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公開番号2024129202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038238
出願日2023-03-13
発明の名称車両用表示装置
出願人矢崎総業株式会社,トヨタ自動車株式会社,トヨタ車体株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H04N 5/64 20060101AFI20240919BHJP(電気通信技術)
要約【課題】筐体を車両に取り付ける際の作業性を向上できる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】車両用表示装置1は、開口部および第一壁部20を有し、開口部が車両上下方向Zの上側Z1を向き、かつ第一壁部が車両前後方向の後側を向く姿勢で車両に取り付けられる筐体2と、筐体に収容された画像表示装置11と、開口部を閉塞し、かつ画像表示装置の表示光を筐体の内部から外部へと透過させる透明なカバーと、を備え、第一壁部は、作業者の片方の手によって挟持される挟持部6を有し、挟持部は、第一壁部に沿う一つの方向に間隔をあけて配置された第一凹部61および第二凹部62を有し、第一凹部は、一つの方向に沿って第二凹部に向けて凹んでおり、第二凹部は、一つの方向に沿って第一凹部に向けて凹んでいる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
開口部および第一壁部を有し、前記開口部が車両上下方向の上側を向き、かつ前記第一壁部が車両前後方向の後側を向く姿勢で車両に取り付けられる筐体と、
前記筐体に収容された画像表示装置と、
前記開口部を閉塞し、かつ前記画像表示装置の表示光を前記筐体の内部から外部へと透過させる透明なカバーと、
を備え、
前記第一壁部は、作業者の片方の手によって挟持される挟持部を有し、
前記挟持部は、前記第一壁部に沿う一つの方向に間隔をあけて配置された第一凹部および第二凹部を有し、
前記第一凹部は、前記一つの方向に沿って前記第二凹部に向けて凹んでおり、
前記第二凹部は、前記一つの方向に沿って前記第一凹部に向けて凹んでいる
ことを特徴とする車両用表示装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記第一凹部および前記第二凹部の少なくとも一つは、円弧状に凹んでいる
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記第一凹部における車両前後方向の後側の縁に沿って延在し、前記第一凹部に対して前記第二凹部の側とは反対側に向けて突出した線状の第一リブと、
前記第二凹部における車両前後方向の後側の縁に沿って延在し、前記第二凹部に対して前記第一凹部の側とは反対側に向けて突出した線状の第二リブと、
を備える
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項4】
前記一つの方向は、車幅方向に対して傾斜しており、
前記第一凹部の位置は、前記第二凹部の位置よりも前記筐体における車幅方向の中心側の位置であり、かつ前記第二凹部の位置よりも車両上下方向の下側の位置である
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項5】
前記第一凹部の位置は、前記第二凹部の位置よりも前記筐体における車幅方向の中心側の位置であり、
前記筐体は、コネクタが嵌合する嵌合部を有し、
前記嵌合部は、前記第一凹部に対して前記第二凹部の側とは反対側に配置されている
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項6】
前記車両に取り付けられた前記筐体は、インストルメントパネルによって車両上下方向の上側から覆われ、
前記筐体は、前記インストルメントパネルを下方から支持することが可能な平坦状の支持面を有する
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項7】
前記筐体に収容される基板を有し、
前記筐体は、前記基板に接続される電線を支持するフック部を有する
請求項1に記載の車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用表示装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用表示装置がある。特許文献1には、ハウジングと、ハウジング内部に設けられ、画像を含む光としての画像光を出射する画像光出射部と、ハウジング内部に設けられ、画像光を反射することで画像光をハウジング外部におけるユーザの前方視野内に虚像として表示させる鏡とを備えるヘッドアップディスプレイ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-174416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両用表示装置の筐体を車両に取り付ける際の作業性を向上できることが望ましい。例えば、作業者が片方の手で筐体を安定して把持することができれば、取り付け作業の作業性が向上する。
【0005】
本発明の目的は、筐体を車両に取り付ける際の作業性を向上できる車両用表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両用表示装置は、開口部および第一壁部を有し、前記開口部が車両上下方向の上側を向き、かつ前記第一壁部が車両前後方向の後側を向く姿勢で前記車両に取り付けられる筐体と、前記筐体に収容された画像表示装置と、前記開口部を閉塞し、かつ前記画像表示装置の表示光を前記筐体の内部から外部へと透過させる透明なカバーと、を備え、前記第一壁部は、作業者の片方の手によって挟持される挟持部を有し、前記挟持部は、前記第一壁部に沿う一つの方向に間隔をあけて配置された第一凹部および第二凹部を有し、前記第一凹部は、前記一つの方向に沿って前記第二凹部に向けて凹んでおり、前記第二凹部は、前記一つの方向に沿って前記第一凹部に向けて凹んでいることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両用表示装置は、第一壁部が車両前後方向の後側を向く姿勢で車両に取り付けられる筐体を備える。第一壁部は、作業者の片方の手によって挟持される挟持部を有し、挟持部は、第一壁部に沿う一つの方向に間隔をあけて配置された第一凹部および第二凹部を有する。第一凹部は、上記一つの方向に沿って第二凹部に向けて凹んでおり、第二凹部は、上記一つの方向に沿って第一凹部に向けて凹んでいる。本発明に係る車両用表示装置によれば、筐体を車両に取り付ける際の作業性を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る車両用表示装置の斜視図である。
図2は、実施形態に係る車両用表示装置の正面図である。
図3は、実施形態に係る車両用表示装置の斜視図である。
図4は、実施形態に係る車両用表示装置の側面図である。
図5は、実施形態に係る車両用表示装置の断面図である。
図6は、実施形態に係る車両用表示装置の断面図である。
図7は、作業者によって挟持される挟持部の断面図である。
図8は、実施形態に係る車両用表示装置およびインストルメントパネルの断面図である。
図9は、実施形態に係るフック部の斜視図である。
図10は、フック部に仮置きされたワイヤハーネスを示す図である。
図11は、第一凹部および第一リブの変形例を示す図である。
図12は、第一凹部および第一リブの変形例を示す図である。
図13は、変形例に係る支持部を示す図である。
図14は、変形例に係る支持部を示す図である。
図15は、変形例に係る支持部を示す図である。
図16は、変形例に係るフック部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る車両用表示装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から図10を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、車両用表示装置に関する。図1は、実施形態に係る車両用表示装置の斜視図、図2は、実施形態に係る車両用表示装置の正面図、図3は、実施形態に係る車両用表示装置の斜視図、図4は、実施形態に係る車両用表示装置の側面図、図5および図6は、実施形態に係る車両用表示装置の断面図、図7は、作業者によって挟持される挟持部の断面図、図8は、実施形態に係る車両用表示装置およびインストルメントパネルの断面図、図9は、実施形態に係るフック部の斜視図、図10は、フック部に仮置きされたワイヤハーネスを示す図である。図6には、図5のVI-VI断面が示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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