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公開番号2024080707
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-14
出願番号2024022056,2023508179
出願日2024-02-16,2021-03-22
発明の名称画像表示システム、画像表示方法、画像表示プログラム、および画像表示装置
出願人EIZO株式会社
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類G09G 5/00 20060101AFI20240607BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】複数のモニターを使用する場合において、多くの人がモニター間の色の違いを感じないような画像表示システムを提供する。
【解決手段】表示装置に画像を表示する画像表示システムであって、複数の表示装置と、分光データ取得部と、等色関数候補取得部と、色差算出部と、等色関数選択部を備え、前記分光データ取得部は、前記複数の表示装置の分光データを取得し、前記等色関数候補取得部は、前記等色関数選択部によって選択される等色関数の候補である選択候補等色関数を複数取得し、前記色差算出部は、前記分光データを用いて、複数の前記選択候補等色関数それぞれについて、前記複数の表示装置間での色差を算出し、前記等色関数選択部は、前記色差の算出結果に基づいて、当該複数の選択候補等色関数の中から多数の観測者にとって見た目の色の違いが小さくなる等色関数を選択する、画像表示システムが提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表示装置に画像を表示する画像表示システムであって、
複数の表示装置と、
分光データ取得部と、
等色関数候補取得部と、
色差算出部と、
等色関数選択部を備え、
前記分光データ取得部は、前記複数の表示装置の分光データを取得し、
前記等色関数候補取得部は、前記等色関数選択部によって選択される等色関数の候補である選択候補等色関数を複数取得し、
前記色差算出部は、前記分光データを用いて、複数の前記選択候補等色関数それぞれについて、前記複数の表示装置間での色差を算出し、
前記等色関数選択部は、前記色差の算出結果に基づいて、当該複数の選択候補等色関数の中から多数の観測者にとって見た目の色の違いが小さくなる等色関数を選択する、画像表示システム。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像表示システムであって、
表示制御部をさらに備え、前記表示制御部は、前記等色関数選択部が選択した等色関数を用いて前記表示装置の表示を制御する、画像表示システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の画像表示システムであって、
仮想等色関数取得部をさらに備え、
前記仮想等色関数取得部は、仮想の観測者に対応した複数の仮想等色関数を取得し、
前記色差算出部は、前記分光データと前記仮想等色関数に基づく三刺激値を算出し、前記複数の表示装置間での色差を算出する、画像表示システム。
【請求項4】
請求項3に記載の画像表示システムであって、
前記色差算出部は、前記複数の表示装置間での色差を、取得した前記仮想等色関数の個数分算出し、
前記等色関数選択部は、前記仮想等色関数の個数分算出された色差に基づいて、前記複数の選択候補等色関数の中から画像の表示に用いられる等色関数を選択する、画像表示システム。
【請求項5】
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の画像表示システムであって、
前記分光データが記憶されている記憶部をさらに備える、画像表示システム。
【請求項6】
請求項3~請求項5のいずれか1項に記載の画像表示システムであって、
前記仮想等色関数が記憶されている記憶部をさらに備える、画像表示システム。
【請求項7】
請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の画像表示システムであって、
目標色受付部と、
目標色変換部をさらに備え、
前記目標色受付部は、前記複数の表示装置の内、基準となる表示装置での目標色の色値を受け付け、
前記目標色変換部は、前記等色関数選択部が選択した等色関数で調整された色値となるように、前記目標色の色値を変換する、画像表示システム。
【請求項8】
コンピューターに、表示装置に画像を表示させる画像表示システムとして機能させる方法であって、
前記画像表示システムは、複数の表示装置を備え、
前記方法は、
分光データ取得ステップと、
等色関数候補取得ステップと、
色差算出ステップと、
等色関数選択ステップを備え、
前記分光データ取得ステップでは、前記複数の表示装置の分光データを取得させ、
前記等色関数候補取得ステップでは、前記等色関数選択ステップにおいて選択される等色関数の候補である選択候補等色関数を複数取得させ、
前記色差算出ステップでは、前記分光データを用いて、複数の前記選択候補等色関数それぞれについて、前記複数の表示装置間での色差を算出させ、
前記等色関数選択ステップでは、前記色差の算出結果に基づいて、当該複数の選択候補等色関数の中から多数の観測者にとって見た目の色の違いが小さくなる等色関数を選択させる、方法。
【請求項9】
コンピューターを、表示装置に画像を表示させる画像表示システムとして機能させるプログラムであって、
前記画像表示システムは、複数の表示装置を備え、
前記プログラムは、
分光データ取得ステップと、
等色関数候補取得ステップと、
色差算出ステップと、
等色関数選択ステップを、前記コンピューターに実行させ、
前記分光データ取得ステップでは、前記複数の表示装置の分光データを取得させ、
前記等色関数候補取得ステップでは、前記等色関数選択ステップにおいて選択される等色関数の候補である選択候補等色関数を複数取得させ、
前記色差算出ステップでは、前記分光データを用いて、複数の前記選択候補等色関数それぞれについて、前記複数の表示装置間での色差を算出させ、
前記等色関数選択ステップでは、前記色差の算出結果に基づいて、当該複数の選択候補等色関数の中から等色関数を選択させる、プログラム。
【請求項10】
画像を表示する表示装置であって、
分光データ取得部と、
等色関数候補取得部と、
色差算出部と、
等色関数選択部を備え、
前記分光データ取得部は、複数の前記表示装置の分光データを取得し、
前記等色関数候補取得部は、前記等色関数選択部によって選択される等色関数の候補である選択候補等色関数を複数取得し、
前記色差算出部は、前記分光データを用いて、複数の前記選択候補等色関数それぞれについて、複数の前記表示装置間での色差を算出し、
前記等色関数選択部は、前記色差の算出結果に基づいて、当該複数の選択候補等色関数の中から多数の観測者にとって見た目の色の違いが小さくなる等色関数を選択する、表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示システム、画像表示方法、画像表示プログラム、および画像表示装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、表示装置ごとの分光特性の違いを考慮した技術が開発されている。例えば、特許文献1には、等色関数のばらつきによる色の見えの変動を抑制するデータ処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-42119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ユーザーが同時に複数の表示装置を使用する場合が想定される。このような場合、測定器を用いて異なる2つの表示装置を同じ色度に調整した場合でも、観測者によっては見た目の色が一致しないことがある。これは、表示装置ごとに分光特性が異なっており、測色に用いた等色関数と観測者の等色関数とが異なる場合に発生する。
【0005】
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、複数の表示装置を使用する場合において、多くの人が表示装置間の色の違いを感じないような画像表示システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、表示装置に画像を表示する画像表示システムであって、複数の表示装置と、分光データ取得部と、等色関数候補取得部と、色差算出部と、等色関数選択部を備え、前記分光データ取得部は、前記複数の表示装置の分光データを取得し、前記等色関数候補取得部は、前記等色関数選択部によって選択される等色関数の候補である選択候補等色関数を複数取得し、前記色差算出部は、前記分光データを用いて、複数の前記選択候補等色関数それぞれについて、前記複数の表示装置間での色差を算出し、前記等色関数選択部は、前記色差の算出結果に基づいて、当該複数の選択候補等色関数の中から多数の観測者にとって見た目の色の違いが小さくなる等色関数を選択する、画像表示システムが提供される。
【0007】
このような構成とすることにより、多くの人にとって表示装置間の色の違いが感じられない最適な等色関数を選出することが可能となる。
【0008】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴が独立に発明を構成する。
【0009】
好ましくは、表示制御部をさらに備え、前記表示制御部は、前記等色関数選択部が選択した等色関数を用いて前記表示装置の表示を制御する。
好ましくは、仮想等色関数取得部をさらに備え、前記仮想等色関数取得部は、仮想の観測者に対応した複数の仮想等色関数を取得し、前記色差算出部は、前記分光データと前記仮想等色関数に基づく三刺激値を算出し、前記複数の表示装置間での色差を算出する。
好ましくは、前記色差算出部は、前記複数の表示装置間での色差を、取得した前記仮想等色関数の個数分算出し、前記等色関数選択部は、前記仮想等色関数の個数分算出された色差に基づいて、前記複数の選択候補等色関数の中から画像の表示に用いられる等色関数を選択する。
好ましくは、前記分光データが記憶されている記憶部をさらに備える。
好ましくは、前記仮想等色関数が記憶されている記憶部をさらに備える。
好ましくは、目標色受付部と、目標色変換部をさらに備え、前記目標色受付部は、前記複数の表示装置の内、基準となる表示装置での目標色の色値を受け付け、前記目標色変換部は、前記等色関数選択部が選択した等色関数で調整された色値となるように、前記目標色の色値を変換する。
本発明の他の態様によれば、コンピューターに、表示装置に画像を表示させる画像表示システムとして機能させる方法であって、前記画像表示システムは、複数の表示装置を備え、前記方法は、分光データ取得ステップと、等色関数候補取得ステップと、色差算出ステップと、等色関数選択ステップを備え、前記分光データ取得ステップでは、前記複数の表示装置の分光データを取得させ、前記等色関数候補取得ステップでは、前記等色関数選択ステップにおいて選択される等色関数の候補である選択候補等色関数を複数取得させ、前記色差算出ステップでは、前記分光データを用いて、複数の前記選択候補等色関数それぞれについて、前記複数の表示装置間での色差を算出させ、前記等色関数選択ステップでは、前記色差の算出結果に基づいて、当該複数の選択候補等色関数の中から多数の観測者にとって見た目の色の違いが小さくなる等色関数を選択させる、方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、コンピューターを、表示装置に画像を表示させる画像表示システムとして機能させるプログラムであって、前記画像表示システムは、複数の表示装置を備え、前記プログラムは、分光データ取得ステップと、等色関数候補取得ステップと、色差算出ステップと、等色関数選択ステップを、前記コンピューターに実行させ、前記分光データ取得ステップでは、前記複数の表示装置の分光データを取得させ、前記等色関数候補取得ステップでは、前記等色関数選択ステップにおいて選択される等色関数の候補である選択候補等色関数を複数取得させ、前記色差算出ステップでは、前記分光データを用いて、複数の前記選択候補等色関数それぞれについて、前記複数の表示装置間での色差を算出させ、前記等色関数選択ステップでは、前記色差の算出結果に基づいて、当該複数の選択候補等色関数の中から等色関数を選択させる、プログラムが提供される。
本発明の他の態様によれば、画像を表示する表示装置であって、分光データ取得部と、等色関数候補取得部と、色差算出部と、等色関数選択部を備え、前記分光データ取得部は、前記複数の表示装置の分光データを取得し、前記等色関数候補取得部は、前記等色関数選択部によって選択される等色関数の候補である選択候補等色関数を複数取得し、前記色差算出部は、前記分光データを用いて、複数の前記選択候補等色関数それぞれについて、前記複数の表示装置間での色差を算出し、前記等色関数選択部は、前記色差の算出結果に基づいて、当該複数の選択候補等色関数の中から多数の観測者にとって見た目の色の違いが小さくなる等色関数を選択する、表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
表示装置間の分光特性と等色関数について説明する図である。
第1実施形態に係る画像表示システム1のハードウェア構成を示す図である。
第1実施形態に係る画像表示システム1の機能構成を示すブロック図である。
画像処理装置2における処理の流れを説明する図である。
色差算出部23が算出する三刺激値と色差を説明する図である。
第1実施形態における等色関数の設定画面G1を表示する図である。
第2実施形態に係る画像表示システム1の機能構成を示すブロック図である。
第2実施形態における等色関数の設定画面G2を表示する図である。
第2実施形態の変形例に係る画像表示システム1の機能構成を示すブロック図である。
第2実施形態の変形例における等色関数の設定画面G3を表示する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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