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公開番号2024087909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022202811
出願日2022-12-20
発明の名称車両用のドア保持装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類E05C 17/22 20060101AFI20240625BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】車両ドアとの締結箇所に掛かる荷重を小さくできる車両用のドア保持装置を提供する。
【解決手段】車両用のドア保持装置20aは、筐体21と、筐体21に対して回転可能に支持されるスピンドルスクリュー23と、スピンドルスクリュー23に螺合するスピンドルナット24と、前端部が車体11に対して回転可能に連結され後端部がスピンドルナット24に対して回転可能に連結される連結ロッド25と、筐体21の前端部に取付けられており車両ドア12のインナーパネル121のうちの前側の端面を形成する部分に固定されるフロントブラケット22と、前端部よりも後方に位置しておりインナーパネル121の側面に固定されるサイドブラケット29aと、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
前後方向の一端部において車体に対して回転可能に連結されており、前記車体に対して回転することによって開閉可能に構成される車両ドアに配置される車両用のドア保持装置であって、
筐体と、
前記筐体に対して回転可能に支持されているネジ部材と、
前記ネジ部材に螺合しており、前記ネジ部材が回転することにより前記ネジ部材の軸線方向に移動するように構成されるとともに、前記ネジ部材の軸線方向に移動することにより前記ネジ部材を回転させるように構成されるナット部材と、
長尺方向の一端部が前記車体に対して回転可能に連結され、長尺方向の他端部が前記ナット部材に対して回転可能に連結される棒状の連結部材と、
前記筐体の前後方向の一端部に取付けられており、前記車両ドアの前記前後方向の端部に取付けられる第一取付部材と、
前記筐体の前後方向の前記一端部から前後方向の他端部側に離間した位置に取付けられており、前記車両ドアの前記端部から前後方向に離間した箇所に取付けられる第二取付部材と、
を備え、
前記筐体は、前記第一取付部材と前記第二取付部材とにより、前記車両ドアに対して左右方向の移動が規制されるように取付けられる、
車両用のドア保持装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用のドア保持装置であって、
前記第二取付部材は、前記筐体に取付けられる第一部材と、前記第一部材に取付けられるとともに前記車両ドアに取付けられる第二部材と、を備える、
車両用のドア保持装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用のドア保持装置であって、
前記第一部材は、前記筐体を左右方向の両外側から挟持する筐体挟持部を備える、
車両用のドア保持装置。
【請求項4】
請求項1に記載の車両用のドア保持装置であって、
前記第二取付部材は、前記筐体に対して前後方向の移動が許容されるが前記筐体に対して左右方向の移動が規制されるように前記筐体に取付けられる、
車両用のドア保持装置。
【請求項5】
請求項4に記載の車両用のドア保持装置であって、
前記筐体には、略上下方向に延伸し互いに前後方向に離間して対向する一対の溝が設けられ、
前記第二取付部材の前端部および後端部が前記一対の溝のそれぞれに挿入されることにより、前記第二取付部材が前記筐体に支持されるとともに前記第二取付部材の前記筐体に対する左右方向の移動が規制される、
車両用のドア保持装置。
【請求項6】
請求項4に記載の車両用のドア保持装置であって、
前記筐体には、略上下方向に貫通する貫通孔が設けられ、
前記第二取付部材の一部が前記貫通孔に挿入されることにより、前記第二取付部材が前記筐体に支持されるとともに、前記第二取付部材の前記筐体に対する左右方向の移動が規制される、
車両用のドア保持装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用のドア保持装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両ドアの開閉を規制するドア保持装置(特許文献1においてはドアチェック装置と記される)が開示されている。具体的には、特許文献1に記載のドア保持装置は、内部にナットが取付けられる円筒状の筒状部材と、この筒状部材の内部に同軸に収容されておりナットと螺合するネジ棒(雄ネジ)と、ネジ棒の回転を規制するブレーキ機構とを備える。
【0003】
特許文献1に記載のドア保持装置のベース部材は車両ドアのパネルに取付けられており、筒状部材の先端部は車体に連結される。このような構成であると、車両ドアが開閉する際に車体(具体的には、車体における筒状部材の先端部が連結される箇所)とドア保持装置のベース部材との相対的な距離が変化するため、筒状部材がネジ棒に対して軸線方向に移動し、筒状部材の移動に連動してネジ棒が回転する。この際、ネジ棒の回転がブレーキ機構により規制されると、筒状部材の軸線方向の移動が規制されるため、車両ドアの開閉が規制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-90258号公報
【発明の概要】
【0005】
(発明が解決しようとする課題)
ところで、特許文献1に記載のドア保持装置は、取付部材(特許文献1においては保持具と記される)により車両ドアに取付けられる。具体的には、取付部材の前端部は車両ドアのパネル部材に固定されており、取付部材の後端部はドア保持装置の筐体(ケース体および蓋部材)に連結される。このような構成によれば、車両ドアが開閉される際や車両ドアに外力が掛かった際に、筒状部材およびネジ棒にはその軸線方向の力が掛かる。この力は保持装置の筐体を介して取付部材に伝達されるため、取付部材には、前端部(車両ドアに固定される部分)を中心とするモーメントが掛かる。そして、このモーメントが大きくなると、取付部材の前端部が破損するおそれがある。特に、取付部材の前端部(車両ドアに固定される部分)と後端部(ドア保持装置の筐体に連結される部分)との距離が大きくなると、取付部材に掛かるモーメントも大きくなる。その結果、取付部材の前端部が破損しやすくなる。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものである。本発明の目的の一つは、取付部材の車体との結合箇所に掛かる付加(モーメント)を小さくできる車両用のドア保持装置を提供することである。
【0007】
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用のドア保持装置は、
前後方向の一端部において車体に対して回転可能に連結されており、前記車体に対して回転することによって開閉可能に構成される車両ドアに配置される車両用のドア保持装置であって、
筐体と、
前記筐体に対して回転可能に支持されているネジ部材と、
前記ネジ部材に螺合しており、前記ネジ部材が回転することにより前記ネジ部材の軸線方向に移動するように構成されるとともに、前記ネジ部材の軸線方向に移動することにより前記ネジ部材を回転させるように構成されるナット部材と、
長尺方向の一端部が前記車体に対して回転可能に連結され、長尺方向の他端部が前記ナット部材に対して回転可能に連結される棒状の連結部材と、
前記筐体の前後方向の一端部に取付けられており、前記車両ドアの前記前後方向の端部に取付けられる第一取付部材と、
前記筐体の前後方向の前記一端部から前後方向の他端部側に離間した位置に取付けられており、前記車両ドアの前記端部から前後方向に離間した箇所に取付けられる第二取付部材と、
を備え、
前記筐体は、前記第一取付部材と前記第二取付部材とにより、前記車両ドアに対して左右方向の移動が規制されるように取付けられる。
【0008】
本発明によれば、車両ドアの開閉によって連結部材を介して筐体に対して第一取付部材を中心とするモーメントが掛かった場合、第二取付部材により当該モーメントを受けることができる。このため、第一取付部材に掛かるモーメントを低減できるから、第一取付部材と車両ドアとの結合箇所の破損を防止または抑制できる。
【0009】
前記第二取付部材は、前記筐体に取付けられる第一部材と、前記第一部材に取付けられるとともに前記車両ドアに取付けられる第二部材と、を備える、
という構成が適用できる。
【0010】
このような構成によれば、車両ドアの構成に応じて(換言すると、ドア保持装置が取付けられる車種に応じて)第二部材の構成を変更することにより、車両ドアの構成が相違しても第一部材の構成を変更しなくてもよい。したがって、部品の共通化を図ることができるから、部品コストの削減を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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