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公開番号2024090054
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205695
出願日2022-12-22
発明の名称打ち込み工具
出願人マックス株式会社
代理人個人,個人
主分類B25C 7/00 20060101AFI20240627BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】打ち込み工具に装填されているファスナーをすべて打ちきったり、連結ファスナーを打ち込み工具から外したりしなくても、空打ちを実行することができる打ち込み工具を提供する。
【解決手段】マガジン22から引き出された連結ファスナーを射出経路20aに案内するファスナー供給経路30と、前記ファスナー供給経路30から前記射出経路20aへと順次ファスナー60を供給する送り部31と、前記送り部31による前記射出経路20aへのファスナー60送りを実行可能な送り有効状態と、前記送り部31による前記射出経路20aへのファスナー60送りが実行されない送り無効状態とを切り替え可能な切替部45と、を備えるようにした。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数のファスナーを連結した連結ファスナーを収容可能なマガジンと、
ファスナーの射出を案内する射出経路が形成されたノーズ部と、
前記マガジンから引き出された連結ファスナーを前記射出経路に案内するファスナー供給経路と、
前記ファスナー供給経路から前記射出経路へと順次ファスナーを送る送り部と、
前記送り部による前記射出経路へのファスナー送りを実行可能な送り有効状態と、前記送り部による前記射出経路へのファスナー送りが実行されない送り無効状態とを切り替え可能な切替部と、
を備える、
打ち込み工具。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記送り部は、連結ファスナーに係合し、前記ファスナー供給経路に沿って往復動することで連結ファスナーを前記射出経路へと押し出すことができる送り部材と、連結ファスナーが前記マガジン側に戻らないように規制する逆止部材と、を有し、
前記切替部は、前記送り部材または前記逆止部材の少なくとも一方の動作を切り替えることで、前記送り有効状態と前記送り無効状態とを相互に切り替え可能である、
請求項1に記載の打ち込み工具。
【請求項3】
前記送り部は、前記送り部材を往復動させるフィードピストンを有し、
前記切替部は、前記フィードピストンの作動/非作動を切り替え可能である、
請求項2に記載の打ち込み工具。
【請求項4】
前記送り部は、前記フィードピストンを摺動可能に収容するフィードシリンダを有し、
前記フィードピストンは、圧縮空気が前記フィードシリンダに供給されることで作動するものであり、
前記切替部は、前記フィードシリンダへ圧縮空気を供給するエア供給路を開閉するバルブ部を有する、
請求項3に記載の打ち込み工具。
【請求項5】
前記送り部は、前記送り部材を往復動させるフィードピストンを有し、
前記切替部は、前記フィードピストンの作動範囲を切り替えることで、前記送り部による送り動作が実行されないように設定可能である、
請求項2に記載の打ち込み工具。
【請求項6】
前記切替部は、前記逆止部材が連結ファスナーの移動を規制しないようにすることで、前記送り部による送り動作が実行されないように設定可能である、
請求項2に記載の打ち込み工具。
【請求項7】
前記切替部は、前記逆止部材を連結ファスナーに干渉しない位置で保持することができる、
請求項6に記載の打ち込み工具。
【請求項8】
前記逆止部材は、前記ファスナー供給経路に突出することで連結ファスナーの移動を規制し、
前記切替部は、前記逆止部材を前記ファスナー供給経路から退避させることで、前記逆止部材を連結ファスナーと干渉させない、
請求項7に記載の打ち込み工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、締結対象物にファスナーを打ち込む打ち込み工具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
木材や鋼板、コンクリート等の建築部材に対し、釘やピンなどのファスナーを打ち込む打ち込み工具が広く知られている。こうした打込工具は、圧縮空気、ガス燃焼圧力、バネ力などを使用してドライバを駆動し、ドライバによってファスナーを打ち込むようになっている。また、ファスナーの自動送り機能を有する打ち込み工具では、打ち込み動作に連動して次のファスナーがセットされ、連続してファスナーを打ち込むことができる。
【0003】
例えば、特許文献1記載の打ち込み工具は、コイル状に巻き回された連結ファスナーをマガジンに収納し、マガジンから引き出した先頭のファスナーをノーズ部内の射出経路にセットして使用する。射出経路のファスナーが打ち込まれると、この打ち込み動作に連動してファスナー送り機構が作動し、次のファスナーが射出経路にセットされる。
【0004】
ファスナー送り機構は、送り爪と逆止爪とを備える。送り爪は、射出経路内の連結ファスナーに係合して、ファスナーの送り方向に往復動可能となっている。逆止爪は、連結ファスナーがマガジン側に戻らないように規制している。
【0005】
ファスナー送り機構の送り動作は、送り爪が往復動することで実行される。すなわち、送り爪は、連結ファスナーに係合した状態で往動することで、射出経路側に1本分のファスナーを送り出す。そして、送り爪が復動する時には、逆止爪が作用して連結ファスナーの逆流が阻止されるため、送り爪が連結ファスナーを回避するように回動しながら後退移動して、後位のファスナーに係合する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5459097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、近年、建築資材として、耐震や耐火・防火を目的に、単板積層材(LVL)、木質接着成形軸材料(PSL、LSL)などが多く使用されている。こうした木材は、単板を接着して製造されている。しかしながら、板を接着する接着剤の量は均一ではないため、ファスナーを打ち込んだときに打ち込み深さにばらつきが生じるという問題があった。具体的には、接着剤が多い部分は他の部分よりも硬いため、ファスナーが深く打ち込めず、ファスナーが浮いてしまうという問題があった。
【0008】
また、無垢材においても、節部はその他の部位と比べて硬いため、ファスナーが浮いてしまうことがあった。
【0009】
なお、一般的な打ち込み工具は打込力・打込量を調整する機能を備えている。このため、打込力・打込量を高く設定すれば、硬い部分に打ち込んだときのファスナーの浮きを解消することができる。しかしながら、打ち込み工具の打込力・打込量を硬い部分に合わせると、その他の施工個所ではファスナーが沈みすぎ、ファスナーの引抜耐力が低下する等の施工上の問題が発生する可能性がある。また、硬質部は一部であるため、その他の多くの施工個所にとっては過剰にエネルギーを消費することとなり、望ましくない。
【0010】
このため、一般的には、硬質でない部分に合わせて打ち込み工具の打込力・打込量を設定し、ファスナーが浮いてしまった場合には、ハンマーなどを用いて手動で打ち込むことが多かった。とはいえ、機械を使用してもファスナーが打ちこめない硬質部に対し、手動でファスナーを打ち込むのは相当な労力を必要としていた。
(【0011】以降は省略されています)

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