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公開番号2024086674
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2023211410
出願日2023-12-14
発明の名称プッシュラッチ
出願人下西技研工業株式会社
代理人弁理士法人ブライタス
主分類E05C 19/02 20060101AFI20240620BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】プッシュラッチについてより小型に構成することを課題とする。
【解決手段】プッシュラッチ1において、ケース部材10に保持が解除された状態から保持された状態に移動部材30が移動する過程において、移動部材30が押込方向に移動したときに第一当接部33が接触することによって所定位置から離隔する側に第一当接部33を移動させた後、移動部材30を保持する、第一ガイド突部15と、ケース部材10に保持された状態から保持が解除された状態に移動部材30が移動する過程において、第一当接部33が第一ガイド突部15に接触している状態から移動部材30が押込方向へ移動したときに移動部材30が接触することによって第一当接部33を移動させて所定位置に復帰させる、第二ガイド突部16と、を備え、第一ガイド突部15と第二ガイド突部16とは、第一当接部33の突出方向から見て重なっている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ケース部材と、前記ケース部材に収容され、前記ケース部材に対して押し込まれる押込方向および前記ケース部材から押し出される押出方向に移動可能に構成され、前記押込方向に移動すると、前記押出方向への力が付与される移動部材と、を備え、前記ケース部材による前記移動部材の保持と前記保持の解除とを切り替えるプッシュラッチであって、
前記移動部材は、本体と、前記本体から突出した第一当接部とを備え、
前記第一当接部は、所定位置に復帰するように揺動可能に構成され、
前記ケース部材は、
前記保持が解除された状態から前記保持された状態に前記移動部材が移動する過程において、前記保持が解除された状態から前記移動部材が前記押込方向に移動したときに前記第一当接部が接触することによって前記所定位置から離隔する側に前記第一当接部を移動させた後、前記第一当接部の前記押出方向への移動を阻止することで前記移動部材を保持する、第一ガイド突部と、
前記保持された状態から前記保持が解除された状態に前記移動部材が移動する過程において、前記第一当接部が前記第一ガイド突部に接触している状態から前記移動部材が前記押込方向へ移動したときに前記移動部材が接触することによって前記所定位置に近接する側に前記第一当接部を移動させて前記第一当接部を前記所定位置に復帰させる、第二ガイド突部と、を備え、
前記第一ガイド突部と前記第二ガイド突部とは、前記第一当接部の突出方向から見て重なっている、
プッシュラッチ。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記移動部材は、前記本体における前記第一当接部より前記押出方向側に設けられ、前記本体から前記突出方向へ突出した第二当接部、を備え、
前記第二ガイド突部は、前記第一当接部が前記第一ガイド突部に接触している状態から前記移動部材が前記押込方向へ移動したときに前記第二当接部が接触することによって前記所定位置に近接する側に前記第一当接部を移動させて前記第一当接部を前記所定位置に復帰させる、
請求項1に記載のプッシュラッチ。
【請求項3】
前記移動部材は、前記本体から前記第一当接部と反対方向へ突出し、前記第一当接部より前記押出方向側に設けられた軸部、を有し、
前記ケース部材に収容され、前記移動部材とともに前記押出方向および前記押込方向に移動可能に前記軸部を支持するスライド部材と、
前記ケース部材に収容され、前記軸部を前記押出方向へ付勢する付勢部材と、
をさらに備え、
前記スライド部材は、前記移動部材が前記第一ガイド突部により移動が阻止された状態のときに、前記移動部材の前記軸部側が、前記第一当接部の突出方向側へ傾斜することを防止する、接触部を有する、
請求項1または請求項2に記載のプッシュラッチ。
【請求項4】
前記スライド部材は、案内突起を備え、
前記ケース部材は、前記スライド部材の前記案内突起が配置されて前記スライド部材の前記押出方向及び前記押込方向に移動を案内する案内溝を備え、
前記スライド部材が前記押出方向又は前記押込方向に移動する際に、前記案内突起が前記案内溝に摺動する、
請求項3に記載のプッシュラッチ。
【請求項5】
前記スライド部材は、前記軸部が挿入される貫通孔を有し、
前記移動部材は、前記第一当接部が前記所定位置に位置する状態で、前記貫通孔の前記押出方向側の内壁と接触する、平面状の第三当接部を、前記軸部に有し、
前記第三当接部は、前記第一当接部の突出方向から見て、前記突出方向に直交する方向において2つの角部を有し、
前記移動部材は、前記2つの角部それぞれを支点に、回転可能に、前記スライド部材に支持されている、
請求項3に記載のプッシュラッチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プッシュラッチの技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば家具などの扉に設けられ、閉じたときに扉をロックすることができるプッシュラッチが種々提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、1回押し操作すると押し操作した位置にロックされ、再度押し操作すると元の位置に復帰する構成のプッシュラッチ装置が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示のプッシュラッチ装置は、ケーシング内にケーシングの前後方向に移動自在にスライド部材が装着されている。スライド部材には、先端に係合部が設けられたレバー部材が回転自在に取り付けられている。ケーシングには、間に係止溝が形成されるように、第1ガイド突部と第2ガイド突部とが前後方向に間隔を空けて設けられている。押し操作によりスライド部材を後方へ移動させると、レバー部材の係合部が第1ガイド突部に沿って第1ガイド突部の外側に移動するように案内される。レバー部材の係合部は、第1ガイド突部を乗り越えた後、第2ガイド突部と接触する。この状態で押し操作を辞めると、スライド部材は弾性部材の付勢力で前方に移動し、レバー部材の係合部が第1ガイド突部と第2ガイド突部との間の係止溝に係合して、スライド部材は保持される。この状態から押し操作すると、レバー部材の係合部は、第2ガイド突部に接触した後、第2ガイド突部に沿って移動し、その状態で押し操作を辞めると、弾性部材の付勢力でスライド部材が前方に移動し、レバー部材の係合部は係止溝から外れるようになる。このように、特許文献1に開示のプッシュラッチ装置は、押し操作することでスライド部材をロックでき、そのロックの位置から更に後方に押し操作することで、スライド部材のロックを解除できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平7-14061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示のプッシュラッチ装置では、レバー部材の係合部を係止溝に係合させ、また、係止溝から外すために、ケーシングに第2ガイド突部を設ける必要がある。つまり、ケーシングは、第1ガイド突部と第2ガイド突部とを設けるためのスペースが必要となるため、特許文献1に開示のプッシュラッチ装置では、長さ方向に対して小型化することが難しい。
【0006】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、より小型に構成されるプッシュラッチを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
本発明は、ケース部材と、前記ケース部材に収容され、前記ケース部材に対して押し込まれる押込方向および前記ケース部材から押し出される押出方向に移動可能に構成され、前記押込方向に移動すると、前記押出方向への力が付与される移動部材と、を備え、前記ケース部材による前記移動部材の保持と前記保持の解除とを切り替えるプッシュラッチであって、前記移動部材は、本体と、前記本体から突出した第一当接部とを備え、前記第一当接部は、所定位置に復帰するように揺動可能に構成され、前記ケース部材は、前記保持が解除された状態から前記保持された状態に前記移動部材が移動する過程において、前記保持が解除された状態から前記移動部材が前記押込方向に移動したときに前記第一当接部が接触することによって前記所定位置から離隔する側に前記第一当接部を移動させた後、前記第一当接部の前記押出方向への移動を阻止することで前記移動部材を保持する、第一ガイド突部と、前記保持された状態から前記保持が解除された状態に前記移動部材が移動する過程において、前記第一当接部が前記第一ガイド突部に接触している状態から前記移動部材が前記押込方向へ移動したときに前記移動部材が接触することによって前記所定位置に近接する側に前記第一当接部を移動させて前記第一当接部を前記所定位置に復帰させる、第二ガイド突部と、を備え、前記第一ガイド突部と前記第二ガイド突部とは、前記第一当接部の前記突出方向から見て重なっているものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、より小型に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係るプッシュラッチと取付部材とを示す斜視図。
図1に示すプッシュラッチの分解斜視図。
図1におけるA-A線断面図。
図1におけるB-B線における断面図。
ケース部材の内部構造を示す断面図。
スライド部材の斜視図。
移動部材の斜視図。
取付部材の斜視図。
取付部材を開いた状態のプッシュラッチを示す図。
プッシュラッチの動作を説明するための図。
プッシュラッチの動作を説明するための図。
プッシュラッチの動作を説明するための図。
プッシュラッチの動作を説明するための図。
プッシュラッチの動作を説明するための図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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