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公開番号2024081090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194550
出願日2022-12-05
発明の名称課題リコメンドシステム
出願人株式会社大阪教育研究所
代理人個人
主分類G09B 19/00 20060101AFI20240610BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】従来の課題リコメンドシステムでは、生徒が確信をもって回答できていたのか、本当は理解しているにもかかわらず緊張のあまりに誤答したに過ぎないのか、正解に至ることを当初から放棄した投げやりな状態で回答し、当然の結果として誤答を連発しているのかといった、熟練した人間の教師が視覚や聴覚などを通じて肌感覚で捉えている生徒の状況を十分に反映させることができていなかった。
【解決手段】ユーザが回答内容に確信をもっていることを受付可能な確信度入力ボタンを備えさせ、ユーザに確信度を入力させ、さらに回答時の自律神経、ユーザの感情を取得することで、ユーザが真に理解している課題、理解していない課題を把握可能とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
問題、当該問題の正解、当該問題に付されたタグと当該タグの重要度からなるタグブックを管理している問題データベースと、
ユーザが回答内容に確信をもっていることを受付可能な確信度入力ボタンと、
を備えた課題リコメンドシステムであって、
当該あるユーザがある問題を回答する際に、ユーザが確信をもって回答する場合には確信度入力ボタンの入力を受け付け動作し、ユーザが確信をもたずに回答する場合には確信度入力ボタンの入力を受け付けないことで動作しないものとし、当該確信度入力ボタンの動作の有無を、当該ある問題の回答内容に関連付けて記録することを特徴とする課題リコメンドシステム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の課題リコメンドシステムであって、
回答している際のユーザの様子を撮影するカメラを備え、
上記カメラにより得られたユーザの様子を映した映像から、ある問題を回答中のユーザが交感神経優位の状態であるのか副交感神経優位の状態であるのかを判別する映像解析手段を有し、
上記ある問題の回答内容に関連付けて交感神経優位であるのか副交感神経優位であるのかを記録することを特徴とする課題リコメンドシステム。
【請求項3】
請求項1に記載の課題リコメンドシステムであって、
回答している際のユーザの様子を撮影するカメラを備え、
上記カメラにより得られたユーザの様子を映した映像から、当該ある問題を回答中のユーザがポジティブな感情を有している状態であるのかネガティブな感情を有しているのかを判別し記録する機能をも有したことを特徴とする課題リコメンドシステム。
【請求項4】
請求項1に記載の課題リコメンドシステムであって、
回答している際のユーザについてのデータを取得するセンサを備え、
当該センサから得られた情報を用いて当該ある問題を回答中のユーザが交感神経優位の状態であるのか副交感神経優位の状態であるのかを判別するデータ解析手段を有し、
上記ある問題の回答内容に関連付けて交感神経優位であるのか副交感神経優位であるのかを記録することを特徴とする課題リコメンドシステム。
【請求項5】
請求項1に記載の課題リコメンドシステムであって、
上記ある問題の回答の正誤、及び確信度入力ボタンの作動の有無に応じて、上記ある問題に付されたタグの重要度を変化させることを特徴とする課題リコメンドシステム。
【請求項6】
請求項2または4に記載の課題リコメンドシステムであって、
上記ある問題の回答の正誤、及び確信度入力ボタンの作動の有無、及び交感神経優位であるか副交感神経優位であるかに応じて、上記ある問題に付されたタグの重要度を変化させることを特徴とする課題リコメンドシステム。
【請求項7】
請求項3に記載の課題リコメンドシステムであって、
上記ある問題の回答の正誤、及び確信度入力ボタンの作動の有無、及び上記ユーザがポジティブな感情を有しているかネガティブな感情を有しているかに応じて、上記ある問題に付されたタグの重要度を変化させることを特徴とする課題リコメンドシステム。
【請求項8】
コンピュータを、
問題、当該問題の正解、当該問題に付されたタグと当該タグの重要度からなるタグブックを管理している問題データベースと、
ユーザが回答内容に確信をもっていることを受付可能な確信度入力ボタンと、
として動作する課題リコメンドシステムとして機能させるプログラムであって、
当該あるユーザがある問題を回答する際に、ユーザが確信をもって回答する場合には確信度入力ボタンの入力を受け付け動作し、ユーザが確信をもたずに回答する場合には確信度入力ボタンの入力を受け付けないことで動作しないものとし、当該確信度入力ボタンの動作の有無を、当該ある問題の回答内容に関連付けて記録することを特徴とする課題リコメンドシステムとして機能させるプログラム。
【請求項9】
請求項1に記載のコンピュータを課題リコメンドシステムとして機能させるプログラムであって、
上記ある問題の回答の正誤、及び確信度入力ボタンの作動の有無に応じて、上記ある問題に付されたタグの重要度を変化させることを特徴とするコンピュータを課題リコメンドシステムとして機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、学習する際の課題をリコメンドするシステムに関し、ユーザが真に苦手としている問題であるか、あるいは単なるケアレスミスであるのかを判別することで、ユーザにとってより学習効率の高い問題をリコメンドするシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
コンピュータの開発黎明期より様々な自習支援システムが開発されてきており、学習者のレベルに応じた適切な課題を提供するサービスが実用化されて久しい。これらのサービスへのアクセスには、広く普及しているパーソナルコンピュータやスマートフォン、タブレット等を用いることができるようになってきた。そのため、多くの時間を費やすことが必要な各種試験対策を目的とした各種サービスが提供されており、高等学校受験対策、大学受験対策、各種資格試験受験対策、語学試験対策などがその典型である。
【0003】
いずれも一定以上の点数を取得する必要がある試験をターゲットとし、これらの試験で出題される問題について正解を解答するだけの知識、学力を身につけさせるべく知識、学力を効率よく取得することを支援するべく設計されている。
【0004】
一般に、正解した問題について次回も正解できるとは必ずしも限らないが、誤った問題を次回正解する可能性よりは高い。そのため、誤った問題のみを繰り返し取り組むことで、次回は誤りを正解へと変えていく学習方法が、限られた学習時間を有効に活用するために重要である。
【0005】
そのため、多くのサービスでは、誤った問題を再学習させる機能を備えている。誤った問題をそのまま再出題することでも一定の効果は得られるが、解答直後に再学習した場合では、選択肢の関係等から、本質を理解していないにも関わらず正解を選んでしまう可能性を排除できない。そのため、誤った問題が真に問うていたテーマと同じテーマに属する別の問題を再出題することで、ユーザに当該テーマの学習を促すことが効果的である。
【0006】
この点について、英語学習を例にして考えてみたい。我が国では、英語の学習にあたっては、
1 基本文法 動作動詞と状態動詞、現在形と現在進行形、過去形と過去進行形など、
2 助動詞 推薦のmayとcanとmust、助動詞と完了形、助動詞の慣用表現など、
3 仮定法 仮定法過去、未来に関する仮定、倒置法による仮定法など
4 動名詞 動名詞の用法、動名詞の否定形など
といった体系を順に学習することが一般的である。
【0007】
そのため、英語の関する試験も文法を習得できているかの確認という観点が強い。英語に関する多くの問題集や学習支援システムも、どの文法に関する問題を出題しているのかという観点から分類されている複数の問題から構成されている。例えば、次に示す問題である。
【0008】
問題1 以下の( )に適切と考えられる選択肢を選びなさい。
The wedding party ( ) a lot of money. There were a lot of guests, and the hotel was the best in the city.
1 must have cost
2 cannot have cost
3 could not cost
4 will cost
【0009】
この問題であれば、空欄に入る正解選択肢であるmust have costに関わる文法項目である「助動詞+完了形」が問題を示すテーマとなり、この問題が属するのは上記の体系でいうと2 助動詞の「助動詞と完了形」ということになる。
【0010】
しかし、この問題の解答のポイントは第2文の”were”や”was”にあり、これらが過去形であることの理解が必須である。すなわち、過去形を理解していないユーザは、助動詞の理解があってもこの問題の正解にたどりつくことはできない。
(【0011】以降は省略されています)

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