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公開番号2024089438
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204795
出願日2022-12-21
発明の名称免震装置の取付構造
出願人株式会社フジタ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F16F 15/04 20060101AFI20240626BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】免震装置の取付構造において、ボルトに作用する応力の低減を図る。
【解決手段】積層ゴム(免震用積層ゴム)11と、積層ゴム11の端部に設けられて構造物(支持部材)101,111に取付けられる取付プレート12,13とを有する免震装置10を備え、取付プレート12,13が構造物101,111に取付けられた状態で、構造物101,111における取付プレート12,13の外縁部が対向する位置に空間部16,16A,16Bが設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
免震用積層ゴムと、
前記免震用積層ゴムの端部に設けられて支持部材に取付けられる取付プレートと、
を有する免震装置を備え、
前記取付プレートが前記支持部材に取付けられた状態で、前記支持部材における前記取付プレートの外縁部が対向する位置に空間部が設けられる、
免震装置の取付構造。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記取付プレートは、周方向に間隔を空けて複数の取付孔が設けられ、複数のボルトは、前記複数の取付孔にそれぞれ挿通されて前記支持部材に締結され、前記空間部は、前記ボルトより前記取付プレートの外縁部側に設けられる、
請求項1に記載の免震装置の取付構造。
【請求項3】
前記取付プレートは、前記免震用積層ゴムの上部に設けられる上部取付プレートと、前記免震用積層ゴムの下部に設けられる下部取付プレートとを有し、
前記支持部材は、前記上部取付プレートが取付けられる上部支持部材と、前記下部取付プレートが取付けられる下部支持部材とを有し、
前記空間部は、前記上部支持部材と前記下部支持部材の少なくともいずれか一方に設けられる、
請求項1または請求項2に記載の免震装置の取付構造。
【請求項4】
前記空間部は、前記上部取付プレートに設けられる上部空間部と、前記下部取付プレートに設けられる下部空間部とを有する、
請求項3に記載の免震装置の取付構造。
【請求項5】
前記空間部は、前記取付プレートの全周に連続して設けられる、
請求項1に記載の免震装置の取付構造。
【請求項6】
前記支持部材は、基礎版と、前記基礎版に固定される基礎プレートとを有し、前記取付プレートは、前記基礎プレートに接触して前記基礎版に取付けられ、前記空間部は、前記基礎プレートの外縁側に設けられる、
請求項1に記載の免震装置の取付構造。
【請求項7】
前記空間部は、前記取付プレートの外縁部に対向する前記支持部材の取付面に設けられる凹部である、
請求項1に記載の免震装置の取付構造。
【請求項8】
前記空間部は、前記取付プレートの変形に伴って変形可能な軟質部材が配置される、
請求項1に記載の免震装置の取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、免震装置の取付構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
鉄塔、タワー、高層建物などの建築物は、地震動による力を受けたりすることで大きな揺れを生じやすい。そのため、建築物に入力する振動エネルギーを吸収するものとして免震装置が知られている。免震装置は、例えば、基礎と建築物との間に配置される。免震装置は、一般的に、複数のゴム板と鋼板とが複数重ね合わされて構成された積層ゴムを有する。免震装置は、積層ゴムの上下にそれぞれ取付プレートが固定されて構成される。そして、免震装置は、上下の取付プレートの外周部が複数のボルトによりそれぞれ基礎や建築物に締結される。このような免震装置としては、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-115468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
免震装置は、基礎と建築物に対して離間する方向の荷重が作用したとき、基礎と取付プレート、建築物と取付プレートとをそれぞれ締結する各ボルトに引張応力が作用して伸長する。このとき、取付プレートは、基礎や建築物の取付面に接触する外縁部を支点として弾性変形する。すなわち、取付プレートは、外縁部がてこの支点となり、ボルトによる締結位置がてこの作用点となる。取付プレートは、板厚が薄い場合、積層ゴムの外縁部がてこの力点となり、てこの作用点にあるボルトが受ける反力が増大してしまうという課題がある。一方で、取付プレートの板厚を厚くすることが考えられるが、重量が増加してしまうと共に、製造コストが増加してしまう。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するものであり、ボルトに作用する応力の低減を図る免震装置の取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための免震装置の取付構造は、免震用積層ゴムと、前記免震用積層ゴムの端部に設けられて支持部材に取付けられる取付プレートと、を有する免震装置を備え、前記取付プレートが前記支持部材に取付けられた状態で、前記支持部材における前記取付プレートの外縁部が対向する位置に空間部が設けられる。
【0007】
本発明の免震装置の取付構造の望ましい態様として、前記取付プレートは、周方向に間隔を空けて複数の取付孔が設けられ、複数のボルトは、前記複数の取付孔にそれぞれ挿通されて前記支持部材に締結され、前記空間部は、前記ボルトより前記取付プレートの外縁部側に設けられる。
【0008】
本発明の免震装置の取付構造の望ましい態様として、前記取付プレートは、前記免震用積層ゴムの上部に設けられる上部取付プレートと、前記免震用積層ゴムの下部に設けられる下部取付プレートとを有し、前記支持部材は、前記上部取付プレートが取付けられる上部支持部材と、前記下部取付プレートが取付けられる下部支持部材とを有し、前記空間部は、前記上部支持部材と前記下部支持部材の少なくともいずれか一方に設けられる。
【0009】
本発明の免震装置の取付構造の望ましい態様として、前記空間部は、前記上部取付プレートに設けられる上部空間部と、前記下部取付プレートに設けられる下部空間部とを有する。
【0010】
本発明の免震装置の取付構造の望ましい態様として、前記空間部は、前記取付プレートの全周に連続して設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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