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公開番号2024127210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036201
出願日2023-03-09
発明の名称時計モジュール及び電子時計
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G04R 60/10 20130101AFI20240912BHJP(時計)
要約【課題】板状のアンテナの感度低下を抑えることのできる時計モジュール及び電子時計を提供する。
【解決手段】時計モジュールは、第1面を有する回路基板(13)と、回路基板(13)の第1面から離隔する方向に延びる板状のアンテナ板(17)と、金属部材と、を備える。アンテナ板(17)の板面をアンテナ板(17)の法線方向のうち外向きへ延長した第1範囲と、第1面の上方から見た平面視でアンテナ板(17)と重なる第2範囲とには、金属部材が位置しない。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1面を有する回路基板と、
前記回路基板の前記第1面から離隔する方向に延びる板状のアンテナと、
金属部材と、
を備え、
前記アンテナの板面を当該アンテナの法線方向のうち外向きへ延長した第1範囲と、前記第1面の上方から見た平面視で前記アンテナと重なる第2範囲とには、前記金属部材が位置しない
時計モジュール。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記金属部材には、前記回路基板を含む、平面視方向に重なる複数の構造物を固定する固定部材が含まれ、
前記固定部材は、前記回路基板に沿った方向の平面部と、前記複数の構造物のうち少なくともいずれかの側面に係止される係止部と、を備え、
前記係止部は、前記第1範囲外に位置する、
請求項1記載の時計モジュール。
【請求項3】
前記金属部材には、前記回路基板を含む、平面視方向に重なる複数の構造物を固定する固定部材が含まれ、
前記固定部材は、前記回路基板に平行に広がる平面部分を有し、前記平面部分は、前記第1範囲及び前記第2範囲に位置しない、
請求項1記載の時計モジュール。
【請求項4】
前記アンテナの前記板面を含む平面内には、前記金属部材が含まれない、請求項1記載の時計モジュール。
【請求項5】
前記回路基板の前記第1面の上方には、バッテリが位置し、
平面視で、少なくとも前記アンテナと前記バッテリとの間の第3範囲には、前記金属部材が含まれない、
請求項1記載の時計モジュール。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の時計モジュールと、
前記時計モジュールを収容する筐体と、
を備える電子時計。
【請求項7】
前記筐体は、開口を有するベゼルと、前記時計モジュールの少なくとも側方を覆うケース本体とを含み、
前記ベゼルは金属であり、前記第2範囲に位置しない、
請求項6記載の電子時計。
【請求項8】
前記ケース本体は、樹脂であり、前記第1範囲に位置する部分を含む、請求項7記載の電子時計。
【請求項9】
前記筐体は、前記時計モジュールの外面に沿った部分を有して位置し、少なくとも前記時計モジュールを支える内装カバーを含み、
前記内装カバーは、金属であり、前記第2範囲に位置しない、
請求項6記載の電子時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、時計モジュール及び電子時計に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
携帯型の電子機器、特に腕に装着するなどの小型軽量が要求される電子腕時計などでは、通信電波の送受信に用いるアンテナ素子が他の金属部材などの影響を受けやすい。したがって、このような電子機器では、アンテナ素子の配置スペースに工夫が必要とされる。
【0003】
従来、板状のアンテナが用いられることによりアンテナの実質的な大きさを広げて、感度を稼ぐ技術が知られている。一方、特許文献1では、基板の表示面のある側とは反対側に位置する平面アンテナ(パッチアンテナ)の周囲に発生する電界に影響する非配置範囲内に、受信回路や制御回路などの金属部品が位置しないように配置設計されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-146240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、電子時計のようなサイズに余裕がないものでは、従来の配置では、基板上の板状のアンテナから単純に金属部品を全て離隔させるのが難しく、離隔させる距離を妥協するとアンテナの感度低下が十分に抑えられないという課題がある。
【0006】
この発明の目的は、板状のアンテナの感度低下を抑えることのできる時計モジュール及び電子時計を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、
第1面を有する回路基板と、
前記回路基板の前記第1面から離隔する方向に延びる板状のアンテナと、
金属部材と、
を備え、
前記アンテナの板面を当該アンテナの法線方向のうち外向きへ延長した第1範囲と、前記第1面の上方から見た平面視で前記アンテナと重なる第2範囲とには、前記金属部材が位置しない
時計モジュールである。
【発明の効果】
【0008】
本発明に従うと、板状のアンテナの感度低下を抑えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の時計モジュールを含む電子時計を示す図である。
時計モジュールについて説明する図である。
時計モジュールについて説明する図である。
アンテナの構造及び位置関係について説明する図である。
時計モジュールの変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の時計モジュールを含む電子時計1を示す図である。図1(a)は、電子時計1の正面図である。図1(b)は、図1(a)の断面線AAにおける断面図である。この断面図では、説明のため、後述のバッテリ16(図3参照)を省略している。
なお、以下の正面図及び底面図は、いずれも上側が12時方向である。正面図と底面図では、3時方向と9時方向とが左右反転して示される。
(【0011】以降は省略されています)

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