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公開番号2024169042
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086222
出願日2023-05-25
発明の名称外装ユニット及び外装方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B23P 21/00 20060101AFI20241128BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】手作業を抑えつつ、コネクタ付き電線束に対して様々な取付け方で外装材を取り付ける。
【解決手段】外装ユニット1が、コネクタ付き電線束W1を縦置き姿勢で保持する縦置き保持部111を循環移動が可能に保持するとともに、縦置き姿勢で移動中のコネクタ付き電線束W1に対して第1外装材W13を取り付ける第1外装処理を行う第1外装機構11と、第1外装処理が施された外装途中電線束W1aを横置き姿勢で保持する横置き保持部121を循環移動が可能に保持するとともに、横置き姿勢で移動中の外装途中電線束W1aに対して第2外装材W14を取り付ける第2外装処理を行う第2外装機構12と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数本の電線の束の両端にコネクタが取り付けられたコネクタ付き電線束を鉛直方向に沿った縦置き姿勢で保持する縦置き保持部を、縦置きセット位置及び縦置き取外し位置を経由する循環移動が可能に保持するとともに、前記縦置きセット位置から前記縦置き取外し位置まで前記縦置き姿勢で移動中の前記コネクタ付き電線束に対し、第1外装材を取り付ける第1外装処理を行う第1外装機構と、
前記第1外装処理が施された前記コネクタ付き電線束を水平方向に沿った横置き姿勢で保持する横置き保持部を、横置きセット位置及び横置き取外し位置を経由する循環移動が可能に保持するとともに、前記横置きセット位置から前記横置き取外し位置まで前記横置き姿勢で移動中の前記コネクタ付き電線束に対し、第2外装材を取り付ける第2外装処理を行う第2外装機構と、
を備えたことを特徴とする外装ユニット。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記第1外装機構は、複数の前記縦置き保持部を、一列に並んだ状態で循環移動するように保持し、
前記第2外装機構が、複数の前記横置き保持部を、一列に並んだ状態で循環移動するように保持することを特徴とする請求項1に記載の外装ユニット。
【請求項3】
前記縦置きセット位置の前記縦置き保持部に前記コネクタ付き電線束を前記縦置き姿勢でセットする縦置きセット機構と、
前記縦置き取外し位置の前記縦置き保持部から前記第1外装処理が施された前記コネクタ付き電線束を取り外すとともに、前記横置きセット位置の前記横置き保持部に前記横置き姿勢でセットする縦横移送機構と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の外装ユニット。
【請求項4】
前記縦置きセット機構が、前記コネクタ付き電線束をU字状に曲げた状態で両端の前記コネクタを保持する第1電線保持具を介して前記コネクタ付き電線束を保持する機構であって、各前記コネクタを前記第1電線保持具から外しながらU字状の前記コネクタ付き電線束を延ばして前記縦置き保持部にセットするものであり、
前記縦横移送機構が、前記コネクタ付き電線束をU字状に曲げた状態で両端の前記コネクタを保持する第2電線保持具を介して前記コネクタ付き電線束を保持する機構であって、各前記コネクタを前記縦置き保持部から前記第2電線保持具に移し替えて前記コネクタ付き電線束をU字状に曲げた状態で保持して前記横置き保持部まで運び、各前記コネクタを前記第2電線保持具から外しながらU字状の前記コネクタ付き電線束を延ばして前記横置き保持部にセットするものであることを特徴とする請求項3に記載の外装ユニット。
【請求項5】
前記横置き取外し位置の前記横置き保持部から前記コネクタ付き電線束を取り外して、所定の払出し位置へと運ぶ払出し機構を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の外装ユニット。
【請求項6】
前記縦置き保持部が、
前記縦置き姿勢の前記コネクタ付き電線束における上側のコネクタを保持する上側保持部と、
下側のコネクタを保持する下側保持部と、
前記上側保持部及び前記下側保持部のうちの一方を、その相互間隔を調節可能に支持する支持部と、
を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の外装ユニット。
【請求項7】
前記第1外装機構において前記縦置き保持部が移動する縦置き循環ルートが長尺環状のルートであり、長手方向の一端側に前記縦置きセット位置が設けられ、他端側に前記縦置き取外し位置が設けられ、
前記第2外装機構において前記横置き保持部が移動する横置き循環ルートが長尺環状のルートであり、長手方向の一端側に前記横置きセット位置が設けられ、他端側に前記横置き取外し位置が設けられ、
前記縦置き循環ルートの一対の長手ルートのうちの一方である第1縦置き長手ルートにおいて前記第1外装処理が行われるとともに、前記横置き循環ルートの一対の長手ルートのうちの第1横置き長手ルートにおいて前記第2外装処理が行われ、
前記縦置き循環ルートにおける第2縦置き長手ルート及び前記横置き循環ルートにおける第2横置き長手ルートの少なくとも一方において、前記第1外装材及び前記第2外装材のうちの対応する外装材の少なくとも一部が、前記縦置き保持部及び前記横置き保持部のうちの対応する保持部に供給されることを特徴とする請求項1に記載の外装ユニット。
【請求項8】
前記第1外装処理で用いられる前記第1外装材の少なくとも一部は、前記縦置き保持部へのセット前に前記コネクタ付き電線束に通されたチューブ状の先通し部材であり、
前記第1外装処理では、前記先通し部材が、前記コネクタ付き電線束における長さ方向の固定位置に位置合わせされて固定されることを特徴とする請求項1に記載の外装ユニット。
【請求項9】
前記第2外装処理で用いられる前記第2外装材の少なくとも一部は、前記横置き姿勢の前記コネクタ付き電線束が内側にセットされる溝状カバー、及び、当該溝状カバーを覆う蓋状カバー、を有するプロテクタであり、
前記第2外装処理では、前記コネクタ付き電線束が内側にセットされた前記溝状カバーに前記蓋状カバーが押圧取付けされることを特徴とする請求項1に記載の外装ユニット。
【請求項10】
複数本の電線の束の両端にコネクタが取り付けられたコネクタ付き電線束を鉛直方向に沿った縦置き姿勢で保持可能な縦置き保持部を、縦置きセット位置及び縦置き取外し位置を経由する縦置き循環ルートにおける前記縦置きセット位置に位置付けて、前記縦置き保持部に前記コネクタ付き電線束を前記縦置き姿勢でセットする縦置きセット工程と、
前記コネクタ付き電線束がセットされた前記縦置き保持部を前記縦置き循環ルートに沿って循環移動させるとともに、前記縦置きセット位置から前記縦置き取外し位置まで前記縦置き姿勢で移動中の前記コネクタ付き電線束に対し、第1外装材を取り付ける第1外装処理を行う第1外装工程と、
前記コネクタ付き電線束を水平方向に沿った横置き姿勢で保持可能な横置き保持部を、横置きセット位置及び横置き取外し位置を経由する横置き循環ルートにおける前記横置きセット位置に位置付けて、前記縦置き取外し位置の前記縦置き保持部から前記第1外装処理が施された前記コネクタ付き電線束を取り外すとともに、前記横置きセット位置の前記横置き保持部に前記横置き姿勢でセットする縦横移送工程と、
前記コネクタ付き電線束がセットされた前記横置き保持部を前記横置き循環ルートに沿って循環移動させるとともに、前記横置きセット位置から前記横置き取外し位置まで前記横置き姿勢で移動中の前記コネクタ付き電線束に対し、第2外装材を取り付ける第2外装処理を行う第2外装工程と、
を備えたことを特徴とする外装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
コネクタ付き電線束に外装材を取り付ける外装ユニット及び外装方法に関するものとなっている。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、端部にコネクタが設けられたワイヤーハーネスの製造等に、布線板上に設置されたコネクタ付き電線束に外装材を取り付けるユニットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載のユニットは、布線板を循環移動させながら循環ルート上の各作業位置で作業者が外装材の取付けを含む各種作業を行うものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-98130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、コネクタ付き電線束の中でも、例えば高電圧の電源用ハーネス等のためのものは、分岐形状を持たず、複数本の電線の束の両端にコネクタが取り付けられたシンプルな形状を有していることが多い。そして、このようなシンプルなコネクタ付き電線束については、外装材の取付けに関し、手作業をなるべく抑えて自動化することが求められている。他方で、外装材の種類によって取付け方が異なる場合がある。このような取付け方の相違に起因し、布線板上のコネクタ付き電線束に対し、ある外装材の取付けに関しては問題なく自動化可能であっても、別の外装材に関しては布線板が邪魔になって手作業でなければ取付けが困難となる場合がある。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、手作業を抑えつつ、コネクタ付き電線束に対して様々な取付け方で外装材を取り付けることができる外装ユニット及び外装方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、外装ユニットは、複数本の電線の束の両端にコネクタが取り付けられたコネクタ付き電線束を鉛直方向に沿った縦置き姿勢で保持する縦置き保持部を、縦置きセット位置及び縦置き取外し位置を経由する循環移動が可能に保持するとともに、前記縦置きセット位置から前記縦置き取外し位置まで前記縦置き姿勢で移動中の前記コネクタ付き電線束に対し、第1外装材を取り付ける第1外装処理を行う第1外装機構と、前記第1外装処理が施された前記コネクタ付き電線束を水平方向に沿った横置き姿勢で保持する横置き保持部を、横置きセット位置及び横置き取外し位置を経由する循環移動が可能に保持するとともに、前記横置きセット位置から前記横置き取外し位置まで前記横置き姿勢で移動中の前記コネクタ付き電線束に対し、第2外装材を取り付ける第2外装処理を行う第2外装機構と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記課題を解決するために、外装方法は、複数本の電線の束の両端にコネクタが取り付けられたコネクタ付き電線束を鉛直方向に沿った縦置き姿勢で保持可能な縦置き保持部を、縦置きセット位置及び縦置き取外し位置を経由する縦置き循環ルートにおける前記縦置きセット位置に位置付けて、前記縦置き保持部に前記コネクタ付き電線束を前記縦置き姿勢でセットする縦置きセット工程と、前記コネクタ付き電線束がセットされた前記縦置き保持部を前記縦置き循環ルートに沿って循環移動させるとともに、前記縦置きセット位置から前記縦置き取外し位置まで前記縦置き姿勢で移動中の前記コネクタ付き電線束に対し、第1外装材を取り付ける第1外装処理を行う第1外装工程と、前記コネクタ付き電線束を水平方向に沿った横置き姿勢で保持可能な横置き保持部を、横置きセット位置及び横置き取外し位置を経由する横置き循環ルートにおける前記横置きセット位置に位置付けて、前記縦置き取外し位置の前記縦置き保持部から前記第1外装処理が施された前記コネクタ付き電線束を取り外すとともに、前記横置きセット位置の前記横置き保持部に前記横置き姿勢でセットする縦横移送工程と、前記コネクタ付き電線束がセットされた前記横置き保持部を前記横置き循環ルートに沿って循環移動させるとともに、前記横置きセット位置から前記横置き取外し位置まで前記横置き姿勢で移動中の前記コネクタ付き電線束に対し、第2外装材を取り付ける第2外装処理を行う第2外装工程と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記の外装ユニット及び外装方法によれば、手作業を抑えつつ、コネクタ付き電線束に対して様々な取付け方で外装材を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る外装ユニットを示す模式図である。
図1に示されている第1外装機構、縦置きセット機構、及び縦横移送機構を拡大して示した模式図である。
第1外装機構での第1外装処理における処理の流れを図1及び図2の図示内容に即して示す模式図である。
図1及び図2に示されている縦置きセット機構において複数の縦置き保持部が循環移動する様子を示した模式図である。
図1及び図2に示されている縦置きセット機構及び縦横移送機構それぞれの動作を示した模式図である。
図1に示されている第2外装機構、縦横移送機構、及び払出し機構を拡大して示した模式図である。
図1及び図2に示されている縦置きセット機構において複数の横置き保持部が循環移動する様子を示した模式図である。
図1及び図6に示されている縦横移送機構及び払出し機構それぞれの動作を示した模式図である。
図1~図8に示されている外装ユニットで実行される外装方法の処理の流れを表す模式的なフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、外装ユニット及び外装方法の一実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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