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公開番号2024119601
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026615
出願日2023-02-22
発明の名称導体接続構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 31/00 20060101AFI20240827BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】クリップ状端子を介して第1導体と第2導体とが導通する導体接続構造において、接触抵抗を低減させる。
【解決手段】導体接続構造1は、互いに間隔をあけて配置された板状の第1導体4及び第2導体5と、クリップ状端子2とを備えている。クリップ状端子2は、基部20と、第1弾性片21と、第2弾性片22とを備えている。第1導体4は、平坦面40から突出した第1凸部41及び第2凸部42を備えている。導体接続構造1は、第1導体4及び第2導体5が第1弾性片21と第2弾性片22との間に挟まれることでクリップ状端子2を介して第1導体4と第2導体5とが導通する。また、第1弾性片21の屈曲部21aよりも基部20側の部分が第1凸部41に接触し、屈曲部21aよりも先端21b側の部分が第2凸部42に接触し、第2弾性片22の屈曲部22aが第2導体5の平坦面50に接触する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
互いに間隔をあけて配置された板状の第1導体及び第2導体と、クリップ状端子と、を備え、
前記クリップ状端子は、金属板で構成されており、基部と、前記基部の一端から曲げ起こされた第1弾性片と、前記基部の他端から曲げ起こされ、前記第1弾性片と対向した第2弾性片と、を備え、
前記第1弾性片及び前記第2弾性片は、自然状態において前記基部側から先端側に向かうにしたがって互いに近付く方向に延びており、その先端側部分に互いに離れる方向に曲がった屈曲部が形成されており、
前記第1導体及び前記第2導体が前記第1弾性片と前記第2弾性片との間に挟まれることで、前記クリップ状端子を介して前記第1導体と前記第2導体とが導通し、
前記第1導体は、前記第2導体と反対側の平坦面から突出した第1凸部及び第2凸部を備え、
前記第1弾性片の前記屈曲部よりも前記基部側の部分が前記第1凸部に接触し、前記第1弾性片の前記屈曲部よりも先端側の部分が前記第2凸部に接触し、前記第2弾性片の前記屈曲部が前記第2導体に接触する
ことを特徴とする導体接続構造。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記第2凸部の前記平坦面からの突出長が、前記第1凸部の前記平坦面からの突出長よりも大きく形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の導体接続構造。
【請求項3】
前記第1凸部は、前記平坦面から最も離れた頂部と、前記平坦面と前記頂部とを結んだ第1傾斜面と、前記第1傾斜面よりも前記第2凸部寄りに位置し、前記平坦面と前記頂部とを結んだ第2傾斜面と、を備え、
前記第2傾斜面の傾斜角度が、前記第1傾斜面の傾斜角度よりも急に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の導体接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クリップ状端子を用いた導体接続構造に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
クリップ状端子を用いた導体接続構造の一例として、図4,5に示すものが公知である(特許文献1を参照)。
【0003】
図4,5に示す導体接続構造501は、電気自動車の電源回路に適用されるものであり、互いに間隔をあけて配置された板状の第1導体504及び第2導体505と、クリップ状端子502と、を備えている。第1導体504は、バッテリ側に接続された電線511の端末に接続されている。第2導体505は、負荷側に接続された電線512の端末に接続されている。
【0004】
クリップ状端子502は、金属板で構成されており、基部520と、基部520の一端から曲げ起こされた第1弾性片521と、基部520の他端から曲げ起こされた第2弾性片522と、を備えている。また、クリップ状端子502は、第1弾性片521及び第2弾性片522を複数対備えている。
【0005】
第1弾性片521及び第2弾性片522は、自然状態において基部520側から先端側に向かうにしたがって互いに近付く方向に延びており、その先端側部分に互いに離れる方向に曲がった屈曲部521a,522aが形成されている。
【0006】
第1導体504及び第2導体505は、第1弾性片521と第2弾性片522との間に挟まれることで、クリップ状端子502を介して導通する。この際、第1弾性片521の屈曲部521aが第1導体504に弾性接触し、第2弾性片522の屈曲部522aが第2導体505に弾性接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2015-220129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述した導体接続構造501においては、接触抵抗を低減させることが要望されており、改善の余地があった。
【0009】
そこで、本発明は、クリップ状端子を介して第1導体と第2導体とが導通する導体接続構造において、接触抵抗を低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、互いに間隔をあけて配置された板状の第1導体及び第2導体と、クリップ状端子と、を備え、前記クリップ状端子は、金属板で構成されており、基部と、前記基部の一端から曲げ起こされた第1弾性片と、前記基部の他端から曲げ起こされ、前記第1弾性片と対向した第2弾性片と、を備え、前記第1弾性片及び前記第2弾性片は、自然状態において前記基部側から先端側に向かうにしたがって互いに近付く方向に延びており、その先端側部分に互いに離れる方向に曲がった屈曲部が形成されており、前記第1導体及び前記第2導体が前記第1弾性片と前記第2弾性片との間に挟まれることで、前記クリップ状端子を介して前記第1導体と前記第2導体とが導通し、前記第1導体は、前記第2導体と反対側の平坦面から突出した第1凸部及び第2凸部を備え、前記第1弾性片の前記屈曲部よりも前記基部側の部分が前記第1凸部に接触し、前記第1弾性片の前記屈曲部よりも先端側の部分が前記第2凸部に接触し、前記第2弾性片の前記屈曲部が前記第2導体に接触することを特徴とする導体接続構造である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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