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公開番号2024087581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202478
出願日2022-12-19
発明の名称リトレッドタイヤ
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 21/00 20060101AFI20240624BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】剥離強度が高く、リトレッドプロセスの時間を短縮できるリトレッドタイヤを提供する。
【解決手段】台タイヤ2と、該台タイヤ2のタイヤ径方向外側に接するリトレッド用トレッドゴム部材3と、を具えるリトレッドタイヤ1において、前記台タイヤ2の前記リトレッド用トレッドゴム部材に接する部分7と、前記リトレッド用トレッドゴム部材3の前記台タイヤと接する部分8とが、共役ジエン単位及び非共役オレフィン単位を有する共重合体を含むことを特徴とする、リトレッドタイヤ1である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
台タイヤと、該台タイヤのタイヤ径方向外側に接するリトレッド用トレッドゴム部材と、を具えるリトレッドタイヤにおいて、
前記台タイヤの前記リトレッド用トレッドゴム部材に接する部分と、前記リトレッド用トレッドゴム部材の前記台タイヤと接する部分とが、共役ジエン単位及び非共役オレフィン単位を有する共重合体を含むことを特徴とする、リトレッドタイヤ。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記共重合体は、融点が50~120℃である、請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
【請求項3】
前記共重合体は、前記共役ジエン単位の含有量が0mol%を超え50mol%以下であり、前記非共役オレフィン単位の含有量が50mol%以上100mol%未満である、請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
【請求項4】
前記共重合体が、更に芳香族ビニル単位を含む、請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
【請求項5】
前記共重合体は、前記共役ジエン単位の含有量が1~50mol%であり、前記非共役オレフィン単位の含有量が40~97mol%であり、前記芳香族ビニル単位の含有量が2~35mol%である、請求項4に記載のリトレッドタイヤ。
【請求項6】
前記共重合体は、結晶化度が0.5~50%である、請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
【請求項7】
前記台タイヤの前記リトレッド用トレッドゴム部材に接する部分と、前記リトレッド用トレッドゴム部材の前記台タイヤと接する部分とは、ゴム成分を含み、それぞれ、前記共重合体の含有量が前記ゴム成分100質量部に対して3~40質量部である、請求項1に記載のリトレッドタイヤ。
【請求項8】
前記台タイヤの前記リトレッド用トレッドゴム部材に接する部分に含まれる前記共役ジエン単位及び非共役オレフィン単位を有する共重合体と、前記リトレッド用トレッドゴム部材の前記台タイヤと接する部分に含まれる前記共役ジエン単位及び非共役オレフィン単位を有する共重合体とは、融点の差が30℃以下である、請求項1に記載のリトレッドタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リトレッドタイヤに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、大型タイヤ等の高価なタイヤにおいては、トレッドゴムが摩耗した場合、摩耗したトレッドゴムを物理的に削って(所謂、バフ工程)、台タイヤを得た後、該台タイヤにプレキュアトレッド(予め加硫されたトレッドゴム部材)を接合させてタイヤをリトレッドすることが一般に行われている。そして、プレキュアトレッドを台タイヤへ接合させて、リトレッドタイヤを製造する際に、プレキュアトレッドと台タイヤとの間の接着性(剥離強度)を向上させる技術が求められている。例えば、台タイヤに未加硫クッションゴムを介してプレキュアトレッドを巻き付けて、加硫缶で加硫したり、或いは、加硫ゴム用の接着剤を介して、台タイヤとプレキュアトレッドとを接着して、リトレッドタイヤを製造することにより、プレキュアトレッドと台タイヤとの間の接着性(剥離強度)を確保することが行われている。また、下記特許文献1には、プレキュアトレッドの台タイヤへの接着面にバフ加工等の前処理を施すことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-116235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、従来、台タイヤとプレキュアトレッドを接合するためには、接着の機能を持った未加硫のクッションゴムを用いたり、或いは、加硫ゴム用の接着剤が用いられているが、いずれの手法も、未加硫クッションゴム又は接着剤が硬化して、接着層として機能するまでに長時間を要することは避けられず、生産性の観点から改善が求められている。
【0005】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決し、剥離強度が高く、リトレッドプロセスの時間を短縮できる(即ち、生産性が高い)リトレッドタイヤを提供することを更なる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明のリトレッドタイヤの要旨構成は、以下の通りである。
【0007】
[1] 台タイヤと、該台タイヤのタイヤ径方向外側に接するリトレッド用トレッドゴム部材と、を具えるリトレッドタイヤにおいて、
前記台タイヤの前記リトレッド用トレッドゴム部材に接する部分と、前記リトレッド用トレッドゴム部材の前記台タイヤと接する部分とが、共役ジエン単位及び非共役オレフィン単位を有する共重合体を含むことを特徴とする、リトレッドタイヤ。
上記[1]に記載の本発明のリトレッドタイヤは、台タイヤとリトレッド用トレッドゴム部材との間の剥離強度が高く、また、リトレッドプロセスの時間を短縮できる(即ち、生産性が高い)。
【0008】
[2] 前記共重合体は、融点が50~120℃である、[1]に記載のリトレッドタイヤ。
上記[2]に記載のリトレッドタイヤにおいては、前記台タイヤのリトレッド用トレッドゴム部材に接する部分と前記リトレッド用トレッドゴム部材の台タイヤと接する部分との耐亀裂性が高く、また、前記台タイヤのリトレッド用トレッドゴム部材に接する部分と前記リトレッド用トレッドゴム部材の台タイヤと接する部分との製造における作業性が向上する。
【0009】
[3] 前記共重合体は、前記共役ジエン単位の含有量が0mol%を超え50mol%以下であり、前記非共役オレフィン単位の含有量が50mol%以上100mol%未満である、[1]又は[2]に記載のリトレッドタイヤ。
上記[3]に記載のリトレッドタイヤによれば、前記台タイヤのリトレッド用トレッドゴム部材に接する部分と前記リトレッド用トレッドゴム部材の台タイヤと接する部分との高温での破壊特性を効果的に向上させることができる。
【0010】
[4] 前記共重合体が、更に芳香族ビニル単位を含む、[1]~[3]のいずれか一つに記載のリトレッドタイヤ。
上記[4]に記載のリトレッドタイヤによれば、前記台タイヤのリトレッド用トレッドゴム部材に接する部分と前記リトレッド用トレッドゴム部材の台タイヤと接する部分との耐亀裂性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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