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公開番号2024123821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031547
出願日2023-03-02
発明の名称時計用文字板および時計
出願人セイコーウオッチ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 19/06 20060101AFI20240905BHJP(時計)
要約【課題】凹凸による表面装飾を基板に形成でき、かつ基板表面を磨く作業が容易となる時計用文字板および時計を提供する。
【解決手段】時計用文字板3は、第1主面21aにインデックス23が突出して形成された第1基板21と、第1主面21aに重ねられる第2基板22と、を備える。第2基板22に、インデックス23を挿通させてインデックス23を露出させる貫通孔31が形成されている。第2基板22に、凹凸を有する表面装飾32が形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面にインデックスが突出して形成された第1基板と、
前記第1主面に重ねられる第2基板と、を備え、
前記第2基板に、前記インデックスを挿通させて前記インデックスを露出させる貫通孔が形成され、
前記第2基板に、凹凸を有する表面装飾が形成されている、
時計用文字板。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記第2基板の表面は、透明な樹脂層で覆われている、
請求項1記載の時計用文字板。
【請求項3】
前記第1基板および前記第2基板は、金属、セラミックス、ガラス、およびプラスチックのうち1または2以上で形成され、
前記金属は、(A)銅、(B)鉄、(C)チタン、(D)金、(E)銀、および(F)白金のうち1または2以上、または、(A)から(F)のうち1または2以上を主成分とする合金である、
請求項1記載の時計用文字板。
【請求項4】
前記第2基板は、塗装、印刷、湿式めっき、乾式めっきのうち少なくとも1つによって表面処理が施されている、
請求項1記載の時計用文字板。
【請求項5】
前記第1基板と前記第2基板とは、接着剤、両面テープ、カシメのうち少なくとも1つによって結合されている、
請求項1記載の時計用文字板。
【請求項6】
請求項1~5のうちいずれか1項に記載の時計用文字板を備える、
時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、時計用文字板および時計に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
時計用の文字板の表面には、時刻などを示すインデックスが形成される。例えば、ダイバーズウオッチなどのように、常に正常に動作することが求められる場合、インデックスは、文字板の基板を凸状に成形することによって形成されることがある(例えば、特許文献1参照)。この文字板では、インデックスが基板と一体であるため、インデックスの脱落は起こりにくい。よって、脱落片を原因とする故障の可能性を低くできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-119163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の文字板では、一般的に、加工性を考慮し、薄板(板材)を用いてプレス成形などによりインデックスを形成する。そのため、凹凸による表面装飾を基板に形成する場合、製造上の理由により、凹凸の高さは使用する板材の厚みに制約されることがある。また、凹凸による表面装飾を基板に形成すると、基板のゆがみなどの不具合が生じやすかった。そのため、立体感のある表面装飾を基板表面に形成するのは難しかった。また、前記文字板では、光沢を与えるために基板表面を磨く場合、突出するインデックスが障害となって磨き作業が難しくなる場合があった。
【0005】
本発明の一態様は、凹凸による表面装飾を基板に形成でき、かつ基板表面を磨く作業が容易となる時計用文字板および時計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)第1主面にインデックスが突出して形成された第1基板と、前記第1主面に重ねられる第2基板と、を備え、前記第2基板に、前記インデックスを挿通させて前記インデックスを露出させる貫通孔が形成され、前記第2基板に、凹凸を有する表面装飾が形成されている、時計用文字板。
【0007】
この構成によれば、第2基板はインデックスがないため、凹凸による表面装飾を形成する場合に、ゆがみなどの不具合が生じにくい。また、第2基板は第1基板と別体になるため、使用する板材の厚みによる制約を受けにくく、凹凸の高さを確保しやすい。そのため、基板にインデックスと表面装飾の両方を形成する場合に比べて、深い凹凸を有する表面装飾を形成することができる。よって、立体感を有する表面装飾を形成することができる。このように、表面装飾に制約が少ないため、意匠の自由度を高めることができる。
【0008】
この構成によれば、第1基板に結合させる前に、第2基板の上面を磨き、第1主面に光沢を与えることができる。第2基板はインデックスがないため、磨き作業の障害となり得る表面凸部が少ない。よって、磨き作業は容易である。
【0009】
(2)前記第2基板の表面は、透明な樹脂層で覆われている、(1)記載の時計用文字板。
【0010】
この構成によれば、第2基板の表面が透明な樹脂層で覆われているため、表面装飾に、立体的で深みがある視覚効果を与えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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