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公開番号2024078984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191647
出願日2022-11-30
発明の名称画像処理システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H04N 23/60 20230101AFI20240604BHJP(電気通信技術)
要約【課題】車両を識別しつつ、車両の躍動感を表現する。
【解決手段】画像処理システム1は、カメラ14により撮影された動画データを格納するメモリ12と、動画データに対して画像処理を行うプロセッサ11とを備える。プロセッサ11は、動画データに含まれる1以上の車両の中から対象車両2を特定し、動画データを構成する複数のフレームのうちの対象車両2を含む対象フレームを背景領域と車両領域とに分離する。プロセッサ11は、対象フレームの前または後のフレームから推定される対象車両の走行情報と、対象車両との通信により取得される対象車両の走行情報とのうちの少なくとも一方に基づいて、背景領域にブラーを付与する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
カメラにより撮影された動画データを格納するメモリと、
前記動画データに対して画像処理を行うプロセッサとを備え、
前記プロセッサは、
前記動画データに含まれる1以上の車両の中から対象車両を識別し、
前記動画データを構成する複数のフレームのうちの前記対象車両を含む対象フレームを第1領域と第2領域とに分離し、
前記第1領域は、前記対象車両の背景領域および車輪領域のうちの少なくとも一方を含み、
前記第2領域は、前記対象フレームのうちの前記第1領域以外の領域であり、
前記プロセッサは、
前記対象フレームの前または後のフレームから推定される前記対象車両の走行情報と、前記対象車両との通信により取得される前記対象車両の走行情報とのうちの少なくとも一方に基づいて前記第1領域にブラーを付与する、画像処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理システムに関し、より特定的には、車両を撮影するための画像処理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
運転が好きなユーザは、自身が運転している車両の外観を撮影したいという欲求を有し得る。ユーザは、撮影した画像をSNS(Social Networking Service)に投稿(アップロード)することで多くの人に見てもらうことができる。しかし、ユーザが自身による運転中に走行中の車両の外観を撮影することは困難である。そこで、走行中の車両の外観を撮影するサービスが提案されている。たとえば特開2021-48449号公報(特許文献1)は車両撮影システムを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-48449号公報
特開2021-68083号公報
特開2018-160235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
走行中の車両を撮影する際に、カメラの撮影条件の調整によってブラー(ぼかし)を生じさせることが考えられる。ブラーによって車両の速度感/加速度感を可視化することで車両の躍動感を表現できる。一方で、カメラの前を複数の車両が通過しており、それらのうちのどの車両を撮影するかを決定する場合(言い換えれば、どの車両がユーザの車両かを特定する場合)には、ナンバープレート情報などの外観情報を用いて車両を識別することが一般的である。車両の識別には、車両が鮮明に撮影されていることを要する。このように、車両の識別と躍動感の表現とが求められるが、これらを同時に実現することは容易ではない。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであり、本開示の目的の1つは、車両を識別しつつ、車両の躍動感を表現可能な画像処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある態様に係る画像処理システムは、カメラにより撮影された動画データを格納するメモリと、動画データに対して画像処理を行うプロセッサとを備える。プロセッサは、動画データに含まれる1以上の車両の中から対象車両を、たとえば機械学習により特定し、動画データを構成する複数のフレームのうちの対象車両を含む対象フレームを第1領域と第2領域とに分離する。第1領域は、対象車両の背景領域および車輪領域のうちの少なくとも一方を含む。第2領域は、対象フレームのうちの第1領域以外の領域である。プロセッサは、対象フレームの前または後のフレームから推定される対象車両の走行情報と、対象車両との通信により取得される対象車両の走行情報とのうちの少なくとも一方に基づいて、第1領域にブラーを付与する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、車両を識別しつつ、車両の躍動感を表現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態に係る画像処理システムの構成例を示す図である。
本実施の形態に係る画像処理および画像処理の処理手順を示すフローチャートである。
本実施の形態に係る画像処理が施される画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
【0010】
図1は、本開示の実施の形態に係る車両撮影システムの構成例を示す図である。車両撮影システム1は、プロセッサ11と、メモリ12と、通信インターフェイス13と、カメラ14とを含む。車両撮影システム1は、たとえば道路近傍に設置され、当該道路を走行中の1以上の車両の動画を撮影する。図1には撮影対象である「対象車両2」が図示されている。車両撮影システム1は、撮影された動画データに対して後述する画像処理を実行する。車両撮影システム1は、画像処理が施された画像をサーバ3に送信する。
(【0011】以降は省略されています)

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