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公開番号2024078470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022190865
出願日2022-11-30
発明の名称ハイドロボール及びその製造方法
出願人国立大学法人 宮崎大学,独立行政法人国立高等専門学校機構,有限会社南建興業
代理人個人
主分類A01G 24/15 20180101AFI20240604BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】製造が簡便であり、良好な保水性を有し、植物の生育を阻害しないハイドロボールを提供する。
【解決手段】吸水率が18%以上であり、一般生菌が存在しない焼成軽石を用いた。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
吸水率が18%以上であり、一般生菌が存在しない焼成軽石を用いたことを特徴とするハイドロボール。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記焼成軽石のビッカース硬さが33HVから476HVであることを特徴とする請求項1に記載のハイドロボール。
【請求項3】
前記焼成軽石の密度が1.15g/cm

から2.05g/cm

であることを特徴とする請求項2に記載のハイドロボール。
【請求項4】
前記焼成軽石は焼成ボラであることを特徴とする請求項3に記載のハイドロボール。
【請求項5】
前記焼成軽石はアロフェンを含有しないことを特徴とする請求項4に記載のハイドロボール。
【請求項6】
軽石を600℃以上1100℃以下で30分以上焼成することを特徴とするハイドロボールの製造方法。
【請求項7】
前記軽石はボラであってアロフェンを含有しないことを特徴とする請求項6に記載のハイドロボールの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物の栽培に用いられるハイドロボール及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、室内での観葉植物等の栽培に、ハイドロボールが用いられている。ハイドロボールは、球状に成形した粘土を高温で焼成し発泡させた多孔質材であることから、優れた保水性を有している。
【0003】
このような技術として、例えば、特許文献1に示されるような無機粒体が開発されている。特許文献1に示される無機粒体は、押出機によって紐状に押し出された土壌と水との混練物をカッターで切断することでペレットに成形し、該ペレットを造粒機で粒体にする際に無機粉末を振りかけ、該粒体中の土壌の粒子が半融着状態になるような温度で焼成を行うことにより得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許4243215号公報(第2頁~第3頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示される無機粒体は、粒径が略均一で形状が略球状であることから、均一な透水性、通気性が得られる点、及び、形状が略球状であることから、作業中に無機粒体相互がこすれて粉塵が発生しにくい点で有効である。
【0006】
しかしながら、上記の無機粒体にあっては、粒体の製造に、押出機、カッター、造粒機を用い、さらに、造粒された粒体相互の粘着を防ぎ、粒体の略球状形状を維持するため、無機粉末を用いることから、無機粒体の製造作業が煩雑になるという問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、焼成軽石に着眼することで、製造が簡便であり、良好な保水性を有し、植物の生育を阻害しないハイドロボールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明のハイドロボールは、
吸水率が18%以上であり、一般生菌が存在しない焼成軽石を用いたことを特徴としている。
この特徴によれば、すでに粒状である軽石を用いることにより成形加工する手間が軽減されるため、ハイドロボールの製造を簡便に行うことができる。また、十分な吸水率を有する焼成軽石を用いることにより、良好な保水性を有するハイドロボールを提供することができる。さらに、高温で焼成された軽石には一般生菌が存在しないため、植物の生育を阻害しないハイドロボールを提供することができる。
【0009】
前記焼成軽石のビッカース硬さが33HVから476HVであることを特徴としている。
この特徴によれば、焼成による焼締まり(焼結と収縮)により組織の結合強度(硬さ)が増加した焼成軽石をハイドロボールに用いることにより、つぶれにくく、水に溶けにくいハイドロボールを提供することができる。
【0010】
前記焼成軽石の密度が1.15g/cm

から2.05g/cm

であることを特徴としている。
この特徴によれば、密度の低い焼成軽石をハイドロボールに用いることにより、軽量で取り扱い性の高いハイドロボールを提供することができる。また、焼成軽石の密度は水の密度よりも高いため、底に穴のない植木鉢や容器に充填後注水されても、水に浮かないハイドロボールを提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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