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公開番号2024085294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199754
出願日2022-12-14
発明の名称制振装置
出願人株式会社フジタ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F16F 15/02 20060101AFI20240619BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】制振装置において、減衰特性の調整作業における作業性の向上を図り、且つ、軽量の錘で減衰性能の向上を図る。
【解決手段】鉛直方向に延びて配置される壁面100に設置される制振装置10であって、錘部材11と、錘部材11の鉛直方向上側と連結され、鉛直方向に延在し、壁面100に直交する方向に振動可能な板ばね12と、板ばね12の鉛直方向上側の端部を支持し、壁面100に固定されるフレーム13と、フレーム13と連結し、板ばね12の支持位置を変更し、錘部材11と支持位置との距離を変更させる調整機構14と備える。また、錘部材11とフレーム13との間にナット22とボルト23と回転錘部材24,25から構成される慣性質量機構21を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉛直方向に延びて配置される壁面に設置される制振装置であって、
錘部材と、
前記錘部材の鉛直方向上側と連結され、鉛直方向に延在し、前記壁面に直交する方向に振動可能な板ばねと、
前記板ばねの鉛直方向上側の端部を支持し、前記壁面に固定されるフレームと、
前記フレームと連結し、前記板ばねの支持位置を変更し、前記錘部材と前記支持位置との距離を変更させる調整機構と、を備える制振装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記調整機構は、前記板ばねと連結する鉛直方向に位置を段階的に切り替えて、前記錘部材と前記支持位置との距離を段階的に変更させる請求項1に記載の制振装置。
【請求項3】
前記フレームに回転自在に支持され、前記錘部材に連結し、前記錘部材の前記壁面に直交する方向に振動する力を回転方向に変換する慣性質量機構を有する請求項1または請求項2に記載の制振装置。
【請求項4】
前記慣性質量機構は、前記錘部材に固定されたナットと、
前記ナットに挿入され、前記ナットの移動に対応して回転し、両端が前記フレームに回転自在に支持されるボルトと、
前記ボルトと一体に回転する回転錘部材と、を有する請求項3に記載の制振装置。
【請求項5】
前記フレームは、前記調整機構の可動範囲に対応する領域に形成された開口と、前記開口に設置された扉と、を有する請求項1に記載の制振装置。
【請求項6】
前記錘部材の鉛直方向下側に配置され、前記錘部材の壁面に直交する方向の振動を減衰する減衰機構を有する請求項1に記載の制振装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制振装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
鉄塔、タワー、高層建物などの建築物は、台風などの強風を受けたり、地震動による力を受けたりすることで大きな揺れを生じやすい。そのため、建築物に入力する振動エネルギーを吸収して減衰させるものとして制振装置が知られている。制振装置は、例えば、左右に振動する建築物の壁などに設けられる。このような制振装置としては、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-048235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
制振装置は、一般的に、錘とばね部材などを用いて構成される。また、制振装置は、振動体である壁などの固有振動数に応じて錘の質量やばね部材のばね定数を変更したり、錘の位置やばね部材の長さを変更したりすることで、減衰特性を調整する必要がある。ところが、従来の制振装置は、減衰特性の調整作業が困難であり、作業性が良くないという課題がある。また、従来の制振装置は、設置スペースが小さいため、制振装置自体や錘も小さくなり、大きな減衰特性を得ることができないという課題もある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するものであり、減衰特性の調整作業における作業性の向上を図り、且つ、軽量の錘で減衰性能の向上を図る制振装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための制振装置は、鉛直方向に延びて配置される壁面に設置される制振装置であって、錘部材と、前記錘部材の鉛直方向上側と連結され、鉛直方向に延在し、前記壁面に直交する方向に振動可能な板ばねと、前記板ばねの鉛直方向上側の端部を支持し、前記壁面に固定されるフレームと、前記フレームと連結し、前記板ばねの支持位置を変更し、前記錘部材と前記支持位置との距離を変更させる調整機構と、を備える。
【0007】
本発明の制振装置の望ましい態様として、前記調整機構は、前記板ばねと連結する鉛直方向に位置を段階的に切り替えて、前記錘部材と前記支持位置との距離を段階的に変更させる。
【0008】
本発明の制振装置の望ましい態様として、前記フレームに回転自在に支持され、前記錘部材に連結し、前記錘部材の前記壁面に直交する方向に振動する力を回転方向に変換する慣性質量機構を有する。
【0009】
本発明の制振装置の望ましい態様として、前記慣性質量機構は、前記錘部材に固定されたナットと、前記ナットに挿入され、前記ナットの移動に対応して回転し、両端が前記フレームに回転自在に支持されるボルトと、前記ボルトと一体に回転する回転錘部材と、を有する。
【0010】
本発明の制振装置の望ましい態様として、前記フレームは、前記調整機構の可動範囲に対応する領域に形成された開口と、前記開口に設置された扉と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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