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公開番号2024083800
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197828
出願日2022-12-12
発明の名称衛星プラットフォーム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B64G 1/10 20060101AFI20240617BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】ミッション機器を搭載する衛星の小型化、低コスト化等が困難になること。
【解決手段】第1の衛星は、第1のホスト側ブリッジと、第1のホスト側ブリッジを介してネットワークに接続される第1のホストと、を搭載する。第2の衛星は、第1のI/O側ブリッジと、第1のI/O側ブリッジを介して前記ネットワークに接続される第1のI/Oデバイスと、を搭載する。管理装置は、情報処理装置の構成要求に従い、少なくとも第1の衛星の一つに搭載された第1のホストと、少なくとも第2の衛星の一つに搭載された第1のI/Oデバイスとを、選択し、選択された第1のホストに接続された第1のホスト側ブリッジおよび選択された第1のI/Oデバイスに接続された第1のI/O側ブリッジを仮想的なコンピュータ内部バスとする情報処理装置を形成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1のホスト側ブリッジと、前記第1のホスト側ブリッジを介してネットワークに接続される第1のホストと、を搭載する1以上の第1の衛星と、
第1のI/O側ブリッジと、前記第1のI/O側ブリッジを介して前記ネットワークに接続される第1のI/Oデバイスと、を搭載する1以上の第2の衛星と、
情報処理装置の構成要求に従い、少なくとも前記第1の衛星の一つに搭載された前記第1のホストと、少なくとも前記第2の衛星の一つに搭載された前記第1のI/Oデバイスとを、選択し、前記選択された前記第1のホストに接続された前記第1のホスト側ブリッジおよび前記選択された前記第1のI/Oデバイスに接続された前記第1のI/O側ブリッジを仮想的なコンピュータ内部バスとする情報処理装置を形成する管理装置と、
を備える衛星プラットフォーム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
第2のホスト側ブリッジと、前記第2のホスト側ブリッジを介して前記ネットワークに接続される第2のホストと、第2のI/O側ブリッジと、前記第2のI/O側ブリッジを介して前記ネットワークに接続される第2のI/Oデバイスと、を搭載する1以上の第3の衛星を、さらに備え、
前記管理装置は、前記情報処理装置の構成要求に従い、少なくとも前記第1の衛星または前記第3の衛星の一つに搭載された前記第1のホストまたは第2のホストと、少なくとも前記第2の衛星または前記第3の衛星の一つに搭載された前記第1のI/Oデバイスまたは前記第2のI/Oデバイスとを、選択し、前記選択された前記第1のホストまたは前記第2のホストに接続された前記第1のホスト側ブリッジまたは前記第2のホスト側ブリッジ、および、前記選択された前記第1のI/Oデバイスまたは前記第2のI/Oデバイスに接続された前記第1のI/O側ブリッジまたは前記第2のI/O側ブリッジを、仮想的なコンピュータ内部バスとする情報処理装置を形成する、
請求項1に記載の衛星プラットフォーム。
【請求項3】
前記管理装置は、前記第3の衛星に搭載されている前記第2のホストまたは前記第2のホスト側ブリッジが障害状態となったことにより、正常状態の前記第2のホストおよび前記第2のホスト側ブリッジの組が1つも存在しなくなった前記第3の衛星を、前記第2の衛星として利用する、
請求項2に記載の衛星プラットフォーム。
【請求項4】
前記管理装置は、前記第3の衛星に搭載されている前記第2のI/Oデバイスまたは前記第2のI/O側ブリッジが障害状態となったことにより、正常状態の前記第2のI/Oデバイスおよび前記第2のI/O側ブリッジの組が1つも存在しなくなった前記第3の衛星を、前記第1の衛星として利用する、
請求項2に記載の衛星プラットフォーム。
【請求項5】
前記第1のホスト側ブリッジおよび前記第1のI/O側ブリッジは、PCI Expressバス延長ブリッジである、
請求項1に記載の衛星プラットフォーム。
【請求項6】
第1のホスト側ブリッジと、前記第1のホスト側ブリッジを介してネットワークに接続される第1のホストと、を搭載する1以上の第1の衛星と、第1のI/O側ブリッジと、前記第1のI/O側ブリッジを介して前記ネットワークに接続される第1のI/Oデバイスと、を搭載する1以上の第2の衛星と、に前記ネットワークを介して接続されたコンピュータが実行する情報処理装置形成方法であって、
情報処理装置の構成要求に従い、少なくとも前記第1の衛星の一つに搭載された前記第1のホストと、少なくとも前記第2の衛星の一つに搭載された前記第1のI/Oデバイスとを、選択し、
前記選択された前記第1のホストに接続された前記第1のホスト側ブリッジおよび前記選択された前記第1のI/Oデバイスに接続された前記第1のI/O側ブリッジを仮想的なコンピュータ内部バスとする情報処理装置を形成する、
情報処理装置形成方法。
【請求項7】
第1のホスト側ブリッジと、前記第1のホスト側ブリッジを介してネットワークに接続される第1のホストと、を搭載する1以上の第1の衛星と、第1のI/O側ブリッジと、前記第1のI/O側ブリッジを介して前記ネットワークに接続される第1のI/Oデバイスと、を搭載する1以上の第2の衛星と、に前記ネットワークを介して接続されたコンピュータに、
情報処理装置の構成要求に従い、少なくとも前記第1の衛星の一つに搭載された前記第1のホストと、少なくとも前記第2の衛星の一つに搭載された前記第1のI/Oデバイスとを、選択する処理と、
前記選択された前記第1のホストに接続された前記第1のホスト側ブリッジおよび前記選択された前記第1のI/Oデバイスに接続された前記第1のI/O側ブリッジを仮想的なコンピュータ内部バスとする情報処理装置を形成する処理と、
を行わせるためのプログラム。
【請求項8】
第1のホスト側ブリッジと、前記第1のホスト側ブリッジを介してネットワークに接続される第1のホストと、を搭載する第1の衛星の前記第1のホストと、
第1のI/O側ブリッジと、前記第1のI/O側ブリッジを介して前記ネットワークに接続される第1のI/Oデバイスと、を搭載する第2の衛星の前記I/Oデバイスと、
を備え、
前記第1のホスト側ブリッジおよび前記第1のI/O側ブリッジを仮想的なコンピュータ内部バスとする、
情報処理装置。
【請求項9】
ホスト側ブリッジと、
前記ホスト側ブリッジを介してネットワークに接続されるホストと、
I/O側ブリッジと、
前記I/O側ブリッジを介して前記ネットワークに接続されるI/Oデバイスと、
を備える衛星。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の衛星に分散配置されたホストおよびI/Oデバイスを互いに接続することによって形成される情報処理装置、および、そのような情報処理装置を形成するための衛星プラットフォームに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
人工衛星(以下、単に衛星と呼ぶ)は、様々な宇宙ベースの業務を提供するために地球などの惑星の軌道に展開される。衛星には、衛星としての基本機能に必要な機器(バス機器)と、ミッションを遂行するにあたって必要な機器(ミッション機器)とが搭載される。ミッションを1台の衛星で遂行するには、ホストを含め遂行に必要な機器の全てを1台の衛星に搭載する必要がある。そのため、衛星の大型化、製造コスト・消費電力・必要排熱性能の増大などの問題が発生する。この衛星の大型化などの問題の解消を目的として、ミッションの遂行に必要な機器をCubeSatなどの複数の小型の衛星に分散配置し、複数の衛星を連携させてミッションを遂行するようにした衛星クラスタが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
一方、特許文献2には、イーサネットを介したPCIe(Peripheral Component Interconect Express(登録商標))スイッチを介して、複数のホストとI/O(Input/Output)装置を接続する技術であるExpEtherが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2019/017982
特許第4670676号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、衛星クラスタでは、衛星間でコンピュータ通信を行うことによって分散配置された複数の機器を連携させてミッションを遂行する。そのため、衛星クラスタを構成する衛星には、その衛星の役割がデータストレージ役割、撮像役割、衛星から地上への通信役割などI/Oに限定される場合であっても、1台の衛星でミッションを遂行する衛星と同様にホストを必ず搭載する必要があった。すなわち、衛星に搭載するミッション機器にホストを搭載することは、衛星でミッションを遂行する分野では常識であった。そのため、ミッション機器にホストを必ず含めなければならないことによって、ミッション機器を搭載する衛星の小型化、低コスト化が困難になる等の各種の問題があった。
【0006】
本発明の目的は、上述した課題を解決する衛星プラットフォームを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態に係る衛星プラットフォームは、
第1のホスト側ブリッジと、前記第1のホスト側ブリッジを介してネットワークに接続される第1のホストと、を搭載する1以上の第1の衛星と、
第1のI/O側ブリッジと、前記第1のI/O側ブリッジを介して前記ネットワークに接続される第1のI/Oデバイスと、を搭載する1以上の第2の衛星と、
情報処理装置の構成要求に従い、少なくとも前記第1の衛星の一つに搭載された前記第1のホストと、少なくとも前記第2の衛星の一つに搭載された前記第1のI/Oデバイスとを、選択し、前記選択された前記第1のホストに接続された前記第1のホスト側ブリッジおよび前記選択された前記第1のI/Oデバイスに接続された前記第1のI/O側ブリッジを仮想的なコンピュータ内部バスとする情報処理装置を形成する管理装置と、
を備えるように構成されている。
【0008】
また、本発明の他の形態に係る情報処理装置形成方法は、
第1のホスト側ブリッジと、前記第1のホスト側ブリッジを介してネットワークに接続される第1のホストと、を搭載する1以上の第1の衛星と、第1のI/O側ブリッジと、前記第1のI/O側ブリッジを介して前記ネットワークに接続される第1のI/Oデバイスと、を搭載する1以上の第2の衛星と、に前記ネットワークを介して接続されたコンピュータが実行する情報処理装置形成方法であって、
情報処理装置の構成要求に従い、少なくとも前記第1の衛星の一つに搭載された前記第1のホストと、少なくとも前記第2の衛星の一つに搭載された前記第1のI/Oデバイスとを、選択し、
前記選択された前記第1のホストに接続された前記第1のホスト側ブリッジおよび前記選択された前記第1のI/Oデバイスに接続された前記第1のI/O側ブリッジを仮想的なコンピュータ内部バスとする情報処理装置を形成する、
ように構成されている。
【0009】
また、本発明の他の形態に係るプログラムは、
第1のホスト側ブリッジと、前記第1のホスト側ブリッジを介してネットワークに接続される第1のホストと、を搭載する1以上の第1の衛星と、第1のI/O側ブリッジと、前記第1のI/O側ブリッジを介して前記ネットワークに接続される第1のI/Oデバイスと、を搭載する1以上の第2の衛星と、に前記ネットワークを介して接続されたコンピュータに、
情報処理装置の構成要求に従い、少なくとも前記第1の衛星の一つに搭載された前記第1のホストと、少なくとも前記第2の衛星の一つに搭載された前記第1のI/Oデバイスとを、選択する処理と、
前記選択された前記第1のホストに接続された前記第1のホスト側ブリッジおよび前記選択された前記第1のI/Oデバイスに接続された前記第1のI/O側ブリッジを仮想的なコンピュータ内部バスとする情報処理装置を形成する処理と、
を行わせるように構成されている。
【0010】
また、本発明の他の形態に係る情報処理装置は、
第1のホスト側ブリッジと、前記第1のホスト側ブリッジを介してネットワークに接続される第1のホストと、を搭載する第1の衛星の前記第1のホストと、
第1のI/O側ブリッジと、前記第1のI/O側ブリッジを介して前記ネットワークに接続される第1のI/Oデバイスと、を搭載する第2の衛星の前記第1のI/Oデバイスと、
を備え、
前記第1のホスト側ブリッジおよび前記第1のI/O側ブリッジを仮想的なコンピュータ内部バスとする、
ように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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