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公開番号2024120310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027019
出願日2023-02-24
発明の名称回転ベゼル構造及び時計
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 19/28 20060101AFI20240829BHJP(時計)
要約【課題】従来の回転ベゼル構造では、回転ベゼルの上から回転ベゼルを押さえる部品が必要であった。
【解決手段】環状の第1溝と第1溝の内側に開口する孔とが形成されたケースと、第1溝に嵌合する環状の嵌合部を有し、嵌合部が第1溝に嵌合した状態でケースに対して回転可能な回転ベゼルと、ケースの孔に挿入される支持ピンと、を備え、嵌合部の外周に、外周から嵌合部の内周に向かって凹となる第2溝が環状に形成され、孔の開口が、回転ベゼルの第2溝の内側を向き、支持ピンが、回転ベゼルの回転軸に対して傾斜し、かつ孔の開口から第2溝の内側に突出する、回転ベゼル構造。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
環状の第1溝と前記第1溝の内側に開口する孔とが形成されたケースと、
前記第1溝に嵌合する環状の嵌合部を有し、前記嵌合部が前記第1溝に嵌合した状態で前記ケースに対して回転可能な回転ベゼルと、
前記ケースの前記孔に挿入される支持ピンと、を備え、
前記回転ベゼルの前記嵌合部の外周に、前記外周から前記嵌合部の内周に向かって凹となる第2溝が環状に形成され、
前記ケースの前記孔の開口が、前記回転ベゼルの前記第2溝の内側を向き、
前記支持ピンが、前記回転ベゼルの回転軸に対して傾斜し、かつ前記孔の前記開口から前記回転ベゼルの前記第2溝の内側に突出する、
回転ベゼル構造。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記支持ピンは、前記第2溝を構成する面のうち、前記第1溝の底面に相対する相対面に接し、
前記第1溝の前記底面と前記回転ベゼルの前記嵌合部との間に隙間を有する、
請求項1に記載の回転ベゼル構造。
【請求項3】
前記孔は、前記ケースを平面視したとき、前記ケースの最も薄い第1部分より厚い第2部分に形成される、
請求項1に記載の回転ベゼル構造。
【請求項4】
前記ケースは、バンドが取り付けられる取付部を有し、
前記孔は、前記ケースを平面視したとき、前記ケースの最も薄い第1部分より厚い第2部分に形成され、
前記第2部分は、前記取付部と前記第1部分との間に位置する、
請求項1に記載の回転ベゼル構造。
【請求項5】
前記ケースを平面視したとき、前記孔の底は、前記回転ベゼルの外周より外に位置する、
請求項1に記載の回転ベゼル構造。
【請求項6】
請求項1に記載の回転ベゼル構造を有する時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転ベゼル構造及び時計に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、回転ベゼルを時計ケースに対して回転可能に構成する回転ベゼル構造を開示する。この回転ベゼル構造は、時計ケースと、時計ケースに嵌合するリング状の回転ベゼルと、時計ケースに埋設されるクリックピンと、回転ベゼルが取り付けられるガラス縁とを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-87539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された回転ベゼル構造では、回転ベゼルの上方にガラス縁の一部分が重なる。つまり、従来の回転ベゼル構造では、回転ベゼルの上から回転ベゼルを押さえる部品が必要であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
回転ベゼル構造は、環状の第1溝と前記第1溝の内側に開口する孔とが形成されたケースと、前記第1溝に嵌合する環状の嵌合部を有し、前記嵌合部が前記第1溝に嵌合した状態で前記ケースに対して回転可能な回転ベゼルと、前記ケースの前記孔に挿入される支持ピンと、を備え、前記回転ベゼルの前記嵌合部の外周に、前記外周から前記嵌合部の内周に向かって凹となる第2溝が環状に形成され、前記ケースの前記孔の開口が、前記回転ベゼルの前記第2溝の内側を向き、前記支持ピンが、前記回転ベゼルの回転軸に対して傾斜し、かつ前記孔の前記開口から前記回転ベゼルの前記第2溝の内側に突出する。
【0006】
時計は、上記の回転ベゼル構造を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
時計を示す平面図。
図1中のA-A線における断面図。
ケースと回転ベゼルとを図1中のA-A線で切断したときの断面図。
ケースと回転ベゼルとを図1中のA-A線で切断したときの分解断面図。
ケースとベゼル本体と表示板とを図1中のA-A線で切断したときの分解断面図。
回転ベゼル構造を示す分解斜視図。
支持ピンの構造を説明する断面図。
ケースを示す斜視図。
ケースと支持ピンとを示す平面図。
回転ベゼル構造を図9中のB-B線で切断したときの断面図。
図3中のC部の拡大図。
図10中のD部の拡大図。
ケースを示す平面図。
ケースと回転ベゼルとを示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1に示すように、時計1は、ケース2と、文字板3と、カバーガラス4と、複数の指針5と、回転ベゼル6とを有する。図1中のA-A線における断面図である図2に示すように、さらに、時計1は、ムーブメント7と、裏蓋8と、を有する。ケース2とカバーガラス4と裏蓋8とによって仕切られる空間に、ムーブメント7と文字板3と複数の指針5とが収容される。カバーガラス4から裏蓋8に向かう方向に、複数の指針5、文字板3、及びムーブメント7がこの順に位置する。ムーブメント7は、複数の指針5を駆動する。文字板3には、時刻を表す数字などの文字が設けられている。カバーガラス4から裏蓋8に向かう方向に見たとき、カバーガラス4を透して時計1の時刻表示を視認することができる。
【0009】
カバーガラス4から裏蓋8に向かう方向を、時計1の視認方向とする。つまり、図1に示すように、時計1を視認方向に見たときに、カバーガラス4を透して時計1の時刻表示を視認することができる。また、時計1において、裏蓋8からカバーガラス4に向かう方向を上方向と表現する。上方向の逆方向を下方向と表現する。上方向は、視認方向の逆方向である。下方向は、視認方向と同じ方向である。カバーガラス4は、裏蓋8の上方向に位置する。換言すると、裏蓋8は、カバーガラス4の下方向に位置する。時計1では、裏蓋8の上方向にムーブメント7が位置する。ムーブメント7の上方向に文字板3が位置する。文字板3の上方向に複数の指針5が位置する。複数の指針5の上方向にカバーガラス4が位置する。なお、図1に示すように、時計1は、バンド9を備えていてもよい。
【0010】
図3に示すように、回転ベゼル6は、ケース2の上に位置する。図4に示すように、ケース2は、中央に収容部11を有する環状の部材である。収容部11は、ケース2を上下方向に貫通する。収容部11に、ムーブメント7と文字板3と複数の指針5とが収容される。ケース2には、上側に第1溝12が形成されている。第1溝12は、上から下に向かって凹となる向きにケース2に形成されている。このため、第1溝12の底面12Aは、上に向いている。つまり、底面12Aは、回転ベゼル6に面している。第1溝12は、平面視で、周方向に連続した環状に形成されており、収容部11を外側から囲む。回転ベゼル6は、ケース2の第1溝12に挿入される。
(【0011】以降は省略されています)

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