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公開番号2024090053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205694
出願日2022-12-22
発明の名称打ち込み工具
出願人マックス株式会社
代理人個人,個人
主分類B25C 7/00 20060101AFI20240627BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】コンタクトアームを作動方向に移動させようとする慣性力が発生したとしても、コンタクトアームの付勢荷重を大きくしたり、メインバルブの反応を鈍感にしたりすることなく、安全性を確保できる打ち込み工具を提供する。
【解決手段】締結対象物にファスナーを打ち込む打ち込み工具10において、締結対象物に接触させて押し付けることで第1の方向に移動可能なコンタクトアーム26と、前記コンタクトアーム26が前記第1の方向に規定量移動したことを条件としてファスナーの打ち込み動作を開始させる駆動部13と、前記第1の方向に慣性力が生じたときに前記駆動部13による打ち込み作動を規制する規制部40と、を備えるようにした。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
締結対象物にファスナーを打ち込む打ち込み工具であって、
締結対象物に接触させて押し付けることで第1の方向に移動可能なコンタクトアームと、
前記コンタクトアームが前記第1の方向に規定量移動したことを条件としてファスナーの打ち込み動作を開始させる駆動部と、
前記第1の方向に慣性力が生じたときに前記駆動部による打ち込み作動を規制する規制部と、
を備える、
打ち込み工具。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記規制部は、前記第1の方向に慣性力が生じたときに前記コンタクトアームが前記規定量まで移動するのを規制する、
請求項1に記載の打ち込み工具。
【請求項3】
前記規制部は、前記第1の方向に慣性力が生じたときに前記コンタクトアームに当接し、前記コンタクトアームが前記規定量まで移動するのを規制する、
請求項2に記載の打ち込み工具。
【請求項4】
前記規制部は、前記第1の方向に慣性力が生じたときに前記コンタクトアームに側方から当接する、
請求項3に記載の打ち込み工具。
【請求項5】
前記規制部は、前記第1の方向に移動可能な可動部と、前記可動部を前記コンタクトアームの側部に当接する方向に誘導する誘導部とを有する、
請求項4に記載の打ち込み工具。
【請求項6】
前記誘導部は、前記コンタクトアームの側方に向けて突出しており、
前記可動部は、前記誘導部に沿って移動することで、前記コンタクトアームの側方に誘導される、
請求項5に記載の打ち込み工具。
【請求項7】
前記コンタクトアームは、前記可動部が当接する部位に、前記可動部と係合可能な係合部を有する、
請求項6に記載の打ち込み工具。
【請求項8】
前記規制部は、前記第1の方向とは反対方向である第2の方向に前記可動部を付勢する付勢部を有する、
請求項5に記載の打ち込み工具。
【請求項9】
前記規制部は、一端側に位置するウエイト部と、他端側に位置する当接部と、を有し、前記第1の方向に慣性力が生じたとき、前記ウエイト部と前記当接部との間に位置して前記第1の方向と直交する軸部を支点に、前記ウエイト部が前記第1の方向に回動する一方、前記当接部が前記コンタクトアームに近づく方向に回動し、
前記当接部は、前記コンタクトアームに近づく方向に回動することで、前記コンタクトアームに当接可能となる、
請求項3に記載の打ち込み工具。
【請求項10】
前記当接部は、前記コンタクトアームの側部に近づく方向に回動する、
請求項9に記載の打ち込み工具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、締結対象物にファスナーを打ち込む打ち込み工具に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
木材や鋼板、コンクリート等の建築部材に対し、釘やピンなどのファスナーを打ち込む打ち込み工具が広く知られている。こうした打込工具は、圧縮空気、ガス燃焼圧力、バネ力などを使用してドライバを駆動し、ドライバによってファスナーを打ち込むようになっている。
【0003】
また、こうした打ち込み工具として、コンタクトアームと呼ばれる安全装置を備えたものが存在する(例えば特許文献1参照)。コンタクトアームは、ノーズ部の先端に突出して設けられており、反突出方向へ押し込むことができる。このコンタクトアーム(ノーズ部)を締結対象物に接触させて押し付けると、コンタクトアームが押し込まれ、ファスナーを打ち込み可能なサインオン状態となる。このサインオン状態でなければ、トリガレバーを操作しても打ち込み動作が実行されない。すなわち、コンタクトアームを締結対象物に押し付けなければファスナーが打ちだされないようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-63928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、コンタクトアームを備えた打ち込み工具を使用しているときに、意図せずにシリンダキャップ天面(ノーズとは反対側の面)を部材等にぶつけてしまうと、コンタクトアームを作動方向(反突出方向)に移動させようとする慣性力が発生する。このような慣性力でコンタクトアームがサインオン状態となることを防止するため、従来はコンタクトアームを非作動方向に付勢する付勢部材の荷重を高く設定し、慣性力が発生してもコンタクトアームが移動しないようにしていた。しかしながら、付勢部材の荷重を高く設定すると、通常使用時にコンタクトアームの押し付け荷重が高くなるため、作業者に負担がかかり、使い勝手が悪くなるという問題があった。
【0006】
また、圧縮空気でピストンを駆動する打ち込み工具の場合、ピストンに圧縮空気を供給するメインバルブの反応を鈍感にすることで、慣性力によってコンタクトアームが作動している時間内はファスナーを打ち込まないようにすることもできる。しかしながら、メインバルブの反応を鈍感にすると、通常使用時に打感が悪く、作業効率の低下につながるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、コンタクトアームを作動方向に移動させようとする慣性力が発生したとしても、コンタクトアームの付勢荷重を大きくしたり、メインバルブの反応を鈍感にしたりすることなく、安全性を確保できる打ち込み工具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するため、本発明は、締結対象物にファスナーを打ち込む打ち込み工具であって、締結対象物に接触させて押し付けることで第1の方向に移動可能なコンタクトアームと、前記コンタクトアームが前記第1の方向に規定量移動したことを条件としてファスナーの打ち込み動作を開始させる駆動部と、前記第1の方向に慣性力が生じたときに前記駆動部による打ち込み作動を規制する規制部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明は上記の通りであり、第1の方向に慣性力が生じたときに駆動部による打ち込み作動を規制する規制部を備える。よって、コンタクトアームを作動方向に移動させようとする慣性力が発生した場合でも、コンタクトアームのバネ荷重を大きくしたり、メインバルブの反応を鈍感にしたりすることなく、打ち込み工具の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
打ち込み工具の外観図である。
打ち込み工具の一部拡大図である。
トリガレバー付近の部分断面図である。
トリガレバー付近を別の角度から見た部分断面図である。
コンタクトアームの構造を説明する部分断面図である。
トリガレバーが操作された状態のトリガレバー付近の断面図である。
図6におけるA部拡大図である。
第1の方向に慣性力が生じ始めたときのトリガレバー付近の断面図である。
図8におけるB部拡大図である。
可動部がコンタクト部に係合したときのトリガレバー付近の断面図である。
図10におけるC部拡大図である。
変形例1を説明する図であり、係るトリガレバー付近の斜視図である。
変形例1を説明する図であり、回動規制部材の(a)斜視図、(b)平面図、(c)正面図、(d)側面図である。
変形例1を説明する図であり、トリガレバーが操作された状態のトリガレバー付近の断面図である。
変形例1を説明する図であり、可動部がコンタクト部に係合したときのトリガレバー付近の断面図である。
変形例2を説明する図であり、回動規制部材の(a)斜視図、(b)平面図、(c)正面図、(d)側面図である。
変形例2を説明する図であり、トリガレバーが操作された状態のトリガレバー付近の断面図である。
変形例2を説明する図であり、可動部がコンタクト部に係合したときのトリガレバー付近の断面図である。
変形例3を説明する打ち込み工具の一部拡大図であり、サインオフ状態の図である。
変形例3を説明する打ち込み工具の一部拡大図であり、サインオン状態でトリガレバーが操作されたときの図である。
変形例3を説明する打ち込み工具の一部拡大図であり、メインバルブ部が作動したときの図である。
変形例3を説明する打ち込み工具の一部拡大図であり、第1の方向に慣性力が生じたときの図である。
変形例3を説明するロックバルブ部の一部拡大図であり、(a)第1の方向に慣性力が生じていないときの図、(b)第1の方向に慣性力が生じたときの図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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