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公開番号2024073787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184681
出願日2022-11-18
発明の名称光源装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 7/00 20210101AFI20240523BHJP(光学)
要約【課題】カップリングレンズの光軸周りの向きを決めることができる光源装置を提供すること。
【解決手段】光源装置は、光学面21とフランジ部22を有するカップリングレンズ20と、カップリングレンズ20を保持するホルダ90を備える。フランジ部22は、カップリングレンズ20の光軸方向に直交する径方向に突出する。フランジ部22は、第1フランジ部24Aと、第2フランジ部25Bを有する。第1フランジ部24Aは、光軸X2を中心とする円弧面F1を有する。第2フランジ部25Bは、光軸方向に沿った平面F2を有する。ホルダ90は、第1位置決め部93Cと、第1開口H12を有する。第1位置決め部93Cは、円弧面F1に径方向で対向し、カップリングレンズ20を位置決めする。第1開口H12は、平面F2を径方向に露出させる。第1フランジ部24Aは、ホルダ90に接着される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
光を出射する半導体レーザと、
前記半導体レーザからの光をビームに変換するカップリングレンズと、
前記カップリングレンズを保持するホルダと、を備え、
前記カップリングレンズは、
光学面と、
前記カップリングレンズの光軸に沿った光軸方向に直交する径方向に突出するフランジ部と、を有し、
前記フランジ部は、
前記光軸を中心とする円弧状の円弧面を有する第1フランジ部と、
前記光軸方向に沿った平面を有する第2フランジ部と、を有し、
前記ホルダは、
前記円弧面に前記径方向において対向し、前記カップリングレンズを位置決めする第1位置決め部と、
前記平面の少なくとも一部を前記径方向に露出させる第1開口と、を有し、
前記第1フランジ部の少なくとも一部は、前記ホルダに接着されていることを特徴とする光源装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記ホルダは、前記第1位置決め部を少なくとも2つ有し、
前記光軸は、2つの前記第1位置決め部の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】
前記第1位置決め部は、前記円弧面に沿った曲面を有することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項4】
前記ホルダは、
前記第2フランジ部の前記平面に対向した第2位置決め部であって、前記カップリングレンズの前記光軸周りの向きを決める第2位置決め部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項5】
前記第2位置決め部は、前記第2フランジ部の前記平面に対向した第2平面を有することを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
【請求項6】
前記カップリングレンズは、前記光軸を挟むように位置する2つの部分が前記ホルダに接着されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項7】
前記ホルダは、
前記光軸方向において前記第1フランジ部から離れる方向に凹み、前記光軸方向から見て前記第1フランジ部と重なる凹部をさらに有し、
前記第1フランジ部と前記ホルダを接着させる接着剤の少なくとも一部は、前記凹部内に位置することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項8】
前記カップリングレンズは、前記円弧面から前記径方向に突出するゲート痕をさらに有し、
前記ホルダは、前記ゲート痕を前記径方向に露出させる第2開口を有することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、走査光学装置に用いられる光源装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、光源装置として、カップリングレンズと、カップリングレンズを保持するホルダとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。この技術では、カップリングレンズは、凸曲面となる光学面と、光学面の径方向において光学面から突出するフランジ部と、を備える。カップリングレンズは、フランジ部を含めて軸対称の形状となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-063925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、外形が軸対称でないカップリングレンズの場合には、光軸周りの向きを規定してホルダに接着する必要がある。詳しくは、光学面が軸対称でない場合には光軸周りの向きを規定するのは必須であり、光学面が設計上軸対称な面である場合にも収差が変化する場合があるので光軸周りの向きを規定する必要がある。
【0005】
そこで、本発明は、カップリングレンズの光軸周りの向きを決めることができる光源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係る光源装置は、半導体レーザと、カップリングレンズと、ホルダと、を備える。
半導体レーザは、光を出射する。
カップリングレンズは、半導体レーザからの光をビームに変換する。
ホルダは、カップリングレンズを保持する。
カップリングレンズは、光学面と、フランジ部と、を有する。
フランジ部は、カップリングレンズの光軸に沿った光軸方向に直交する径方向において光学面から突出する。
フランジ部は、第1フランジ部と、第2フランジ部と、を有する。
第1フランジ部は、光軸を中心とする円弧状の円弧面を有する。
第2フランジ部は、光軸方向に沿った平面を有する。
ホルダは、第1位置決め部と、第1開口と、を有する。
第1位置決め部は、円弧面に径方向において対向し、カップリングレンズを位置決めする。
第1開口は、平面の少なくとも一部を径方向に露出させる。
第1フランジ部の少なくとも一部は、ホルダに接着されている。
【0007】
第2フランジ部の平面の少なくとも一部が第1開口から露出する構成によれば、第2フランジ部の平面を治具等で操作することができるので、カップリングレンズの光軸周りの向きを決めることができる。
【0008】
また、ホルダは、第1位置決め部を少なくとも2つ有し、光軸は、2つの第1位置決め部の間に位置していてもよい。
【0009】
光軸が2つの第1位置決め部の間に位置する構成によれば、光軸を挟むように位置する2つの第1位置決め部によって、カップリングレンズを径方向に精度よく位置決めすることができる。
【0010】
また、第1位置決め部は、円弧面に沿った曲面を有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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