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公開番号2024082870
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197042
出願日2022-12-09
発明の名称車両用ドアラッチ装置
出願人三井金属アクト株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類E05B 79/08 20140101AFI20240613BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ラチェットを動作させるために必要なドアハンドルの操作力の変化を抑制しつつ、ドアハンドルの位置が異なる複数種類のドアに取り付けることができる車両用ドアラッチ装置を提供する。
【解決手段】ドアラッチ装置10は、ラッチ21と、ラッチ21に係合可能なラチェット23と、ラチェット23のラッチ21との係合を解除させるレバーリンク31と、第1回動軸51を中心に回動可能であり、レバーリンク31を動作させるサブレバー32と、第2回動軸52を中心に回動可能であり、サブレバー32を動作させるハンドルレバー33と、を備える。ハンドルレバー33には、インサイドハンドル93の操作力を伝達する操作力伝達ロッド73が接続可能な操作力伝達部33cが設けられており、第1回動軸51と第2回動軸52とは、互いに平行、且つ、車両上下方向及び車両前後方向において異なる位置に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車体に設けられたストライカに係合可能なラッチと、
前記ラッチに係合可能なラチェットと、
前記ラチェットの前記ラッチとの係合を解除させるレバーリンクと、を備える、車両用ドアラッチ装置であって、
前記車両用ドアラッチ装置は、
第1回動軸を中心に回動可能であり、前記レバーリンクを動作させるサブレバーと、
第2回動軸を中心に回動可能であり、前記サブレバーを動作させるハンドルレバーと、をさらに備え、
前記ハンドルレバーには、ドアハンドルの操作力を伝達する操作力伝達部材が接続可能な接続部が設けられており、
前記第1回動軸と前記第2回動軸とは、互いに平行、且つ、車両上下方向及び車両前後方向において異なる位置に配置されている、車両用ドアラッチ装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用ドアラッチ装置であって、
前記第1回動軸と前記第2回動軸の軸方向から見て、
前記接続部は、少なくとも一部が、前記ハンドルレバーが待機ポジションにあるときに、前記サブレバーの回動領域と前記ハンドルレバーの回動領域とが重なる領域に位置するように設けられている、車両用ドアラッチ装置。
【請求項3】
請求項1に記載の車両用ドアラッチ装置であって、
前記第2回動軸は、前記第1回動軸よりも下方且つ車両前方に位置している、車両用ドアラッチ装置。
【請求項4】
請求項1に記載の車両用ドアラッチ装置であって、
前記サブレバーが待機ポジションにあるときの前記サブレバーの下端部に、錘部が設けられている、車両用ドアラッチ装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ドアラッチ装置であって、
前記ラッチの動作をロックしたロック状態と、前記ラッチの動作をロックしていないアンロック状態と、に切替可能なレバーロックをさらに備え、
前記ハンドルレバーは、
前記レバーロックに当接して前記レバーロックを動作させるレバーロック動作部を有する、車両用ドアラッチ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のドアを閉状態に保持可能な車両用ドアラッチ装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両のドアを閉状態に保持可能な車両用ドアラッチ装置が知られている。一般に、車両のドアには、ドアハンドルと、ドアハンドルの操作力を伝達する操作力伝達部材が設けられている。また、車両用ドアラッチ装置は、一般に、車体に設けられたストライカに係合可能なラッチと、ラッチに係合可能なラチェットと、ラチェットのラッチとの係合を解除させるレバーリンクと、レバーリンクを動作させるための各種レバーと、を備える。
【0003】
車両用ドアラッチ装置においては、車両用ドアラッチ装置が取り付けられるドアによって、ドアハンドルと車両用ドアラッチ装置との位置関係が変化する。コスト削減の観点からすると、車両用ドアラッチ装置は、ドアハンドルの位置が異なる複数種類のドアに取り付けることができる汎用性の高いものであることが望ましい。
【0004】
そこで、例えば、特許文献1には、車体に設けられたストライカを保持可能なフォークと、フォークを動作させるポールと、ドアハンドルの操作力を伝達する伝達ケーブルが連結し、ドアハンドルの操作力でポールを動作させるオープンレバーと、を備える車両用ドアラッチ装置が記載されている。特許文献1の車両用ドアラッチ装置は、オープンレバーに第1連結部及び第2連結部の2つの連結部が形成されている。そして、ドアハンドルと車両用ドアラッチ装置との位置関係に応じて、第1連結部及び第2連結部のいずれか一方に伝達ケーブルが連結される。これにより、特許文献1に記載の車両用ドアラッチ装置は、ドアハンドルの位置が異なる複数種類のドアに取り付けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6446854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の車両用ドアラッチ装置は、第1連結部に伝達ケーブルが連結された場合と、第2連結部に伝達ケーブルが連結された場合とで、オープンレバーの回動方向と伝達ケーブルとのなす角が大きく異なることとなる。そのため、特許文献1の車両用ドアラッチ装置は、第1連結部に伝達ケーブルが連結された場合と、第2連結部に伝達ケーブルが連結された場合とで、フォーク及びポールを動作させるために必要なドアハンドルの操作力が大きく異なることとなってしまう、という課題があった。
【0007】
本発明は、ラチェットを動作させるために必要なドアハンドルの操作力の変化を抑制しつつ、ドアハンドルの位置が異なる複数種類のドアに取り付けることができる車両用ドアラッチ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
車体に設けられたストライカに係合可能なラッチと、
前記ラッチに係合可能なラチェットと、
前記ラチェットの前記ラッチとの係合を解除させるレバーリンクと、を備える、車両用ドアラッチ装置であって、
前記車両用ドアラッチ装置は、
第1回動軸を中心に回動可能であり、前記レバーリンクを動作させるサブレバーと、
第2回動軸を中心に回動可能であり、前記サブレバーを動作させるハンドルレバーと、をさらに備え、
前記ハンドルレバーには、前記ドアハンドルの操作力を伝達する前記操作力伝達部材が接続可能な接続部が設けられており、
前記第1回動軸と前記第2回動軸とは、互いに平行、且つ、車両上下方向及び車両前後方向において異なる位置に配置されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ドアラッチ装置が取り付けられるドアのドアハンドルの位置に応じて、サブレバー及びハンドルレバーを交換するのみで、ドアハンドルの操作力を効率的に伝達して、ラチェットを動作させることができる。これにより、ドアラッチ装置は、サブレバー及びハンドルレバーを交換するのみで、ラチェットを動作させるために必要なドアハンドルの操作力の変化を抑制しつつ、ドアハンドルの位置が異なる複数種類のドアに取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態の車両用ドアラッチ装置を備える車両の左前部分の左側面図である。
図1の車両用ドアラッチ装置を右後方から見た要部斜視図である。
カバープレートを省略して図2の車両用ドアラッチ装置を右後方から見た要部斜視図である。
図3の車両用ドアラッチ装置を右前方から見た要部斜視図である。
レバーロックがアンロック状態、サブレバー及びハンドルレバーが待機ポジションにあるときの図1の車両用ドアラッチ装置を右側から見た要部側面図である。
レバーロックがロック状態、サブレバー及びハンドルレバーが待機ポジションにあるときの図1の車両用ドアラッチ装置を右側から見た要部側面図である。
レバーロックがロック状態、サブレバー及びハンドルレバーが待機ポジションにある状態から、サブレバー及びハンドルレバーが動作したときの図1の車両用ドアラッチ装置を右側から見た要部側面図である。
サブレバー及びハンドルレバーに代えて取替レバーが取り付けられ、レバーロックがアンロック状態、取替レバーが待機ポジションにあるときの図1の車両用ドアラッチ装置を右側から見た要部側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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