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公開番号2024121155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028097
出願日2023-02-27
発明の名称導体接続構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 4/48 20060101AFI20240830BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】クリップ状端子を介して第1導体と第2導体とが導通する導体接続構造において、通電性能を向上させ、かつ、第1導体及び第2導体を保持した樹脂部のクリープ現象を抑制する。
【解決手段】導体接続構造1は、板状の第1導体4及び第2導体5と、第1導体4と第2導体5との間に介在してこれらを保持した樹脂部3と、クリップ状端子2と、を備えている。第1導体4、第2導体5及び樹脂部3がクリップ状端子2の第1弾性片21と第2弾性片22との間に挟まれることで、クリップ状端子2を介して第1導体4と第2導体5とが導通する。第1導体4及び第2導体5は凸部41,51を複数備えており、第1弾性片21の幅方向両端縁21cが第1導体4の隣接した一対の凸部41に接触し、第2弾性片22の幅方向両端縁22cが第2導体5の隣接した一対の凸部51に接触する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
互いに間隔をあけて配置された板状の第1導体及び第2導体と、前記第1導体と前記第2導体との間に介在してこれらを保持した樹脂部と、クリップ状端子と、を備え、
前記クリップ状端子は、金属板で構成されており、基部と、前記基部の一端から曲げ起こされた第1弾性片と、前記基部の他端から曲げ起こされ、前記第1弾性片と対向した第2弾性片と、を備え、
前記第1導体、前記第2導体及び前記樹脂部が前記第1弾性片と前記第2弾性片との間に挟まれることで、前記クリップ状端子を介して前記第1導体と前記第2導体とが導通し、
前記第1導体及び前記第2導体は、それぞれ、互いに離れる側に突出した凸部を複数備え、これら複数の凸部は、前記第1弾性片及び前記第2弾性片の幅方向に間隔をあけて配置されており、
前記第1弾性片の幅方向両端縁が、前記第1導体の隣接した一対の前記凸部に接触し、
前記第2弾性片の幅方向両端縁が、前記第2導体の隣接した一対の前記凸部に接触する
ことを特徴とする導体接続構造。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記凸部が断面円弧状に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の導体接続構造。
【請求項3】
前記第1弾性片及び前記第2弾性片は、自然状態において前記基部側から先端側に向かうにしたがって互いに近付く方向に延びており、その先端側部分に互いに離れる方向に曲がった屈曲部が形成されており、
前記各屈曲部の幅方向両端縁が、前記一対の凸部に接触する
ことを特徴とする請求項1に記載の導体接続構造。
【請求項4】
前記クリップ状端子は、前記第1弾性片及び前記第2弾性片を複数備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の導体接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クリップ状端子を用いた導体接続構造に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
クリップ状端子を用いた導体接続構造の一例として、図4,5に示すものが公知である(特許文献1を参照)。
【0003】
図4,5に示す導体接続構造501は、電気自動車の電源回路に適用されるものであり、互いに間隔をあけて配置された板状の第1導体504及び第2導体505と、クリップ状端子502と、を備えている。第1導体504は、バッテリ側に接続された電線511の端末に接続されている。第2導体505は、負荷側に接続された電線512の端末に接続されている。
【0004】
クリップ状端子502は、金属板で構成されており、基部520と、基部520の一端から曲げ起こされた第1弾性片521と、基部520の他端から曲げ起こされた第2弾性片522と、を備えている。また、クリップ状端子502は、第1弾性片521及び第2弾性片522を複数対備えている。
【0005】
第1弾性片521及び第2弾性片522は、自然状態において基部520側から先端側に向かうにしたがって互いに近付く方向に延びており、その先端側部分に互いに離れる方向に曲がった屈曲部521a,522aが形成されている。
【0006】
第1導体504及び第2導体505は、第1弾性片521と第2弾性片522との間に挟まれることで、クリップ状端子502を介して導通する。この際、第1弾性片521の屈曲部521aが第1導体504に弾性接触し、第2弾性片522の屈曲部522aが第2導体505に弾性接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2015-220129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記各弾性片521,522は、第1導体504及び第2導体505に位置ズレが生じた場合、第1弾性片521及び第2弾性片522の対向方向のズレには追従してズレを吸収できるが、ねじれ方向のズレには追従できず、接触が不安定になるおそれがあった。そこで、本願発明者は、第1導体504及び第2導体505にねじれが生じた場合でも接点が離れることを抑制できる導体接続構造として、図6に示す構造を考え、検討した。
【0009】
図6に示す導体接続構造601は、図4,5に示したクリップ状端子502と、板状の第1導体604と、板状の第2導体(不図示)と、第1導体604及び第2導体との間に介在してこれらを保持した樹脂部603と、を備えている。第1導体604は、第2導体と反対側の平坦面640から突出した断面円弧状の凸部641を複数備えている。第2導体は、第1導体604と同一形状である。
【0010】
この導体接続構造601は、第1弾性片521の屈曲部521aが第1導体604の凸部641に弾性接触し、第1弾性片522の屈曲部522aが第2導体の凸部に弾性接触する。
(【0011】以降は省略されています)

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