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公開番号2024084452
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198734
出願日2022-12-13
発明の名称情報処理装置とその制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/32 20060101AFI20240618BHJP(電気通信技術)
要約【課題】認識した文字ブロックの外接矩形を墨消し領域として設定することで視認性の高い墨消し画像を生成できるが、墨消し領域の面積から墨消し対象の文字列が推測できてしまう。
【解決手段】文書画像を取得してマスク処理を行って出力する情報処理装置であって、マスク対象の項目に含まれる文字列に対するマスク領域の設定方法を取得し、その取得したマスク領域の設定方法が、前記文字列を含む文字領域の外接矩形よりも広いマスク領域を設定する設定方法である場合、前記設定方法に基づいて設定されたマスク領域を前記文字列に対して設定する。そして、その設定された前記マスク領域に対してマスク処理を実施することで前記文書画像のマスク画像を生成する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
文書画像を取得してマスク処理を行って出力する情報処理装置であって、
マスク対象の項目に含まれる文字列に対するマスク領域の設定方法を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得されたマスク領域の設定方法が、前記文字列を含む文字領域の外接矩形よりも広いマスク領域を設定する設定方法である場合、前記設定方法に基づいて設定されたマスク領域を前記文字列に対して設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記マスク領域に対してマスク処理を実施することで前記文書画像のマスク画像を生成する生成手段と、
とを有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記マスク対象の項目の固有表現に対応する前記文書画像の文字列を抽出することで前記マスク対象の項目を特定する特定手段を、更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記特定手段は、複数の文書画像のサンプルに含まれる文字列データの特徴ベクトルを固有表現のグループに分け、各グループに固有表現ラベルを付与することで前記複数の文書画像のサンプルで出現する固有表現の文字列群を利用して、前記マスク対象の項目の固有表現に対応する文字列を特定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記取得手段は、マスク対象となる項目と前記設定方法をユーザに選択させる画面を表示し、当該画面を介した前記ユーザの選択に応じて前記マスク領域の設定方法を取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記文書画像に対してブロックセレクション処理で選択した文字領域に対して文字認識処理を実行して文字列を取得する文字認識手段と、
前記文字認識手段により取得された前記文字列が、前記項目に対応する項目値に対応することに応じて前記マスク対象の項目に含まれる文字列と前記文字列を含む文字領域の外接矩形を取得する手段と、を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記項目と、前記項目に対応する項目値を記憶する記憶手段を、更に有することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記マスク領域の設定方法が、前記外接矩形よりも広いマスク領域を設定する設定方法でない場合、前記文字列を含む文字領域の外接矩形を前記マスク領域として設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記マスク領域の設定方法は、前記項目ごとに一定の横幅で前記文字列をマスクする領域の設定を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記マスク領域の設定方法は、全ての項目で、一定の横幅で前記文字列をマスクする領域の設定を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記マスク領域の設定方法は、前記項目を指定し、指定された前記項目で、一定の横幅で前記文字列をマスクする領域の設定を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置とその制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スキャンやFAX等で入力された文書画像の中に個人情報や機密情報が含まれる場合に、その個人情報や機密情報に対応する項目の文字列が配置された画像領域を墨消しするように加工して出力する技術が知られている。一般に、入力された文書が定型文書の場合と非定型文書の場合で、有効な墨消し領域の指定方法が異なる。尚、定型文書とは、例えば、銀行の振込依頼書や団体への加入申請書などの、帳票レイアウトが固定の文書を指し、非定型文書とは定型文書ではない文書全般を指す。即ち、非定型文書には、他社から受け取った請求書や見積書のような、文書の種別が同一であっても、帳票レイアウトが互いに異なる様々な文書を含む。
【0003】
入力された文書が定型文書の場合は、ユーザが事前に指定した領域を墨消し領域として指定する。一方、入力された文書が非定型文書の場合は、同一の項目(例:人名、金額)であっても、その記載位置が異なるため、定型文書と同様の指定方法をとることができない。そのため、システムが自動で文書中の文字を認識し、例えば人名欄の文字ブロックの外接矩形を墨消し領域として指定する。尚、非定型文書で有効な墨消し領域の指定方法は、定型文書で墨消し領域を指定する場合にも適用することができる。
【0004】
特許文献1は、定型文書及び非定型文書の文書画像に対して、マスク対象の項目、マスク方法を指定することでマスク領域を求め、そのマスク領域を単一色で塗りつぶすことでマスク処理を施した帳票画像を出力する技術を記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-234344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上記従来の技術では、認識した文字ブロックをマスク領域として設定することで視認性のマスク画像を生成できるが、マスク領域の面積からマスク対象の文字列を推測できる課題があった。例えば、そのマスク領域が、金額などの文字列が含まれる金額欄である場合、周囲の文字やマスク領域の面積等から、その金額欄に含まれるマスク対象の文字列が何桁程度の金額を表しているか推測できてしまうという課題があった。
【0007】
本発明の目的は、上記従来技術の課題の少なくとも一つを解決することにある。
【0008】
本発明の目的は、マスク領域の面積から、マスク対象の文字列が推測されにくいマスク画像を生成できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
文書画像を取得してマスク処理を行って出力する情報処理装置であって、
マスク対象の項目に含まれる文字列に対するマスク領域の設定方法を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得されたマスク領域の設定方法が、前記文字列を含む文字領域の外接矩形よりも広いマスク領域を設定する設定方法である場合、前記設定方法に基づいて設定されたマスク領域を前記文字列に対して設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記マスク領域に対してマスク処理を実施することで前記文書画像のマスク画像を生成する生成手段と、とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、マスク対象の文字列を含む文書画像にマスク処理を実施した際に、マスク領域の面積からマスク対象の文字列が推測されづらいマスク画像を生成できるというい効果がある。
(【0011】以降は省略されています)

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