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公開番号
2024121702
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028945
出願日
2023-02-27
発明の名称
液晶表示素子
出願人
シチズンファインデバイス株式会社
,
シチズン時計株式会社
代理人
主分類
G02F
1/1341 20060101AFI20240830BHJP(光学)
要約
【課題】配向欠陥の成長を抑制することが可能な液晶表示素子を提供する。
【解決手段】第一基板2と第二基板5をシール材11で貼り合わせることで形成された隙間に液晶8が設けられ、第一基板2には、液晶8に画像を表示させる画素電極3により形成された有効画素領域12が設けられ、有効画素領域12とシール材11との間には、有効画素領域12よりも外側の領域から有効画素領域12に向かって発生する液晶8の配向欠陥の成長を抑制する配向欠陥抑制領域17が設けられ、配向欠陥抑制領域17は、液晶8に白画像を表示させる電極により形成されている、液晶表示素子1’である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
2枚の基板をシール材で貼り合わせることで形成された隙間に液晶が設けられた液晶表示素子であって、2枚の前記基板のうち一方の基板には、前記液晶に画像を表示させる画素電極により形成された有効画素領域が設けられ、
前記有効画素領域と前記シール材との間には、前記有効画素領域よりも外側の領域から前記有効画素領域に向かって発生する前記液晶の配向欠陥の成長を抑制する配向欠陥抑制領域が設けられ、
前記配向欠陥抑制領域は、前記液晶に白画像を表示させる電極により形成されている、
ことを特徴とする液晶表示素子。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記有効画素領域の周囲には、見切りとなる黒画像を表示させる電極により形成された見切り表示領域が設けられ、前記配向欠陥抑制領域は、前記見切り表示領域に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
【請求項3】
前記見切り表示領域は、前記有効画素領域の周囲に見切りとなる黒画像を表示させる画素電極により形成された見切り画素領域と、前記見切り画素領域の周囲に見切りとなる黒画像を表示させるベタ状電極により形成された見切り外周領域と、により形成され、前記配向欠陥抑制領域は、前記見切り外周領域に設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示素子。
【請求項4】
前記配向欠陥抑制領域を覆うように遮光マスクが設けられている、ことを特徴とする請求項1~3の何れか一つに記載の液晶表示素子。
【請求項5】
前記シール材には、前記液晶を前記隙間に注入するための注入口が設けられ、前記配向欠陥抑制領域は、前記注入口とは反対側に位置する前記シール材の角部の周辺に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
【請求項6】
前記シール材には、前記液晶を前記隙間に注入するための注入口が設けられ、前記配向欠陥抑制領域は、前記注入口の周辺に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
【請求項7】
前記配向欠陥抑制領域は、前記有効画素領域を取り囲むように設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示素子に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示素子は、モバイル機器、プロジェクター、ビューファインダー、HMD、HUD等の画像表示機器の分野で広く使用されている。
【0003】
図4は、従来の液晶表示素子を示す(a)上面図、(b)A-A断面図である。図4に示すように、従来の液晶表示素子1は、シリコンで形成された第一基板2と、第一基板2上に形成された画素電極3(Al等からなる金属膜)と、画素電極3上に形成された配向膜4(有機配向膜等)と、透明なガラスで形成された第二基板5と、第二基板5上に形成された対向電極6(ITO等からなる透明導電膜)と、対向電極6上に形成された配向膜7(有機配向膜等)と、第一基板2と第二基板5との間に充填された液晶8と、第一基板2と第二基板5とを貼り合わせる略枠状のシール材11と、を備えている。シール材11は、第一基板2と第二基板5との間の隙間の大きさを規定するスペーサー9と、第一基板2と第二基板5との間の隙間に液晶8を注入するための注入口10と、を備えている。注入口10は、樹脂等からなる封口材(不図示)により塞がれている。液晶8は、例えば、強誘電性液晶である。配向膜4、7の互いに対向する表面のそれぞれには、注入口10からその反対側に位置するシール材11の角部に向かって配向処理(ラビング等)が施されている。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
画素電極3が形成された領域は、外部機器から入力された画像データに基づく画像を表示させる矩形状の有効画素領域12と、有効画素領域12の周囲に見切りとなる黒画像を表示させる枠状の見切り画素領域13と、に区画されている。見切り画素領域13の周囲には、見切り画素領域13と同様の黒画像を表示させる枠状の見切り外周領域14が設けられている。見切り外周領域14は、ベタ状電極(複数に分割されていない単一形状の電極)により形成されている。見切り画素領域13と見切り外周領域14は、全体として、有効画素領域12の周囲に黒画像を表示させる一つの見切り表示領域を形成している。第二基板5の上面には、見切り画素領域13よりも外側の領域(見切り外周領域14、シール材11)を覆う枠状の遮光マスク15が設けられている。遮光マスク15は、例えば、黒色の遮光板又は遮光膜である。有効画素領域12と見切り画素領域13は、遮光マスク15に覆われていないことから、使用者が視認可能な視認可能領域に相当する。見切り外周領域14は、遮光マスク15に覆われていることから、使用者が視認不可能な視認不可能領域に相当する。(例えば、特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-174574号公報
特許第4972344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図5は、従来の液晶表示素子に配向欠陥が発生した状態を模式的に示す上面図である。図5に示すように、従来の液晶表示素子1には、液晶8の配向欠陥として、注入口10から有効画素領域12に向かって成長する配向欠陥16a(「ジグザグ欠陥」と呼ばれることがある)や、注入口10とは反対側に位置するシール材11の角部から有効画素領域12に向かって成長する配向欠陥16b(「ボートウェイク欠陥」と呼ばれることがある)が発生することがある。このような配向欠陥は、周囲の温度の変化や液晶8に印加される電圧の変化などにより、液晶表示素子1の動作中に一時的又は恒久的に発生することがある。なお、このような配向欠陥は、必ずしも図5に示した位置に発生するわけではなく、その他の位置に発生することもある。
このような配向欠陥が大きく成長し、有効画素領域12や見切り画素領域13に侵入すると、画像品質が低下するという問題が生じる。
【0007】
本発明は、配向欠陥の成長を抑制することが可能な液晶表示素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
2枚の基板をシール材で貼り合わせることで形成された隙間に液晶が設けられた液晶表示素子であって、2枚の前記基板のうち一方の基板には、前記液晶に画像を表示させる画素電極により形成された有効画素領域が設けられ、前記有効画素領域と前記シール材との間には、前記有効画素領域よりも外側の領域から前記有効画素領域に向かって発生する前記液晶の配向欠陥の成長を抑制する配向欠陥抑制領域が設けられ、前記配向欠陥抑制領域は、前記液晶に白画像を表示させる電極により形成されている、液晶表示素子である。
【0009】
前記有効画素領域の周囲には、見切りとなる黒画像を表示させる電極により形成された見切り表示領域が設けられ、前記配向欠陥抑制領域は、前記見切り表示領域に設けられている、液晶表示素子であっても良い。
【0010】
前記見切り表示領域は、前記有効画素領域の周囲に見切りとなる黒画像を表示させる画素電極により形成された見切り画素領域と、前記見切り画素領域の周囲に見切りとなる黒画像を表示させるベタ状電極により形成された見切り外周領域と、により形成され、前記配向欠陥抑制領域は、前記見切り外周領域に設けられている、液晶表示素子であっても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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