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公開番号
2024144245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2024044333
出願日
2024-03-21
発明の名称
その温度感度を調整する手段を備えたテンプ
出願人
ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G04B
17/22 20060101AFI20241003BHJP(時計)
要約
【課題】テンプの温度感度を調整する手段を備えたテンプを提供する。
【解決手段】時計ムーブメントの調整部材のためのテンプ1であって、テンプ1は、少なくとも部分的に、温度に応じて変形可能な本体10から成り、変形可能な本体10は、少なくとも部分的に、テンプ1の周囲に配置され、テンプ1は、回転中心11の周りを移動可能であるように構成され、テンプ1は、変形可能な本体10の温度変化に対する感度を調整する手段20を備え、調整手段20は、変形可能な本体10の慣性モーメントを変更することができるように変形可能な本体10に配置された第1の慣性要素5を備え、第1の慣性要素5は、変形可能な本体10に対して複数の位置に移動可能であり、複数の位置は連続的なセットを形成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
時計ムーブメントの調整部材のためのテンプ(1)であって、前記テンプは、少なくとも部分的に、温度に応じて変形可能である本体(10)から成り、前記変形可能な本体(10)は、少なくとも部分的に、前記テンプ(1)の周囲に配置され、前記テンプ(1)は、回転中心(11)の周りを移動可能であるように構成され、前記テンプ(1)は、前記変形可能な本体(10)の温度変化に対する感度を調整する手段(20)を備え、前記調整手段(20)は、その慣性モーメントを変更することができるように前記変形可能な本体に配置された第1の慣性要素(5)を備え、前記第1の慣性要素(5)は、前記変形可能な本体(10)に対して複数の位置に移動可能であり、前記複数の位置は連続的なセットを形成することを特徴とする、テンプ。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記第1の慣性要素(5)は、前記回転中心(11)に対する前記変形可能な本体(10)の所与の構成に対して、前記変形可能な本体(10)に対するその位置にかかわらず、前記回転中心(11)から実質的に一定の距離に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のテンプ。
【請求項3】
前記第1の慣性要素(5)は、前記変形可能な本体(10)に対して実質的に接線方向に移動可能であることを特徴とする、請求項2に記載のテンプ。
【請求項4】
前記変形可能な本体(10)は、周囲の第1の自由端(12)を備え、前記第1の慣性要素(5)は、前記第1の自由端(12)に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のテンプ。
【請求項5】
前記調整手段は、前記変形可能な本体(10)に対して連続的なセットを形成する複数の位置に移動可能な第2の慣性要素(6)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のテンプ。
【請求項6】
前記変形可能な本体(10)は、第2の自由端(13)を備え、前記第2の慣性要素(6)は、前記テンプに対して実質的に接線方向に移動可能であるように、前記第2の自由端(13)に配置されることを特徴とする、請求項4及び5に記載のテンプ。
【請求項7】
前記第1の慣性要素(5)及び前記第2の慣性要素(6)はねじであり、各ねじは、それらの位置を変更するために、多かれ少なかれ、自由端(12、13)において前記本体に対して接線方向にねじ込まれることを特徴とする、請求項5に記載のテンプ。
【請求項8】
前記第1の慣性要素(5)及び前記第2の慣性要素(6)は、前記回転中心(11)に対して対称に配置されることを特徴とする、請求項5のいずれか一項に記載のテンプ。
【請求項9】
前記変形可能な本体(10)は、少なくとも部分的に環状である周囲形状を有することを特徴とする、請求項1に記載のテンプ。
【請求項10】
前記変形可能な本体(10)は、前記第1の自由端(12)を備えた第1の環状部(3)と、前記第2の自由端(13)を備えた第2の環状部(4)とを含むことを特徴とする、請求項9に記載のテンプ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に時計製造業向けの、その温度感度を調整する手段を備えたテンプに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
今日の大部分の機械式時計は、ヒゲゼンマイ付きテンプとスイスレバー脱進機構を備えている。ヒゲゼンマイ付きテンプは、時計の時間基準を構成する。これは、振動子又は調整部材とも呼ばれる。
【0003】
脱進機は、
・振動子の往復運動を維持する、
・これらの往復運動をカウントする
という2つの主要な機能を有する。
【0004】
機械共振器を構成するには、慣性要素、ガイド、及び弾性戻り要素が必要である。従来、ヒゲゼンマイは、テンプによって構成される慣性要素の弾性戻り要素として機能する。このテンプは、一般にルビー滑り軸受の内部で回転するピボットによって回転がガイドされる。
【0005】
周波数が、機械共振器のために選択され、時計ムーブメントのための所定の速度を得るために決定される。
【0006】
しかしながら、動作中、このような機械共振器は、外部パラメータの変化によって引き起こされる干渉を受け、共振器の周波数の変動につながる可能性がある。これらのパラメータには、例えば、温度、圧力、湿度及び重力が含まれる。共振器の周波数の変動は、時間の測定に、ひいては時計ムーブメントの速度に誤差を生じる。
【0007】
特に、温度に関しては、温度の影響下で変形するバイメタル本体を含むテンプが存在し、テンプの慣性モーメントは、温度の変動によって生じる調整部材の速度の差を補正するように変更される。このようなテンプは、特許文献1に記載されている。
【0008】
テンプは、2つの対称的な自由端を有する環状のバイメタル本体を含む。温度に応じて、1つ以上の自由端が互いに遠ざかるか又は近づき、テンプの慣性モーメントを変更する。したがって、テンプの構成は温度に適合される。
【0009】
さらに、温度変化に対するテンプの感度を調整することができる。したがって、温度変化の影響は、特にそのテンプの慣性モーメントへの影響に関して、多かれ少なかれ重要である。
【0010】
このために、本体に複数の穴が開けられ、そのうちの1つの穴に、自由端から長い距離又は短い距離でねじが配置される。選択された穴に応じて、温度変化に対する感度は多かれ少なかれ重要になる。
しかしながら、テンプの穴の数は限られており、感度を連続的にではなくジャンプ的に変更することしかできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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