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公開番号2024083953
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022198066
出願日2022-12-12
発明の名称消防ホース巻取装置
出願人個人
代理人個人
主分類B65H 75/38 20060101AFI20240617BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】消防ホースを手動で容易に巻き取ることができると共に、保管中における耐久性の低下を抑制することが可能な消防ホース巻取装置を提供する。
【解決手段】消防ホースを巻き取るための消防ホース巻取装置1に、ベースフレーム10と、ベースフレーム10に立設されている支柱12と、支柱12に支持されている主軸と、主軸の端部に設けられている三つの巻芯と、巻芯に被せられている筒部材18と、主軸を回転させる回転用ハンドル15および回転用ホイール16と、巻芯よりも上方に設けられている第一案内ローラ20と、第一案内ローラ20を回転可能に支持しており、ベースフレーム10に立設されているローラ支持フレーム22と、を具備させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
消防ホースを巻き取るための消防ホース巻取装置であって、
枠状のベースフレームと、
該ベースフレームに立設されている支柱と、
該支柱の上端付近において、軸方向を前記ベースフレームと平行にして回転可能に支持されている主軸と、
該主軸における一方の端部側から外方へ前記軸方向と平行に延出しており、前記主軸の軸芯に対して等角度間隔に設けられている三つの巻芯と、
三つの該巻芯それぞれに被せられている筒状の三つの筒部材と、
前記主軸を回転させる回転操作部と、
複数の前記巻芯に対して前記軸方向と直交する方向へ離隔していると共に、複数の前記巻芯よりも上方に設けられている第一案内ローラと、
該第一案内ローラを前記軸方向と平行な軸周りに対して回転可能に支持しており、前記ベースフレームに立設されているローラ支持フレームと
を具備していることを特徴とする消防ホース巻取装置。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記ベースフレームの下端に取付けられている複数のキャスタを、
更に具備していることを特徴とする請求項1に記載の消防ホース巻取装置。
【請求項3】
回転中心が前記主軸の高さ以上で前記第一案内ローラの回転中心より低い位置にあり、前記軸方向と平行な軸周りに対して回転可能に設けられている第二案内ローラを、
更に具備していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の消防ホース巻取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消防ホースを手動で巻き取るための消防ホース巻取装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
消火活動などに使用される消防ホースは、一方の端部を中心にして巻いた一重巻き、或いは、二つ折りにして折った部位を中心にして巻いた二重巻き、の状態で保管・管理されている。
【0003】
しかしながら、巻かれた消防ホースにおいて、巻きの中心部分が非常にタイトで締め付けられているような場合、その状態で長期間保存すると、消防ホースに割れなどの損傷が生じ、耐久性が悪くなる問題があった。また、消火活動などで使用された消防ホースを巻き取る場合、内部にある程度の水が入っているため、手でホースを押して内部の水を排出させており、非常に重労働であった。そのため、これらの問題点を解決できるような消防ホースの巻取装置が要請されていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、消防ホースを手動で容易に巻き取ることができると共に、保管中における耐久性の低下を抑制することが可能な消防ホース巻取装置の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明に係る消防ホース巻取装置は、
「消防ホースを巻き取るための消防ホース巻取装置であって、
枠状のベースフレームと、
該ベースフレームに立設されている支柱と、
該支柱の上端付近において、軸方向を前記ベースフレームと平行にして回転可能に支持されている主軸と、
該主軸における一方の端部側から外方へ前記軸方向と平行に延出しており、前記主軸の軸芯に対して等角度間隔に設けられている三つの巻芯と、
三つの該巻芯それぞれに被せられている筒状の三つの筒部材と、
前記主軸を回転させる回転操作部と、
複数の前記巻芯に対して前記軸方向と直交する方向へ離隔していると共に、複数の前記巻芯よりも上方に設けられている第一案内ローラと、
該第一案内ローラを前記軸方向と平行な軸周りに対して回転可能に支持しており、前記ベースフレームに立設されているローラ支持フレームと
を具備している」ことを特徴とする。
【0006】
本構成の消防ホース巻取装置によれば、以下のようにして消防ホースを巻き取ることができる。詳述すると、例えば、消防ホースを一重巻きにする場合、消防ホースの後端側を第一案内ローラに掛けた上で巻芯に保持させる。この状態で、回転操作部を操作して主軸を巻取方向へ回転させると、消防ホースが三つの筒部材の周りに巻き取られる。これに伴い、消防ホースが三つの筒部材側へ引っ張られることで消防ホースとの摩擦により第一案内ローラが回転し、消防ホースの移動が案内される。第一案内ローラは巻芯より上方に設けられているため、消防ホースはいったん高い位置に持ち上げられてから巻き取られる。これにより、重力の作用によって内部の水を自然に前端側から排出することができる。
【0007】
その後、消防ホースの巻き取りを終えたら、主軸の回転を停止させ、巻かれている消防ホースを、主軸の軸方向の外方へ引っ張って三つの筒部材ごと主軸(巻芯)から抜く。そして、巻かれている消防ホースから三つの筒部材を抜き取ると、消防ホースが一重巻きされた状態になる。
【0008】
上記のように、本構成の消防ホース巻取装置によれば、消防ホースを手動で巻き取ることができる。消防ホースを巻き取る際に、消防ホースを第一案内ローラに掛けることで、消防ホースがいったん高い位置まで持ち上げられるため、重力の作用によって内部の水を排出させることができ、従来とは異なり、手で水を押し出す労力を要しない。また、巻き取りに伴い水が自然に排出され、消防ホースが軽くなるため、消防ホースの巻き取り作業を容易なものとすることができる。
【0009】
また、仮に、巻芯が一つまたは二つであった場合は、巻芯周りに消防ホースが非常にタイトに巻き締められ、巻き取られた消防ホースを巻芯から外すことが困難である。これに対し、本発明では三つの巻芯(筒部材)を使用して巻き取るようにしているため、巻芯とホース本体との間に空間を残すことができ、消防ホースの巻きの中心部分が非常にタイトになることを緩和することができる。また、三つの巻芯それぞれに筒部材を被せているため、巻き取られた消防ホースを三つの筒部材ごと巻芯から引き抜くことにより、巻き取られた消防ホースを巻芯から容易に取外すことができる。
【0010】
更に、三つの筒部材を介して消防ホースを巻き取っていることから、巻き取られた消防ホースから筒部材を抜き取ると、筒部材がなくなった分だけ隙間ができるため、巻きの中心部分が更に緩んだものとなる。これにより、巻きの中心部分が非常にタイトに締め付けられたままの状態で消防ホースが保管される場合と比較して、消防ホースに割れなどの損傷が生じ難くなり、耐久性の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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