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公開番号2024076967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2023184043
出願日2023-10-26
発明の名称時計部品を支持要素に取り付けるための弾性保持部材
出願人ニヴァロックス-ファー ソシエテ アノニム
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 17/34 20060101AFI20240530BHJP(時計)
要約【課題】本発明の目的は、特に弾性保持部材と時計部品とから成るセットのアセンブリを支持要素に取り付ける作業を容易化/簡略化するため、及び部品の耐用期間を通じて平面内で適切な位置に保持することを保証しかつその角度位置を保証するのに十分な強度を確実にするために、高い保持トルクを有する弾性保持部材を提案することにより、前述の欠点の全部又は一部を克服することである。
【解決手段】剛性部分6とそれぞれに貫通孔4が設けられた変形可能部分7とが設けられた本体を含む弾性保持部材1であって、部材は時計部品を支持要素3に取り付けるためのものであり、開口部5を含み、開口部の輪郭は支持要素に当接するように意図された3つの接触ゾーン13を含み、接触ゾーンはそれぞれ各変形可能部分の受け領域8aの内面14に含まれる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
剛性部分(6)とそれぞれに貫通孔(4)が設けられた変形可能部分(7)とが設けられた本体を含む弾性保持部材(1)であって、前記部材(1)は時計部品(2)を支持要素(3)に取り付けるためのものであり、開口部(5)を含み、前記開口部(5)の輪郭は前記支持要素(3)に当接するように意図された3つの接触ゾーン(13)を含み、前記接触ゾーン(13)はそれぞれ各変形可能部分(7)の受け領域(8a)の内面(14)に含まれる、弾性保持部材(1)。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記部材(1)の本体は、それが含む前記変形可能部分(7)を除いて剛性である、請求項1に記載の弾性保持部材(1)。
【請求項3】
各変形可能部分(7)は、前記部材(1)の本体の内外周壁(9a、9b)間に延在する、請求項1に記載の弾性保持部材(1)。
【請求項4】
前記変形可能部分(7)は同一である、請求項1に記載の弾性保持部材(1)。
【請求項5】
各変形可能部分(7)は、前記部材(1)の本体に、前記本体でそのすぐ近くに配置された他の変形可能部分(7)のそれぞれから等距離で配置される、請求項1に記載の弾性保持部材(1)。
【請求項6】
各変形可能部分(7)は、この部分(7)が前記支持要素(3)によって応力を受けたときにその貫通孔(4)内に画定された容積を変化させるように構成される、請求項1に記載の弾性保持部材(1)。
【請求項7】
各変形可能部分(7)は異なる領域(8a、8b、8c)から成り、前記異なる領域(8a、8b、8c)は、それらが前記支持要素(3)によって応力を受けると直ちに異なる方法で変形するように構成される、請求項1に記載の弾性保持部材(1)。
【請求項8】
各変形可能部分の貫通孔は、前記部材の本体の前記部分を構成する部分の20%から80%を占める、請求項1に記載の弾性保持部材(1)。
【請求項9】
それは前記時計部品(2)との取付点(11)を含む、請求項1に記載の弾性保持部材(1)。
【請求項10】
それはヒゲゼンマイなどの前記時計部品(2)をバランスシャフトなどの支持要素(3)に取り付けるためのコレットである、請求項1に記載の弾性保持部材(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、時計部品を取り付けるためのコレットなどの弾性保持部材に関する。この部材は、時計部品の支持要素への取り付けに関与するように構成される。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の技術において、時計ムーブメント内でヒゲゼンマイをバランスシャフトに組み付けるのに関与する、弾性クランプによる時計コレットなどの弾性保持部材が知られている。
【0003】
しかしながら、このような弾性保持部材は、これらの部材が弱く制限されたバランスシャフトへの保持トルクを有するため、このようなアセンブリの製造という状況において、複雑で、長時間にわたる、費用のかかる組み立て作業を必要とするという大きな欠点を有している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、特に弾性保持部材と時計部品とから成るセットのアセンブリを支持要素に取り付ける作業を容易化/簡略化するため、及び部品の耐用期間を通じて平面内で適切な位置に保持することを保証しかつその角度位置を保証するのに十分な強度を確実にするために、高い保持トルクを有する弾性保持部材を提案することにより、前述の欠点の全部又は一部を克服することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このために、本発明は、剛性部分とそれぞれに貫通孔が設けられた変形可能部分とが設けられた本体を含む弾性保持部材であって、前記部材は時計部品を支持要素に取り付けるためのものであり、開口部を含み、開口部の輪郭は前記支持要素に当接するように意図された3つの接触ゾーンを含み、前記接触ゾーンはそれぞれ各変形可能部分の受け領域の内面に含まれる、弾性保持部材に関する。
【0006】
他の実施形態において、
・前記弾性保持部材の本体は、それが含む変形可能部分を除いて剛性である。
・各変形可能部分は、弾性保持部材の本体の内周壁と外周壁との間に延在する。
・変形可能部分は同一である。
・各変形可能部分は、前記弾性保持部材の本体に、前記本体でそのすぐ近くに配置された他の変形可能部分のそれぞれから等距離で配置される。
・各変形可能部分は、この部分が支持要素によって応力を受けたときにその貫通孔内に画定された容積を変化させるように構成される。
・各変形可能部分は異なる領域から成り、異なる領域は、異なる領域が支持要素によって応力を受けると直ちに異なる方法で変形するように構成される。
・各変形可能部分の貫通孔は、弾性保持部材の本体の前記変形可能部分を構成する部分の20%から80%を占める。
・弾性保持部材は、時計部品との取付点を含む。
・弾性保持部材は、ヒゲゼンマイなどの時計部品をバランスシャフトなどの支持要素に取り付けるためのコレットである。
・弾性保持部材は、シリコンから作られた材料又はシリコンをベースとする材料から製造される。
【0007】
本発明はまた、時計の時計ムーブメント用の弾性保持部材と時計部品とから成るセットであって、前記保持部材を含むセットに関する。
【0008】
有利には、このセットは単一部品である。
【0009】
本発明はまた、弾性保持部材と時計部品とから成る前記セットを含み、前記セットが支持要素に取り付けられる、時計の時計ムーブメント用のアセンブリに関する。
【0010】
本発明はまた、前記少なくとも1つのアセンブリを含む時計ムーブメントに関する。
(【0011】以降は省略されています)

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