置と、第3光を射出する第2発光素子を含む第2光源装置と、第3光を反射し、波長変換素子に入射させる第1光学素子と、入射する光を画像情報に基づいて変調する光変調装置と、光変調装置から射出された画像光を投射する投射光学装置と、を備える。第1光は波長変換素子に入射し、第2光は第1光及び第3光とは異なる波長を有する。波長変換素子は、入射する第3光を第1光及び第3光とは異なる波長を有する第4光に変換する。波長変換素子から射出された第1光、第2光及び第4光は、光変調装置に入射する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態のプロジェクターの構成を示す概略図である。
図1のプロジェクターの第1光源装置の斜視図である。
図2の第1光源装置の側面図である。
図1のプロジェクターの要部の変形例の概略図である。
図1のプロジェクターの要部の別の変形例の概略図である。
第2実施形態のプロジェクターの構成を示す概略図である。
第3実施形態のプロジェクターの構成を示す概略図である。
第1実施形態のプロジェクターの第1光源装置とは別の形態の光源装置の概略図である。
第1実施形態のプロジェクターの第1光源装置とは別の形態の光源装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。各図面では、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を変えている場合がある。
【0008】
[第1実施形態]
先ず、本発明の第1実施形態について、図1から図5を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態のプロジェクター701の構成を示す概略図である。プロジェクター701は、光変調装置として1枚の液晶パネルを備える画像表示装置であり、所謂単板式のプロジェクターである。図1に示すように、プロジェクター701は、第1光源装置21と、第1集光光学系31と、第2光源装置22と、第2集光光学系32と、第1光学素子41と、拡大レンズ55と、光変調装置70と、集光素子90と、投射光学装置100と、を備える。
【0009】
図2は、第1光源装置21の斜視図である。図3は、第1光源装置21の側面図である。第1光源装置21は、基板10Aと、第1発光素子11と、波長変換素子12と、を含む。図2及び図3に示すように、第1発光素子11は、基板10Aの板面10aに設けられている。第1発光素子11は、板状又は層状に形成され、板面11a,11bを有する。板面10a,11a,11bは矩形であり、具体的には長方形である。板面11a,11bは、板面10aと略相似であり、板面10aよりも小さい。第1発光素子11の板面11bは、基板10Aの板面10aに接している。基板10Aの板面10aにおいて第1発光素子11の板面11bと接していない領域には、例えば第1発光素子11に電気信号を供給するための不図示の配線等が設けられている。
【0010】
第1発光素子11は、板面11a及び一部の側面から青色光BL1を射出する。青色光BL1は、後述する特許請求の範囲に記載されている「第1光」に該当する。青色光BL1のピーク波長は、例えば450nm~460nmの範囲内に含まれる。なお、第1発光素子11の発光波長帯は、例えば450nm~500nmであるが、前述の波長帯に限定されず、後述する画像光IMの青色成分の波長及び波長変換素子12の励起波長を含む波長帯であればよい。第1発光素子11は、例えば青色発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)である。
(【0011】以降は省略されています)

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