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公開番号2024080244
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193276
出願日2022-12-02
発明の名称抵抗値測定回路
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01R 27/02 20060101AFI20240606BHJP(測定;試験)
要約【課題】可変抵抗器の抵抗値を正確に算出する。
【解決手段】電源と第1の抵抗器とを接続するラインの電位の値である第1の電圧値と、第1の抵抗器と第2の抵抗器とを接続するラインの電位の値である第2の電圧値と、第2の抵抗器と可変抵抗器とを接続するラインの電位の値である第3の電圧値と、を取得し、第1の電圧値と第2の電圧値との差である第1の電位差と、第2の電圧値と第3の電圧値との差である第2の電位差と、に基づいて、第1の抵抗器および第2の抵抗器の異常を検知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電源と可変抵抗器との間に直列に接続された第1の抵抗器および第2の抵抗器と、
前記電源と前記第1の抵抗器とを接続するラインの電位の値である第1の電圧値と、前記第1の抵抗器と前記第2の抵抗器とを接続するラインの電位の値である第2の電圧値と、前記第2の抵抗器と前記可変抵抗器とを接続するラインの電位の値である第3の電圧値と、を取得する制御部と、を有する、抵抗値測定回路。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記第1の電圧値と、前記第3の電圧値と、に基づいて、前記可変抵抗器の抵抗値を算出し、
前記第1の電圧値と前記第2の電圧値との差である第1の電位差と、前記第2の電圧値と前記第3の電圧値との差である第2の電位差と、に基づいて、前記第1の抵抗器および前記第2の抵抗器の異常を検知する、請求項1に記載の抵抗値測定回路。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第1の電位差がゼロであるならば、前記第1の抵抗器がショートしたと判定し、
前記第2の電位差がゼロであるならば、前記第2の抵抗器がショートしたと判定する、請求項2に記載の抵抗値測定回路。
【請求項4】
前記第1の抵抗器および前記第2の抵抗器の少なくともいずれかは、並列に接続された複数の抵抗器を有する、請求項2に記載の抵抗値測定回路。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第1の電位差の前記第2の電位差に対する割合が、前記第1の抵抗器および前記第2の抵抗器の両方が正常であるときの前記第1の抵抗器の抵抗値に対する前記第2の抵抗器の抵抗値の割合より大きいならば、前記第1の抵抗器の前記複数の抵抗器のうちの一部の抵抗器がオープンであると判定し、
前記第1の電位差の前記第2の電位差に対する割合が、前記第1の抵抗器および前記第2の抵抗器の両方が正常であるときの前記第1の抵抗器の抵抗値に対する前記第2の抵抗器の抵抗値の割合より小さいならば、前記第2の抵抗器の前記複数の抵抗器のうちの一部の抵抗器がオープンであると判定する、請求項4に記載の抵抗値測定回路。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1の抵抗器および前記第2の抵抗器のいずれかの抵抗器の異常が検知されたときに、
前記異常の検知の結果に基づいて、前記電源と前記可変抵抗器との間の抵抗値を算出し、
前記第1の電圧値と、前記第3の電圧値と、当該算出された前記電源と前記可変抵抗器との間の抵抗値と、に基づいて、前記可変抵抗器の抵抗値を算出する、請求項2から5のいずれか一項に記載の抵抗値測定回路。
【請求項7】
前記電源と、
タンク内の燃料の残量に応じて抵抗値が変化する前記可変抵抗器と、
請求項6に記載の抵抗値測定回路と、有し、
前記制御部は、前記制御部により算出された可変抵抗器の抵抗値に基づいて、前記燃料の残量の値を算出する、燃料残量センサ。
【請求項8】
直列に接続された第1の抵抗器および第2の抵抗器を介して、電源に接続している可変抵抗の抵抗値を測定するための、コンピュータにより実行される抵抗値測定方法であって、
前記電源と前記第1の抵抗器とを接続するラインの電位の値である第1の電圧値と、前記第1の抵抗器と前記第2の抵抗器とを接続するラインの電位の値である第2の電圧値と、前記第2の抵抗器と前記可変抵抗器とを接続するラインの電位の値である第3の電圧値と、を取得する工程と、
前記第1の電圧値と前記第3の電圧値に基づいて、前記可変抵抗器の抵抗値を測定する工程と、
前記第1の電圧値と前記第2の電圧値との差である第1の電位差と、前記第2の電圧値と前記第3の電圧値との差である第2の電位差と、に基づいて、前記第1の抵抗器および前記第2の抵抗器の異常を検知する工程と、を有する、抵抗値測定方法。
【請求項9】
請求項8に記載の抵抗値測定方法をコンピュータに実行させる抵抗値測定プログラム。
【請求項10】
請求項9に記載の抵抗値測定プログラムを記憶しているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、抵抗値測定回路に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
燃料の残量に基づいて抵抗値が変わる可変抵抗器と、プルアップ抵抗器と、により構成される燃料残量センサがある(例えば、特許文献1)。このような燃料残量センサでは、プルアップ抵抗器により分圧された可変抵抗器にかかる電圧の値を測定し、この測定された電圧値に基づいて、可変抵抗器の抵抗値を算出し、この算出された可変抵抗器の抵抗値に基づいて、燃料の残量値が算出されている。このとき、プルアップ抵抗器の抵抗値は一定値であるとして、可変抵抗器の抵抗値が算出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-93386号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プルアップ抵抗器が、図8に示すように、2つの直列接続された抵抗器により構成されている場合、2つの抵抗器のうちの1つの抵抗器がショート(短絡)すると、プルアップ抵抗器の抵抗値が小さくなり、可変抵抗器にかかる電圧が大きくなる。このとき、プルアップ抵抗器の抵抗値に変化を考慮せずに、測定された可変抵抗器にかかる電圧の値に基づいて可変抵抗器の抵抗値を算出した場合、算出される可変抵抗器の抵抗値は、実際の可変抵抗器の抵抗値からずれしまい、結果、この実際の値からずれた可変抵抗器の抵抗値に基づいて算出される燃料の残量値も、実際の燃料の残量値からにずれてしまう。
【0005】
プルアップ抵抗器が、図9に示すように、並列に接続された複数の抵抗器により構成されている場合、並列に接続された複数の抵抗器のうちの1つがオープン(開放)になると、プルアップ抵抗器の抵抗値が大きくなり、可変抵抗器の電圧が小さくなる。このときも、プルアップ抵抗器の抵抗値に変化を考慮せずに、測定された可変抵抗器にかかる電圧の値に基づいて可変抵抗器の抵抗値を算出した場合、算出される可変抵抗器の抵抗値は、実際の可変抵抗器の抵抗値からずれしまい、結果、この実際の値からずれた可変抵抗器の抵抗値に基づいて算出される燃料の残量値も、実際の燃料の残量値からにずれてしまう。
【0006】
そこで、本発明は、可変抵抗器の抵抗値を正確に算出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る抵抗値測定回路は、電源と可変抵抗器との間に直列に接続された第1の抵抗器および第2の抵抗器と、前記電源と前記第1の抵抗器とを接続するラインの電位の値である第1の電圧値と、前記第1の抵抗器と前記第2の抵抗器とを接続するラインの電位の値である第2の電圧値と、前記第2の抵抗器と前記可変抵抗器とを接続するラインの電位の値である第3の電圧値と、を取得する制御部と、を有する。前記制御部は、前記第1の電圧値と、前記第3の電圧値と、に基づいて、前記可変抵抗器の抵抗値を算出し、前記第1の電圧値と前記第2の電圧値との差である第1の電位差と、前記第2の電圧値と前記第3の電圧値との差である第2の電位差と、に基づいて、前記第1の抵抗器および前記第2の抵抗器の異常を検知するようにすると良い。また、前記制御部は、前記第1の抵抗器および前記第2の抵抗器のいずれかの抵抗器の異常が検知されたときに、前記異常の検知の結果に基づいて、前記電源と前記可変抵抗器との間の抵抗値を算出し、前記第1の電圧値と、前記第3の電圧値と、当該算出された前記電源と前記可変抵抗器との間の抵抗値と、に基づいて、前記可変抵抗器の抵抗値を算出するようにしても良い。
【0008】
本発明の一実施形態に係る燃料残量センサは、前記電源と、タンク内の燃料の残量に応じて抵抗値が変化する前記可変抵抗器と、前記抵抗値測定回路と、有し、前記制御部は、前記制御部により算出された可変抵抗器の抵抗値に基づいて、前記燃料の残量の値を算出する。
【0009】
本発明の一実施形態に係る抵抗値測定方法は、直列に接続された第1の抵抗器および第2の抵抗器を介して、電源に接続している可変抵抗の抵抗値を測定するための、コンピュータにより実行される抵抗値測定方法であって、前記電源と前記第1の抵抗器とを接続するラインの電位の値である第1の電圧値と、前記第1の抵抗器と前記第2の抵抗器とを接続するラインの電位の値である第2の電圧値と、前記第2の抵抗器と前記可変抵抗器とを接続するラインの電位の値である第3の電圧値と、を取得する工程と、前記第1の電圧値と前記第3の電圧値に基づいて、前記可変抵抗器の抵抗値を測定する工程と、前記第1の電圧値と前記第2の電圧値との差である第1の電位差と、前記第2の電圧値と前記第3の電圧値との差である第2の電位差と、に基づいて、前記第1の抵抗器および前記第2の抵抗器の異常を検知する工程と、を有する。
【0010】
本発明の一実施形態に係る抵抗値測定プログラムは、前記抵抗値測定方法をコンピュータに実行させる。
(【0011】以降は省略されています)

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