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公開番号2024086532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2023072426
出願日2023-04-26
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類B60C 9/20 20060101AFI20240620BHJP(車両一般)
要約【課題】高速走行時の耐久性の向上を図ることを目的とする。
【解決手段】ベルト層を備えたタイヤであって、前記ベルト層は、単線のスチールモノフィラメントを含み、タイヤ半径方向断面において、前記ベルト層に含まれる単線のスチールモノフィラメントのタイヤ幅方向の配列本数Eが38本/50mm以上、68本/50mm以下であるタイヤに関する。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
ベルト層を備えたタイヤであって、
前記ベルト層は、単線のスチールモノフィラメントを含み、
タイヤ半径方向断面において、前記ベルト層に含まれる単線のスチールモノフィラメントのタイヤ幅方向の配列本数Eが38本/50mm以上、68本/50mm以下であるタイヤ。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
単線のスチールモノフィラメントは、破断強度が250~480Nである請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
ベルト層を2層以上備え、
少なくとも1対の隣接するベルト層において、各ベルト層内のタイヤ赤道面における単線のスチールモノフィラメント間の距離Sが0.30~0.50mmである請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
ベルト層が被覆ゴムを備え、
前記ベルト層に含まれる単線のスチールモノフィラメントの外径D(mm)に対する、前記ベルト層の前記被覆ゴムの複素弾性率E*b(MPa)の比(E*b/D)が、14.3(MPa/mm)以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
トレッド部を備え
前記トレッド部の厚みTt(mm)とベルト層に含まれる単線のスチールモノフィラメントのタイヤ幅方向の配列本数E(本/50mm)の積(Tt×E)が、600(mm・本/50mm)以下である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
ベルト層に含まれる単線のスチールモノフィラメントの外径D(mm)とタイヤ幅方向の配列本数E(本/50mm)との積(D×E)が、25(mm・本/50mm)以下である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
ベルト層内に含まれる単線のスチールモノフィラメントの外径Dが0.32~0.48mmである請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
タイヤ半径方向断面において最も幅の広いベルト層の厚みTb(mm)と該ベルト層のスチールモノフィラメントのタイヤ幅方向配列本数E(本/50mm)の積(Tb×E)が、51(mm・本/50mm)以下である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項9】
ベルト層の被覆ゴムのE*b(MPa)が、5.5MPa以上、15.0MPa以下である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項10】
ベルト層に含まれる単線のスチールモノフィラメントのタイヤ幅方向の配列本数Eが38本/50mm以上、50本/50mm未満である請求項1に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、各種タイヤ性能を改善する手法が種々検討されている。例えば、タイヤの燃費性能であれば、タイヤのトレッド部を構成するゴム組成物の配合を工夫することにより、低燃費性能の向上を図ることが提案されている(例えば、特許文献1及び2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-178034号公報
特開2019-206643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、高速道路が整備され、車両性能が向上した昨今では、車両により高速で移動することも珍しくなく、高速走行時の耐久性の向上も望まれていると考えられる。
【0005】
本発明は、前記課題を解決し、高速走行時の耐久性の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ベルト層を備えたタイヤであって、
前記ベルト層は、単線のスチールモノフィラメントを含み、
タイヤ半径方向断面において、前記ベルト層に含まれる単線のスチールモノフィラメントのタイヤ幅方向の配列本数Eが38本/50mm以上、68本/50mm以下であるタイヤに関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、ベルト層を備えたタイヤであって、前記ベルト層は、単線のスチールモノフィラメントを含み、タイヤ半径方向断面において、前記ベルト層に含まれる単線のスチールモノフィラメントのタイヤ幅方向の配列本数Eが38本/50mm以上、68本/50mm以下であるタイヤであるので、高速走行時の耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の空気入りタイヤのタイヤ子午線断面図である。
図1のタイヤのベルト層及びバンド層の拡大断面図である。
図1のタイヤのベルト層及びバンド層のタイヤ赤道面付近の拡大断面図である。
図1のタイヤのトレッド部の近辺が示された拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、ベルト層を備えたタイヤであって、該ベルト層が単線のスチールモノフィラメントを含み、タイヤ半径方向断面において、該ベルト層に含まれる単線のスチールモノフィラメントのタイヤ幅方向の配列本数Eが38本/50mm以上、68本/50mm以下である。
【0010】
前述の作用効果が得られる理由は必ずしも明らかではないが、以下のメカニズムにより奏するものと推察される。
本発明では、ベルト層に単線のスチールモノフィラメントを用い、このフィラメントは従来のコードと異なり、撚りがないため、周囲のゴム層との接触面積を小さくすることができる。そのため、トレッド部が接地する際に、ベルト層の変形に伴って生じる周囲のゴムの変形を少なくし、ベルト層内での発熱、蓄熱を抑制できると考えられる。
さらに、タイヤ半径方向断面における、スチールモノフィラメントの配列本数Eを38本/50mm以上とすることで、ベルト層の剛性を高め、ベルト層の変形を抑制できるため、ベルト層全体の変形、及び内部のスチールコードと周囲のゴム層の変形の双方が抑制され、それにより、高速走行時の耐久性を向上させること可能となると考えられる。
一方、配列本数Eが過剰に高くなると、コードと被覆ゴムの接触面積が増え、接触箇所での発熱の影響が大きくなることが懸念されるが、68本/50mm以下に調整することでそのような問題の発生も抑制されると考えられる。
以上により、高速走行時の耐久性を向上すると推察される。
(【0011】以降は省略されています)

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