TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024082781
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196879
出願日2022-12-09
発明の名称ゴム組成物の製造方法
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B29B 7/22 20060101AFI20240613BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】混練り物の成形不良を抑制すること
【解決手段】
混練り工程と、除去工程と、押出工程と、を有するゴム組成物の製造方法において、除去工程では、混練機と押出機とを接続するとともに、混練機から混練り物を押出機に送るシュート内に圧縮空気が供給される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリマーと、シリカと、シランカップリング剤とを、混練機を用いて混練りする混練り工程と、
前記混練り工程後、前記混練機から排出された混練り物から水およびアルコールを除去する除去工程と、
前記除去工程で水およびアルコールが除去された前記混練り物を、押出機を通して押し出す押出工程と、
を有し、
前記除去工程では、前記混練機と前記押出機とを接続するとともに、該混練機から混練り物を該押出機に送るシュート内に圧縮空気が供給される、ゴム組成物の製造方法。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記押出工程では、前記押出機に設けられた一対の圧延ロールを通して前記混練り物を押し出してシート状に成形する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記除去工程では、前記混練機から排出された前記混練り物を前記一対の圧延ロールに送るフィーダー上の前記混練り物に圧縮空気を吹き付ける、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記シュートにエアー供給管とエアー排出管とを設けておき、前記除去工程では、該エアー供給管を介して圧縮空気を当該シュートに供給するとともに、該エアー排出管を介して当該シュート内から排気する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記除去工程における前記シュートへの圧縮空気の供給圧は、0.3MPa以上1.0MPa以下に設定される、請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
前記混練り工程は、
ポリマーとシリカとシランカップリング剤とを混練りして第1混練り物を得る第1混練り工程と、
前記第1混練り物とシリカとシランカップリング剤とを混練りして第2混練り物を得る第2混練り工程と、
を包含し、
前記第1混練り物と前記第2混練り物との少なくともいずれか一方に対して前記除去工程を実施する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
前記混練機としてバンバリーミキサーを用いる、請求項1に記載の製造方法。
【請求項8】
前記混練り工程では、
天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、およびブタジエンゴムからなる群から選択された少なくとも一つのポリマーと、
前記ポリマーの合計量100質量部に対して、
30質量部以上120質量部以下のシリカと、
1質量部以上20質量部以下のシランカップリング剤と、
を混練りする、請求項1~7のいずれか一項に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、原材料としてのポリマー(ゴム)と、シリカと、シランカップリング剤と、を混練してゴム組成物が製造されることがある。
【0003】
特開2011-38034号公報で開示された混練システムは、原料ゴムとシリカとを混練する密閉式の第一ゴム混練機と、第一ゴム混練機から排出された一次混練ゴムとシランカップリング剤とを混練する第二ゴム混練機とを備えている。同公報では、第二ゴム混練機を、混練対象物の温度を調節できるように構成することが提案されている。同公報には、かかる構成によると、ゴムを効率よく加熱せん断し、原料ゴムとシリカとのカップリング処理の効率を高めることができると記載されている。
【0004】
特開2017-218496号公報で開示された製造方法では、ポリマーとシリカとシランカップリング剤とをゴム混練機に投入して混練りするときに、シリカとシランカップリング剤との反応生成物である水を、ゴム混練機内で除去することが提案されている。ゴム混練機内での水の除去に関して、同公報では、ゴム混練機内に、水蒸気脱気用のダクトを設けることが提案されている。同公報には、かかる構成によると、混練りを行いながら水を除去することができ、シラン反応が十分に促進されてシリカが十分に分散されたゴム組成物を効率的に製造することができると記載されている。
【0005】
特開2005-231057号公報では、混練後、混練機から排出されたゴム材料を受容するホッパに、排気ダクトと排気用送風機とから構成された排気手段を接続することが開示されている。同公報には、かかる排気手段によってホッパ内から排気することができるため、混練時に放出されるガスを確実に排気できると記載されている。なお、同公報では、混練機本体が材料排出室に接続されており、該材料排出室に混練後のゴム材料が排出されるように構成されている。材料排出室はスラブを有しており、該スラブにホッパの上面開口部が接続されることで、材料排出室とホッパとが連通している。材料排出室には、該材料排出室内から排気するための排気手段が取り付けられている。これによって、同公報には、ホッパに加えて、材料排出室からも上記ガスを排気できると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-38034号公報
特開2017-218496号公報
特開2005-231057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、混練り物からの水とアルコールとの除去効率を高め、混練り物の成形不良を抑制したい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ここで開示される製造方法は、混練り工程と、除去工程と、押出工程と、を有する。混練り工程は、ポリマーと、シリカと、シランカップリング剤とを、混練機を用いて混練りする工程である。除去工程は、混練り工程後、混練機から排出された混練り物から水およびアルコールを除去する工程である。押出工程は、除去工程で水およびアルコールが除去された混練り物を、押出機を通して押し出す工程である。除去工程では、混練機と押出機とを接続するとともに、混練機から混練り物を押出機に送るシュート内に圧縮空気が供給される。
【0009】
ここで開示される製造方法によれば、除去工程において、混練り物から水とアルコールとを効率よく除去することができ、混練り物の成形不良を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、混練機1と押出機2とシュート3とを示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友ゴム工業株式会社
タイヤ
10日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
4日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
10日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
6日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
17日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
6日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
10日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
10日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
3日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
4日前
住友ゴム工業株式会社
弾性クローラ
18日前
住友ゴム工業株式会社
弾性クローラ
3日前
住友ゴム工業株式会社
弾性クローラ
3日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
4日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
18日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
3日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
18日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
3日前
住友ゴム工業株式会社
医療用ゴム製品
13日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
12日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
18日前
住友ゴム工業株式会社
相互作用解析方法
17日前
住友ゴム工業株式会社
ゴルフクラブヘッド
19日前
住友ゴム工業株式会社
ゴルフクラブヘッド
10日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤの特性予測装置
6日前
住友ゴム工業株式会社
ゴム組成物の製造方法
17日前
住友ゴム工業株式会社
ポリマー被覆ガラス基材
3日前
住友ゴム工業株式会社
シーラントタイヤの製造方法
10日前
住友ゴム工業株式会社
シーラントタイヤの試験装置
5日前
住友ゴム工業株式会社
エラストマー組成物及びタイヤ
4日前
住友ゴム工業株式会社
天然ゴムの素練り方法及び混練装置
18日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ管理システム、タイヤ管理方法
6日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤの製造方法およびタイヤ製造装置
12日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤの損傷発生の検知方法及び検知装置
3日前
住友ゴム工業株式会社
ゴム組成物の分析方法及び学習済みモデルの生成方法
12日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤモデルの作成方法、記憶媒体、シミュレーション方法
6日前
続きを見る