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公開番号2024090032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205660
出願日2022-12-22
発明の名称重荷重用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類B60C 19/00 20060101AFI20240627BHJP(車両一般)
要約【課題】軽量化を図りつつ、良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる、重荷重用タイヤの提供。
【解決手段】タイヤは、一対のビードと、カーカスと、一対のサイドウォールと、一対のチェーファーと、RFIDタグを含むタグ部材とを備える。ビードは、コアと、内側エイペックスと、外側エイペックスとを備える。カーカスを構成するカーカスプライは、プライ本体と、一対の折り返し部とを備える。タイヤの側面のうち、最大幅位置と前記折り返し部の端との間のゾーンに、凹みが設けられている。タグ部材は、折り返し部の端の径方向外側において、サイドウォールと外側エイペックスに接触し、その一部が凹みの内端から外端までの長さの中間点の径方向外側に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一対のビードと、
一対の前記ビードの間を架け渡すカーカスと、
前記カーカスの軸方向外側に位置する一対のサイドウォールと、
前記サイドウォールの径方向内側に位置し、リムと接触する一対のチェーファーと、
RFIDタグを含むタグ部材と、
を備え、
前記ビードが、コアと、前記コアの径方向外側に位置する内側エイペックスと、前記内側エイペックスの径方向外側に位置する外側エイペックスとを備え、
前記カーカスが、カーカスプライを備え、
前記カーカスプライが、一対の前記ビードの間を架け渡すプライ本体と、前記プライ本体に連なり前記ビードで折り返される一対の折り返し部とを備え、
タイヤの側面のうち、最大幅位置と前記折り返し部の端との間のゾーンに、凹みが設けられ、
前記折り返し部の端の径方向外側において、前記タグ部材が、前記サイドウォールと前記外側エイペックスに接触し、
前記タグ部材の少なくとも一部が、前記凹みの内端から外端までの長さの中間点の径方向外側に位置する、
重荷重用タイヤ。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記RFIDタグが、前記中間点の径方向外側に位置する、請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項3】
前記中間点が、前記チェーファーの外端の径方向外側から前記外側エイペックスの外端の径方向内側までの間に存在する、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項4】
前記サイドウォールの表面から前記タグ部材までの最短距離が3.5mm以上である、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項5】
前記タグ部材の外端が前記チェーファーの外端の径方向外側に位置する、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項6】
一対の前記サイドウォールのうち、第一のサイドウォールの側に、前記タグ部材が設けられる、請求項5に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項7】
前記タグ部材が、前記RFIDタグが架橋ゴムで被覆されたプレート状の部材であり、
前記タグ部材の厚さが1.0mm以上2.5mm以下である、
請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、重荷重用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤの製造管理、顧客情報、走行履歴等のデータを管理するために、RFID(Radio Frequency Identification)タグをタイヤに内蔵することが提案されている。RFIDタグをタイヤに内蔵する技術について様々な検討が行われている(例えば、下記の特許文献1)。
また、重荷重用タイヤには、軽量化を図るため、タイヤ側面のうち、タイヤの最大幅位置とカーカスプライの折り返し部の端との間のゾーンに、凹みが設けられた形状を有する重荷重用タイヤが知られている(例えば、下記の特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-046057号公報
特開2020-066242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
損傷防止の観点から、タイヤにおいて屈曲の程度が小さい部分にRFIDタグは設けられる。重荷重用タイヤの場合、ビード部が高い剛性を有する。重荷重用タイヤでは、RFIDタグの配置位置としてビード部は有効である。
【0005】
タイヤは一対のビードの間を架け渡すカーカスを備える。カーカスはカーカスプライを備える。カーカスプライはビードで折り返される。重荷重用タイヤの場合、カーカスプライの折り返し部は、その端がビードのエイペックスと重複するように配置される。
【0006】
カーカスプライは並列した多数のカーカスコードを含む。重荷重用タイヤでは、スチールコードがカーカスコードとして用いられる。スチールコードのような金属要素のそばにRFIDタグを配置すると電波に乱れが生じることが懸念される。
重荷重用タイヤでは、RFIDタグをビード部にセットする場合、損傷リスクを低減し、金属要素からの距離を確保する観点から、折り返し部の端とエイペックスの端との間のゾーンに、RFIDタグを配置することが検討される。
【0007】
ところで、上述の凹みが設けられた形状を有する重荷重用タイヤは、タイヤ側面のうち、タイヤの最大幅位置と折り返し部の端との間のゾーンに、凹みが設けられている。凹みが設けられているゾーンは、一般的なタイヤ側面とは、屈曲の程度が異なる。そのため、RFIDタグを、上述の折り返し部の端とエイペックスの端との間のゾーンに配置したとしても、RFIDタグの損傷リスクを十分に低減できない場合があった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、軽量化を図りつつ、良好な通信環境の形成及びRFIDタグの損傷リスクの低減を達成できる、重荷重用タイヤを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る重荷重用タイヤは、一対のビードと、一対の前記ビードの間を架け渡すカーカスと、前記カーカスの軸方向外側に位置する一対のサイドウォールと、前記サイドウォールの径方向内側に位置し、リムと接触する一対のチェーファーと、RFIDタグを含むタグ部材とを備える。前記ビードが、コアと、前記コアの径方向外側に位置する内側エイペックスと、前記内側エイペックスの径方向外側に位置する外側エイペックスとを備える。前記カーカスはカーカスプライを備える。前記カーカスプライは、一対の前記ビードの間を架け渡すプライ本体と、前記プライ本体に連なり前記ビードで折り返される一対の折り返し部とを備える。タイヤの側面のうち、最大幅位置と前記折り返し部の端との間のゾーンに、凹みが設けられている。前記折り返し部の端の径方向外側において、前記タグ部材が、前記サイドウォールと前記外側エイペックスに接触している。前記タグ部材の少なくとも一部が、前記凹みの内端から外端までの長さの中間点の径方向外側に位置する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、軽量化を図りつつ、良好な通信環境の形成及び損傷リスクの低減を達成できる、重荷重用タイヤが得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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