TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024083003
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197274
出願日2022-12-09
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類B60C 11/00 20060101AFI20240613BHJP(車両一般)
要約【課題】グリップ性能を向上させたタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッドを備えたタイヤであって、前記トレッドはゴム成分を含有するゴム組成物により構成され、前記タイヤの最大負荷能力WL(kg)に対するタイヤ重量G(kg)の比(G/WL)が0.0150以下であり、接地圧0.30MPa、測定温度25℃、ISO15222に準拠した路面で5回測定した、前記ゴム組成物の静摩擦係数の平均値をμとするとき、G/WLとμとが下式(1)を満たすタイヤ。
(G/WL)/μ≦0.0214 (1)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
トレッドを備えたタイヤであって、
前記トレッドはゴム成分を含有するゴム組成物により構成され、
前記タイヤの最大負荷能力WL(kg)に対するタイヤ重量G(kg)の比(G/WL)が0.0150以下であり、
接地圧0.30MPa、測定温度25℃、ISO15222に準拠した路面で5回測定した、前記ゴム組成物の静摩擦係数の平均値をμとするとき、G/WLとμとが下式(1)を満たすタイヤ。
(G/WL)/μ≦0.0214 (1)
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
G/WLの値が、0.0140以下である請求項1記載のタイヤ。
【請求項3】
μの値が、0.65以上である請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項4】
前記式(1)の右辺の値が、0.0202である請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項5】
前記ゴム成分が、イソプレン系ゴムを含む請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項6】
前記ゴム組成物が、樹脂成分を含む請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項7】
温度30℃、初期歪5%、動歪1%、周波数10Hzの条件下で測定した前記ゴム組成物の損失正接(30℃tanδ)が、0.17超である請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項8】
温度30℃、初期歪5%、動歪1%、周波数10Hzの条件下で測定した前記ゴム組成物の複素弾性率(30℃E*)(MPa)が、9.5未満である請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項9】
温度30℃、初期歪5%、動歪1%、周波数10Hzの条件下で測定した前記ゴム組成物の損失正接(30℃tanδ)と、温度0℃、初期歪10%、動歪2.5%、周波数10Hzの条件下で測定した前記ゴム組成物の損失正接(0℃tanδ)との積が、0.11超である請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項10】
前記ゴム組成物が、樹脂成分を含み、
前記樹脂成分の含有量が、ゴム成分100質量部に対して、10質量部超である請求項1または2記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はタイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動車に装着されるタイヤにおいては、自動車の駆動、制動および旋回のいずれにおいても、トレッドと路面とのグリップ力を維持することが重要である。従来、グリップ性能を改善する手法が種々検討されている。例えば、特許文献1には、微粒子酸化亜鉛を用いることで、グリップ性能を高めたトレッドゴムを備える空気入りタイヤが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-285524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、グリップ性能を向上させたタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち、本発明は、以下のタイヤに関する。
トレッドを備えたタイヤであって、
前記トレッドはゴム成分を含有するゴム組成物により構成され、
前記タイヤの最大負荷能力WL(kg)に対するタイヤ重量G(kg)の比(G/WL)が0.0150以下であり、
接地圧0.30MPa、測定温度25℃、ISO15222に準拠した路面で5回測定した、前記ゴム組成物の静摩擦係数の平均値をμとするとき、G/WLとμとが下式(1)を満たすタイヤ。
(G/WL)/μ≦0.0214 (1)
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、グリップ性能を向上させたタイヤを提供することができる。なお、本明細書において、グリップ性能とは、ウェット環境下であることが明らかである場合を除き、ドライグリップ性能を意味する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
タイヤの断面における、タイヤ断面幅Wt、タイヤ断面高さHt、およびタイヤ外径Dtを示す図である。
本発明の一実施形態に係るタイヤにおいて、トレッド接地面を模式的に表した図である。同図中の囲われた領域がトレッド接地面である。
本発明の一実施形態に係るタイヤのトレッドパターンを示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態であるタイヤは、トレッドを備えたタイヤであって、前記トレッドはゴム成分を含有するゴム組成物により構成され、前記タイヤの最大負荷能力WL(kg)に対するタイヤ重量G(kg)の比(G/WL)が0.0150以下であり、接地圧0.30MPa、測定温度25℃、ISO15222に準拠した路面で5回測定した、前記ゴム組成物の静摩擦係数の平均値をμとするとき、G/WLとμとが下式(1)を満たすタイヤである。
(G/WL)/μ≦0.0214 (1)
【0009】
理論に拘束されることは意図しないが、本発明において、グリップ性能を向上させることができるメカニズムとしては以下が考えられる。すなわち、(1)G/WLを小さくしたタイヤとは、最大負荷能力に対するタイヤ重量が相対的に小さいタイヤであって、このようなタイヤを用いる場合、車重、特に、バネ下重量が軽くなるので、車重に対するタイヤのグリップ力の割合が向上し、車両としてのグリップ力が相対的に向上することが期待できる。さらに、(2)G/WLを、静摩擦係数(μ)に対する比において所定値以下とすることで、G/WLが大きくなりすぎないよう、かつ、静摩擦係数が小さくなりすぎないよう、互いが他を律することとなるので、これによっても、グリップ力の向上が期待できる。そして、これらの協働によって、本発明におけるグリップ性能の向上が達成されていると考えられる。
【0010】
G/WLの値は、0.0140以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友ゴム工業株式会社
タイヤ
今日
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
1日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
1日前
住友ゴム工業株式会社
弾性クローラ
今日
住友ゴム工業株式会社
弾性クローラ
今日
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
今日
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
今日
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
1日前
住友ゴム工業株式会社
ポリマー被覆ガラス基材
今日
住友ゴム工業株式会社
シーラントタイヤの試験装置
2日前
住友ゴム工業株式会社
エラストマー組成物及びタイヤ
1日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤの損傷発生の検知方法及び検知装置
今日
個人
車両用エアー傘
今日
個人
設置部材
1か月前
個人
骨組み型熱交換器
2か月前
個人
自動車暴走抑制装置
2か月前
個人
車内雨傘載置収納具
1か月前
個人
自動車盗難防止装置
今日
個人
荷台雨除け装置
9日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
24日前
株式会社タイヨー産業
補助枕
1か月前
東レ株式会社
フロントグリル
2か月前
株式会社豊田自動織機
電動車両
15日前
日本精機株式会社
表示システム
1か月前
個人
全自動解除式シートベルト
14日前
井関農機株式会社
作業車両
2日前
井関農機株式会社
作業車両
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
29日前
井関農機株式会社
作業車両
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
個人
セパレート型キャンピングカー
今日
個人
テーブル付きハンドルガード具
10日前
続きを見る