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公開番号2024076273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187777
出願日2022-11-24
発明の名称リニア搬送装置
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B65G 54/02 20060101AFI20240529BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 多様な物品に対して多様な処理を可能とする。
【解決手段】 搬送レール11に固定子12によってリニア駆動される可動子13と、上記可動子13に設けられてボトル1(物品)を保持する保持手段14と、上記固定子12を制御して可動子13を移動させる制御手段Cとを備えたリニア搬送装置3に関する。
上記可動子13の対向した表面16Aおよび裏面16Bを、それぞれ上記固定子12に対向させた際にリニア駆動されるように構成する。
上記保持手段14は、上記可動子13の表面16Aが上記搬送レール11の固定子12に対向した際に、搬送レール11の表面側となる外側搬送経路Ro(表面側搬送経路)でボトル1を搬送し、可動子13の裏面16Bが上記搬送レール11の固定子12に対向した際に、搬送レール11の裏面側となる内側搬送経路Ri(裏面側搬送経路)でボトル1を搬送するようになっている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
所要の搬送経路を構成する搬送レールと、当該搬送レールに沿って設けられた固定子と、上記固定子によってリニア駆動される可動子と、上記可動子に設けられるとともに物品を保持する保持手段と、上記固定子を制御して可動子を移動させる制御手段とを備えたリニア搬送装置において、
上記可動子における対向した2つの面を、それぞれ上記固定子に対向させた際にリニア駆動されるように構成し、
上記保持手段は、上記可動子の一方の面が上記搬送レールの固定子に対向した際に、搬送レールの表面側となる表面側搬送経路で物品を搬送し、可動子の他方の面が上記搬送レールの固定子に対向した際に、搬送レールの裏面側となる裏面側搬送経路で物品を搬送するように設けられ、
上記搬送経路を上記表面側搬送経路または裏面側搬送経路に切り替える切り替え手段を設けたことを特徴とするリニア搬送装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
上記切り替え手段は上記搬送経路の途中に設けられ、上記可動子を上記搬送経路より離隔した切り替え位置へと移動させる分岐レールと、上記切り替え位置に位置した可動子を上記搬送レールに合流させる合流レールとを設け、
上記分岐レールおよび合流レールに沿って、それぞれ上記可動子をリニア駆動させる固定子を設け、
上記制御手段は、上記搬送レールを移動した可動子が上記分岐レールに位置すると、上記分岐レールの固定子を制御して当該可動子を上記切り替え位置まで移動させ、さらに上記合流レールの固定子を制御して、上記切り替え位置の可動子を上記搬送レールへと移動させることを特徴とする請求項1に記載のリニア搬送装置。
【請求項3】
上記保持手段を、上記2つの可動子のぞれぞれに設けたグリップ片によって構成し、上記物品をグリップ片とグリップ片とによって挟持することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のリニア搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はリニア搬送装置に関し、詳しくは搬送レールに設けられた固定子によってリニア駆動される可動子に、物品を保持する保持手段を設けたリニア搬送装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、リニア駆動を用いて物品を搬送するリニア搬送装置が知られており、このようなリニア搬送装置として、所要の搬送経路を構成する搬送レールと、当該搬送レールに沿って設けられた固定子と、上記固定子によってリニア駆動される可動子と、上記可動子に設けられるとともに物品を保持する保持手段と、上記固定子を制御して可動子を移動させる制御手段とを備えたものが知られている(特許文献1)。
上記特許文献1のリニア搬送装置では、2つの可動子のそれぞれに搬送経路の外側に突出するアームを設け、これら2つのアームによって物品を収容するハカマを保持しながら搬送するようになっている。これにより、使用するハカマを変更すれば異なる物品を搬送することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-15332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば物品としてのボトルに液体を充填する場合に、充填する液体の種類を変える場合や、ボトルに装着するキャップの形状が異なる場合には、その都度これらの充填装置やキャッピング装置の型変えを要し、もしくは搬送経路に沿って異なる充填装置やキャッピング装置を設ける必要があった。
このような問題に鑑み、本発明は多様な物品に対して多様な処理を可能とするリニア搬送装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち請求項1の発明にかかるリニア搬送装置は、所要の搬送経路を構成する搬送レールと、当該搬送レールに沿って設けられた固定子と、上記固定子によってリニア駆動される可動子と、上記可動子に設けられるとともに物品を保持する保持手段と、上記固定子を制御して可動子を移動させる制御手段とを備えたリニア搬送装置において、
上記可動子における対向した2つの面を、それぞれ上記固定子に対向させた際にリニア駆動されるように構成し、
上記保持手段は、上記可動子の一方の面が上記搬送レールの固定子に対向した際に、搬送レールの表面側となる表面側搬送経路で物品を搬送し、可動子の他方の面が上記搬送レールの固定子に対向した際に、搬送レールの裏面側となる裏面側搬送経路で物品を搬送するように設けられ、
上記搬送経路を上記表面側搬送経路または裏面側搬送経路に切り替える切り替え手段を設けたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
上記発明によれば、上記切り替え手段によって物品を表面側搬送経路および裏面側搬送経路を切り換えて搬送することが可能となるため、表面側搬送経路および裏面側搬送経路に沿ってそれぞれ処理装置を設けることで、多様な物品に対して多様な処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態にかかる充填システムの第1モードを説明する平面図である。
本実施形態にかかる充填システムの第2モードを説明する平面図である。
本実施形態にかかる充填システムの第3モードを説明する平面図である。
本実施形態にかかる充填システムの第4モードを説明する平面図である。
可動子および保持手段を説明する側面図である。
切り替え手段を説明する平面図である。
図6のA-A部を示す断面図である。
図6のB-B部を示す断面図である。
図6のC-C部を示す断面図である。
第2実施形態にかかる充填システムの第1モードを説明する平面図である。
第2実施形態にかかる充填システムの第2モードを説明する平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図示実施形態について本発明を説明すると、図1~図4は、物品としてのボトル1に液体を充填するとともに、当該ボトル1にキャップを装着する充填システム2を示しており、本実施形態の充填システム2は、図1に示す第1モードから図4に示す第4モードに切り替えることで、ボトル1に対して多様な処理をすることが可能となっている。
本実施形態の上記充填システム2は、ボトル1を搬送する本発明にかかるリニア搬送装置3を備えるとともに、当該リニア搬送装置3によるボトル1の搬送経路に沿って、空のボトル1を供給する供給装置4と、ボトル1に液体を充填する充填装置5と、上記ボトル1にキャップを装着するキャッピング装置6と、ボトル1を排出する排出装置7とを備え、これらはコンピュータ等からなる制御手段Cによって制御されるようになっている。
図5に示すように、上記ボトル1は液体を収容する本体部1aと、本体部1aの上部に設けられた首部1bとを備え、上記首部1bには、開口部に装着される中栓と、上記中栓を覆うように構成されたキャップとが装着可能となっている。
【0009】
本実施形態の充填システム2では、上記本体部1aに対して種類の異なる第1液体または第2液体を充填することが可能となっており、また上記ボトル1に対して形状の異なる第1キャップまたは第2キャップを装着することが可能となっている。なお、ボトル1については、同形状のものを用いても、異なる形状のものを用いてもよい。
つまり、本実施形態の充填システム2を用いることで、合計で4種類の組み合わせで、ボトル1に対して液体の充填およびキャップの装着を行うことが可能となっている。
具体的に説明すると、図1に示す第1モードでは第1液体を充填するとともに第1キャップを装着し、図2に示す第2モードでは第1液体を充填するとともに第2キャップを装着し、図3に示す第3モードでは第2液体を充填するとともに第1キャップを装着し、図4に示す第4モードでは第2液体を充填するとともに第2キャップを装着するようになっている。
【0010】
上記リニア搬送装置3は、環状に形成された搬送経路を有する搬送レール11と、当該搬送レール11に沿って設けられた固定子12(図1~図4では図示せず)と、上記固定子12によってリニア駆動される可動子13と、上記可動子13に設けられた保持手段14とを備えている。
またリニア搬送装置3には、上記第1~第4モードの切り替えを行うために、上記搬送レール11における上記供給装置4と充填装置5との間、充填装置5とキャッピング装置6との間に、それぞれ第1、第2切り替え手段15A、15Bを備えている。
上記第1、第2切り替え手段15A、15Bを用いることで、上記搬送レール11に沿ってボトル1を搬送する際に、当該搬送レール11の外周側(表面側)となる外側搬送経路Ro(表面側搬送経路)、もしくは搬送レール11の内周側(裏面側)となる内側搬送経路Ri(裏面側搬送経路)に切り替えて搬送することが可能となっている。すなわち本実施形態のリニア搬送装置3は、外側搬送経路Roと内側搬送経路Riから成る2つの搬送経路を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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