TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024078493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022190902
出願日2022-11-30
発明の名称定着装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240604BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】必要以上に熱が奪われることを抑制しつつヒータを均熱化する。
【解決手段】定着装置1は、加熱ユニット2と、加圧回転体3とを備える。加熱ユニット2は、ヒータ10と、熱伝導部材30と、ベルトBと、を有する。ヒータ10は、基板11と、基板11に設けられた抵抗発熱体12とを有する。ベルトBは、ヒータ10を内側に収容する。加圧回転体3は、ベルトBとの間でニップ部NPを形成する。加圧回転体3は、ベルトBとの間でシートSを搬送する。抵抗発熱体12は、シートSの搬送方向に交差する交差方向に延びた第1発熱パターン121と、交差方向に延び、第1発熱パターン121から搬送方向に所定距離D1離れて位置する第2発熱パターン122とを含む。搬送方向において、熱伝導部材30の寸法D3は、所定距離D1より大きく、ニップ部NPの寸法D4以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、前記基板に設けられた抵抗発熱体と、を有するヒータと、
前記基板に接触する熱伝導部材であって、前記基板より熱伝導率が高い熱伝導部材と、
前記ヒータを内側に収容する加熱回転体と、
前記加熱回転体との間でニップ部を形成し、前記加熱回転体との間でシートを搬送する加圧回転体と、を備え、
前記抵抗発熱体は、シートの搬送方向に交差する交差方向に延びた第1発熱パターンと、前記交差方向に延び、前記第1発熱パターンから前記搬送方向に所定距離離れて位置する第2発熱パターンと、を含み、
前記搬送方向において、前記熱伝導部材の寸法は、前記所定距離より大きく、前記ニップ部の寸法以下であることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記搬送方向において、熱伝導部材の寸法は、前記第1発熱パターンの外側端から前記第2発熱パターンの外側端までの寸法より大きいことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記搬送方向において、熱伝導部材の寸法は、前記第1発熱パターンの外側端から前記第2発熱パターンの外側端までの寸法以下であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記搬送方向において、前記熱伝導部材の寸法は、前記基板の寸法の40%以上であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記交差方向において、前記熱伝導部材の寸法は、前記基板の寸法より小さいことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
前記熱伝導部材は、アルミニウム、アルミニウム合金または銅からなる板状であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。
【請求項7】
前記熱伝導部材は、グラファイトシートからなり、シートの厚み方向よりも厚みに直交する方向の熱伝導率が大きいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。
【請求項8】
基板と、前記基板に設けられた抵抗発熱体と、を有するヒータと、
前記基板に接触する熱伝導部材であって、前記基板より熱伝導率が高い熱伝導部材と、
前記ヒータを内側に収容する加熱回転体と、
前記加熱回転体との間でニップ部を形成し、前記加熱回転体との間でシートを搬送する加圧回転体と、を備え、
前記抵抗発熱体は、シートの搬送方向に交差する交差方向に延びた第1発熱パターンと、前記交差方向に延び、前記第1発熱パターンから前記搬送方向に所定距離離れて位置する第2発熱パターンと、を含み、
前記搬送方向において、前記基板の寸法は、前記ニップ部の寸法より大きく、
前記搬送方向において、前記ニップ部の寸法は、前記所定距離より大きく、前記熱伝導部材の寸法以上であることを特徴とする定着装置。
【請求項9】
前記搬送方向において、ニップ部の寸法は、前記第1発熱パターンの外側端から前記第2発熱パターンの外側端までの寸法より大きいことを特徴とする請求項8に記載の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に用いられる定着装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、定着装置として、回転するベルトをセラミックヒータと加圧ローラで挟むものが知られている(特許文献1)。この定着装置では、セラミックヒータは、基板と、抵抗発熱体とを有し、ベルトと接触するニップ面とは反対側の裏面に、シート状の熱伝導部材が接触して配置されている。熱伝導部材は、基板の温度を均一化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-194719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、熱伝導部材も熱容量を持っているため、ヒータで発生した熱を効率良く画像の定着に利用するためには、熱伝導部材の大きさは必要最小限であることが望ましい。
【0005】
そこで、本発明は、熱伝導部材に必要以上に熱が奪われることを抑制しつつヒータを均熱化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した課題を解決するための定着装置は、ヒータと、熱伝導部材と、加熱回転体と、加圧回転体と、を備える。ヒータは、基板と、基板に設けられた抵抗発熱体と、を有する。熱伝導部材は、基板に接触する。熱伝導部材は、基板より熱伝導率が高い。加熱回転体は、ヒータを内側に収容する。加圧回転体は、加熱回転体との間でニップ部を形成する。加圧回転体は、加熱回転体との間でシートを搬送する。抵抗発熱体は、シートの搬送方向に交差する交差方向に延びた第1発熱パターンと、交差方向に延び、第1発熱パターンから搬送方向に所定距離離れて位置する第2発熱パターンと、を含む。
搬送方向において、熱伝導部材の寸法は、前記所定距離より大きく、ニップ部の寸法以下である。
【0007】
搬送方向において、熱伝導部材の寸法が前記所定距離より大きく、ニップ部の寸法以下であるため、熱伝導部材に必要以上に熱が奪われることを抑制しつつヒータを均熱化することができる。
【0008】
また、搬送方向において、熱伝導部材の寸法は、第1発熱パターンの外側端から第2発熱パターンの外側端までの寸法より大きい構成としてもよい。
【0009】
また、搬送方向において、熱伝導部材の寸法は、第1発熱パターンの外側端から第2発熱パターンの外側端までの寸法以下である構成としてもよい。
【0010】
また、搬送方向において、熱伝導部材の寸法は、基板の寸法の40%以上である構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
雲台装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
19日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
27日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
20日前
株式会社リコー
画像形成装置
19日前
花王株式会社
印刷方法
19日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
19日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
19日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
15日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
16日前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
19日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
続きを見る