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公開番号2024104284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023206587
出願日2023-12-07
発明の名称からくり時計
出願人リズム株式会社
代理人弁理士法人コスモ国際特許事務所
主分類G04B 45/00 20060101AFI20240726BHJP(時計)
要約【課題】中心部分のスペースを確保して、動きのある模様を呈する装飾部分を設けることができるからくり時計を提供する。
【解決手段】からくり時計10は、内歯車113を備えるベース部材110と、分割文字板20が接続されて内歯車113と歯合する複数の歯車140が回転可能に環状に配置され、透光性を有する材料により形成されて、ベース部材110に相対的に軸心CL周りに回転可能に設けられる回転部材120と、第1の模様202-1が設けられ、ベース部材110と回転部材120との間におけるベース部材110に固定して設けられる第1模様シート210と、第2の模様202-2が設けられ、ベース部材110と回転部材120との間における回転部材120に固定して設けられる第2模様シート220と、を有する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
軸心周りに形成される内歯車を備えるベース部材と、
分割文字板が接続されて前記内歯車と歯合する複数の歯車が回転可能に環状に配置され、透光性を有する材料により形成されて、前記軸心周りに回転可能に設けられる回転部材と、
第1の模様が設けられ、前記ベース部材と前記回転部材との間における前記ベース部材に固定して設けられる第1模様シートと、
第2の模様が設けられ、前記ベース部材と前記回転部材との間における前記回転部材に固定して設けられる第2模様シートと、
を有するからくり時計。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記第1の模様と前記第2の模様は、略同一である、請求項1に記載のからくり時計。
【請求項3】
前記第1の模様と前記第2の模様は、異なる、請求項1に記載のからくり時計。
【請求項4】
前記第1模様シートと前記第2模様シートは、同径の円形に形成されると共に、前記軸心と同心に配置される、請求項1に記載のからくり時計。
【請求項5】
前記第1模様シートと前記第2模様シートは、前記軸心と同心に配置され、
前記ベース部材は、前記軸心周りにボスが設けられ、
前記回転部材は、前記ボスに固定される固定軸により回転可能に支持されて、
前記第1模様シートは、前記軸心に合わせて設けられる円形の第1開口を有し、
前記ボスの外周面には、前記第1開口の周縁と係止する係止突起が設けられる、請求項1に記載のからくり時計。
【請求項6】
前記第1模様シートと前記第2模様シートは、前記軸心と同心に配置され、
前記ベース部材は、前記軸心周りにボスが設けられ、
前記回転部材は、前記ボスに固定される固定軸により回転可能に支持されて、
前記第2模様シートは、前記軸心に合わせて設けられる円形の第2開口を有し、前記第2開口の直径は、前記固定軸よりも大きく、前記ボスの外形よりも小さい、請求項1に記載のからくり時計。
【請求項7】
前記第2模様シートは、複数の係止開口を備え、 前記回転部材は、各前記係止開口に対応して設けられる複数の係止部を備え、
前記係止部は、一端を自由端として他端を前記回転部材に固定されることで弾発性を備える円弧状の板バネ部の前記一端側に設けられ、前記係止開口に挿入して係止する係止突起を有する、請求項1に記載のからくり時計。
【請求項8】
前記第1模様シートの後側における前記ベース部材には、発光部が設けられる、請求項1乃至請求項8の何れかに記載のからくり時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、からくり時計に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、文字板を複数に分割した分割文字板や装飾部材を備えて、各分割文字板や装飾部材を所定時刻等で回転させ、その動きを楽しむことができるからくり時計が開示されている。例えば、特許文献1には、複数の歯車に、それぞれ装飾部材や分割文字板が設けられ、分割文字板のみを回転させたり装飾部材のみを回転させたりすることができるからくり時計が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5252657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
からくり時計は、鑑賞して楽しむものであるため、より一層の装飾効果を追加したい要望がある。特に、時計の中心部分(文字板の中心部分)は、注目される部位であり、この中心部分に動きのある模様を呈する装飾部分を設けたいことがある。しかしながら、従来のからくり時計では、分割文字板や装飾部材を回転させるための機構がからくり時計の中心部分にも配置されるため、中心部分に動きのある模様を呈する装飾部分を設けることが難しいことがあった。
【0005】
本発明は、中心部分のスペースを確保して、動きのある模様を呈する装飾部分を設けることができるからくり時計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のからくり時計は、軸心周りに形成される内歯車を備えるベース部材と、分割文字板が接続されて前記内歯車と歯合する複数の歯車が回転可能に環状に配置され、透光性を有する材料により形成されて、前記軸心周りに回転可能に設けられる回転部材と、第1の模様が設けられ、前記ベース部材と前記回転部材との間における前記ベース部材に固定して設けられる第1模様シートと、第2の模様が設けられ、前記ベース部材と前記回転部材との間における前記回転部材に固定して設けられる第2模様シートと、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、中心部分のスペースを確保して、動きのある模様を呈する装飾部分を設けることができるからくり時計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るからくり時計の正面図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計の分割文字板が動作している途中の状態を示す正面図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計の斜視図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計の図1のIV-IV断面図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計の駆動機構の分解斜視図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計のベース部材のフランジ部を一部切り欠いて減速機構が見えるようにした、ベース部材、回転部材、歯車を組み合わせた状態の正面図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計の図6の正面図に隠蔽部材を組み付けた状態の正面図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計の模様シートの例を示す正面図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計において、模様が図8のように見える状態から、第2模様シートが3度反時計回りに回転したときの模様を示す正面図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計において、模様が図9のように見える状態から、第2模様シートが3度反時計回りに回転したときの模様を示す正面図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計において、模様が図10のように見える状態から、第2模様シートが3度反時計回りに回転したときの模様を示す正面図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計において、模様が図11のように見える状態から、第2模様シートが3度反時計回りに回転したときの模様を示す正面図である。
本発明の実施形態に係るからくり時計において、模様が図12のように見える状態から、第2模様シートが3度反時計回りに回転したときの模様を示す正面図である。
本発明の実施形態の変形例に係るからくり時計のベース部材を前側から見た斜視図である。
本発明の実施形態の変形例に係るからくり時計のベース部材を後側から見た斜視図である。ムーブメントは二点鎖線で示している。
本発明の実施形態の変形例に係るからくり時計の図15のXVI-XVI断面図である。
本発明の実施形態の変形例に係るからくり時計における、第1模様シートが取り付けられた回転部材を後側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1~図3に示すからくり時計10は、正面視略長円形の筐体15を有する。筐体15の中央より若干上方には、時計部50が設けられている。時計部50は、分針11と、時針12と、秒針13と、円環状の文字板を複数に分割した分割文字板20とを有する。分針11、時針12、秒針13は、指針軸14と接続して駆動される。本実施形態においては、分割文字板20は、3つの数字が記載された3個の第1分割文字板21と、1つの数字が記載された3個の第2分割文字板22とに分割されている。
【0010】
各分割文字板20は、時計部50が備える駆動機構100が動作することで、自転しながら指針軸14周りを公転する。図2に示す分割文字板20の形態は、動作途中の形態を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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