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公開番号
2024168848
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085851
出願日
2023-05-25
発明の名称
ケーブルエミュレータ
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H04B
3/46 20150101AFI20241128BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ケーブルの品質評価を効率的に実施することができるケーブルエミュレータを提供する。
【解決手段】ケーブルエミュレータ1は、第1A/D変換器11と、第1デジタル処理部12と、第1D/A変換器13とを含んで構成される第1処理部10を備える。第1A/D変換器11は、第1通信ユニットP1から出力される通信用のアナログ信号をデジタル信号に変換する。第1デジタル処理部12は、第1A/D変換器11により変換されたデジタル信号を、第1通信ユニットP1と第2通信ユニットP2との間でアナログ信号を伝送するケーブルの特性を表す特性データに基づいて劣化させる劣化処理を実施する。第1D/A変換器13は、第1デジタル処理部12により劣化処理を実施したデジタル信号をアナログ信号に変換し変換後のアナログ信号を第2通信ユニットP2に出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1通信ユニットから出力される通信用の第1アナログ信号を第1デジタル信号に変換する第1A/D変換器、前記第1A/D変換器により変換された前記第1デジタル信号を、前記第1通信ユニットと第2通信ユニットとの間で前記第1アナログ信号を伝送するケーブルの特性を表す特性データに基づいて劣化させる第1劣化処理を実施する第1デジタル処理部、及び、前記第1デジタル処理部により前記第1劣化処理を実施した前記第1デジタル信号を第1アナログ信号に変換し変換後の前記第1アナログ信号を前記第2通信ユニットに出力する第1D/A変換器、を含んで構成される第1処理部を備えることを特徴とするケーブルエミュレータ。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記第2通信ユニットから出力される通信用の第2アナログ信号を第2デジタル信号に変換する第2A/D変換器、前記第2A/D変換器により変換された前記第2デジタル信号を、同一の前記ケーブルの特性を表す前記特性データに基づいて劣化させる第2劣化処理を実施する第2デジタル処理部、及び、前記第2デジタル処理部により前記第2劣化処理を実施した前記第2デジタル信号を第2アナログ信号に変換し変換後の前記第2アナログ信号を前記第1通信ユニットに出力する第2D/A変換器、を含んで構成される第2処理部と、
前記第1通信ユニットから前記第1A/D変換器に出力される前記第1アナログ信号と、前記第2D/A変換器から前記第1通信ユニットに出力される前記第2アナログ信号とを分離する第1方向性結合器と、
前記第2通信ユニットから前記第2A/D変換器に出力される前記第2アナログ信号と、前記第1D/A変換器から前記第2通信ユニットに出力される前記第1アナログ信号とを分離する第2方向性結合器と、を備える請求項1に記載のケーブルエミュレータ。
【請求項3】
それぞれ異なる前記ケーブルの特性を表す複数の特性データを記憶する記憶部を備え、
前記第1デジタル処理部は、前記記憶部に記憶された前記複数の特性データの中から、前記第1劣化処理を実施する対象となる前記ケーブルの種類に応じて前記特性データを変更可能である請求項1又は2に記載のケーブルエミュレータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルエミュレータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ケーブルエミュレータとして、例えば、特許文献1には、ケーブルの品質を簡易な処理で精度良く評価するケーブル評価装置が記載されている。このケーブル評価装置は、接続されているケーブルのアイダイアグラムの開口高さおよび開口幅と、時間軸方向に発生する伝送信号の揺らぎ成分の1つであるジッタとを取得する伝送特性情報取得部と、伝送特性情報取得部により取得された、複数のケーブルの開口高さ、開口幅、又はジッタを用いて、複数のケーブルのうちいずれか1つのケーブルを選択する比較部とを備えることを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-048947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載のケーブル評価装置は、実際のケーブルを用いてケーブルの品質を評価しており、このため、通信規格がそれぞれ異なるケーブルの品質を評価する際に、通信規格ごとにケーブルを用意する必要があり、非効率であった。
【0005】
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ケーブルの品質評価を効率的に実施することができるケーブルエミュレータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るケーブルエミュレータは、第1通信ユニットから出力される通信用の第1アナログ信号を第1デジタル信号に変換する第1A/D変換器、前記第1A/D変換器により変換された前記第1デジタル信号を、前記第1通信ユニットと第2通信ユニットとの間で前記第1アナログ信号を伝送するケーブルの特性を表す特性データに基づいて劣化させる第1劣化処理を実施する第1デジタル処理部、及び、前記第1デジタル処理部により前記第1劣化処理を実施した前記第1デジタル信号を第1アナログ信号に変換し変換後の前記第1アナログ信号を前記第2通信ユニットに出力する第1D/A変換器、を含んで構成される第1処理部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るケーブルエミュレータは、ソフトウェアによって実際のケーブルと同等の劣化処理を実施することができるので、実際のケーブルを使用しなくても、例えば、ケーブルの通信規格に適合していることを確認するコンプライアンステストを実施することができる。この結果、ケーブルエミュレータは、ケーブルの品質評価を効率的に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るケーブルエミュレータの構成例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係るケーブルの特性を表す図である。
図3は、実施形態に係るアイパターンを示す図である。
図4は、実施形態に係るケーブルエミュレータの動作例を示すフローチャートである。
図5は、実施形態の変形例に係るケーブルエミュレータの構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0010】
図面を参照しながら実施形態に係るケーブルエミュレータ1について説明する。ケーブルエミュレータ1は、実際のケーブルを使用せずに、ソフトウェアによって実際のケーブルと同等の劣化処理を通信用のアナログ信号に実施することで、ケーブルの品質を評価するものである。
(【0011】以降は省略されています)
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