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公開番号2024126265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034539
出願日2023-03-07
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/42 20060101AFI20240912BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子と係止ランスとの係合時における端子とハウジングとの間のガタツキを抑制することができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、ハウジング3と、端子11とを備える。ハウジング3は、端子収容室21内に形成され、端子11を係止する係止ランス24を有する。係止ランス24は、係止解除部25と、端子係止部26と、係止解除部25と端子係止部26とに跨って形成される凸部27とを有する。端子11は、ランスホール41と、ランスホール41の前端側の孔縁41aに形成され、凸部27が係合する凹部42とを有する。凸部27は、左右方向視の断面形状が凹部42に向けて凸となるように形成された凸状湾曲面28を有する。凹部42は、左右方向視の断面形状が凸部27とは反対側に向けて凹むように形成された凹状湾曲面43を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
端子収容室を有するハウジングと、
前記端子収容室に収容される端子と、を備え、
前記ハウジングは、前記端子収容室内に形成され、前記端子を係止する係止ランスを有し、
前記係止ランスは、
前記係止ランスの前端に形成される係止解除部と、
前記係止ランスの前端部に前記係止解除部の後方に位置させて形成され、前記端子収容室の内方に向けて突出する端子係止部と、
前記係止解除部と前記端子係止部とに跨って形成される凸部と、を有し、
前記端子は、
前記端子の底壁部に形成され、前記端子係止部が係合するランスホールと、
前記ランスホールの前端側の孔縁に形成され、前記凸部が係合する凹部と、を有し、
前記凸部は、左右方向視の断面形状が前記凹部に向けて凸となるように形成された凸状湾曲面を有し、
前記凹部は、左右方向視の断面形状が前記凸部とは反対側に向けて凹むように形成された凹状湾曲面を有する、
コネクタ。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記凸部は、前記凹部へ向かって突出するほぼ半球状に形成され、
前記凹部が、前記凸部とは反対側へ向かって突出するほぼ半球状に形成される、
請求項1に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとしては、端子収容室を有するハウジングと、端子収容室に収容される端子とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
このコネクタでは、ハウジングの端子収容室内に、端子を係止して保持する係止ランスが形成されている。このようなコネクタでは、係止ランスが、ハウジングの外部から挿入される係止解除部材で変形されることによって端子との係合が解除される。この係止ランスと端子との係合を解除することにより、例えば、メンテナンス等を行うときに、端子をハウジングから離脱させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-59773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前述のようなコネクタにおいて、端子と係止ランスとの係合時に端子とハウジングとの間でガタツキがあると、例えばコネクタを搭載した車両の走行時に、端子とハウジングとの間のガタツキによる異音が発生し得る。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、端子と係止ランスとの係合時における端子とハウジングとの間のガタツキを抑制することができるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係るコネクタは、端子収容室を有するハウジングと、端子収容室に収容される端子と、を備え、ハウジングは、端子収容室内に形成され、端子を係止する係止ランスを有し、係止ランスは、係止ランスの前端に形成される係止解除部と、係止ランスの前端部に係止解除部の後方に位置させて形成され、端子収容室の内方に向けて突出する端子係止部と、係止解除部と端子係止部とに跨って形成される凸部と、を有し、端子は、端子の底壁部に形成され、端子係止部が係合するランスホールと、ランスホールの前端側の孔縁に形成され、凸部が係合する凹部と、を有し、凸部は、左右方向視の断面形状が凹部に向けて凸となるように形成された凸状湾曲面を有し、凹部は、左右方向視の断面形状が凸部とは反対側に向けて凹むように形成された凹状湾曲面を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、端子と係止ランスとの係合時における端子とハウジングとの間のガタツキを抑制することができるコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るコネクタの一例を示す分解斜視図である。
相手コネクタの一例を示す斜視図である。
ハウジングの一部破断斜視図である。
図3の要部拡大図である。
端子をハウジングの端子収容室に収容した状態を示す側断面図である。
図5の要部を拡大して示す一部破断斜視図である。
電線の端末部に接続された端子の一部破断斜視図である。
図7とは反対側から見た端子の要部を拡大して示す一部破断斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本実施形態に係るコネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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