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公開番号
2024176540
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095124
出願日
2023-06-08
発明の名称
空中浮遊映像表示装置
出願人
マクセル株式会社
代理人
青稜弁理士法人
主分類
G02B
30/56 20200101AFI20241212BHJP(光学)
要約
【課題】より好適に空中浮遊映像を表示することができる技術を提供する。本発明によれば、持続可能な開発目標の「3すべての人に健康と福祉を」、「9産業と技術革新の基盤をつくろう」、「11住み続けられるまちづくりを」に貢献する。
【解決手段】空中浮遊映像表示装置は、映像を表示する表示パネルと、表示パネルから出射した映像光の一部を反射する偏光分離部材と、偏光分離部材からの反射光を再帰反射する再帰反射部材と、を備え、再帰反射部材が再帰反射した反射光が偏光分離部材を透過して空中浮遊映像を形成するものであり、偏光分離部材は、表示パネル及び再帰反射部材に対する角度が可変である。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
空中浮遊映像表示装置であって、
映像を表示する表示パネルと、
前記表示パネルから出射した映像光の一部を反射する偏光分離部材と、
前記表示パネルに対し所定の角度で配置され、前記偏光分離部材からの反射光を再帰反射する再帰反射部材と、を備え、
前記再帰反射部材が再帰反射した反射光が前記偏光分離部材を透過して空中浮遊映像を形成するものであり、
前記偏光分離部材は、前記表示パネル及び前記再帰反射部材に対する角度が可変である、
空中浮遊映像表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記偏光分離部材は、前記偏光分離部材の少なくとも一辺において、前記表示パネルとの間の離隔距離、および前記再帰反射部材との間の離隔距離が可変である、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項3】
請求項1に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記偏光分離部材を回転可能に保持する回転軸を備え、
前記偏光分離部材は、前記回転軸を回転支点として回転することにより前記表示パネル及び前記再帰反射部材に対する角度を変える、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記偏光分離部材は、前記偏光分離部材の一辺において前記回転軸に保持された、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項5】
請求項4に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記偏光分離部材は、前記回転軸を回転支点として駆動する駆動機構を備える、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項6】
請求項5に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記駆動機構は、前記偏光分離部材の前記回転軸に保持されている一辺の対辺に備えられた、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項7】
請求項5に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記偏光分離部材は、前記偏光分離部材の前記空中浮遊映像を視認する利用者の側と反対側の一辺において前記回転軸に保持され、
前記駆動機構は、前記偏光分離部材の前記利用者の側を駆動する、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項8】
請求項5に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記空中浮遊映像を視認する利用者を撮像して前記利用者の位置を検出する撮像部と、
前記利用者の位置に基づいて前記駆動機構を制御する制御部と、を備える、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項9】
請求項8に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記利用者の位置は、前記利用者の背丈、顔の高さ、または顔の構成要素の高さである、
空中浮遊映像表示装置。
【請求項10】
請求項3に記載の空中浮遊映像表示装置において、
前記偏光分離部材は、前記偏光分離部材の中心線近傍において前記回転軸に保持された、
空中浮遊映像表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、空中浮遊映像表示装置の技術に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
空間浮遊映像表示装置の一例として、直接外部に向かって映像を空間像として表示する映像表示装置および表示方法については、既に知られている。また、表示された空間像の操作面における操作に対する誤検知を低減する検知システムについても、例えば、特開2019-128722号公報(特許文献1)に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-128722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の空間浮遊映像表示装置は、様々な利用条件においてより好適に空間浮遊映像を表示するための技術は十分に考慮されていなかった。
【0005】
本発明の目的は、より好適に空間浮遊映像を表示することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、一例を挙げるならば以下の通りである。空中浮遊映像表示装置は、映像を表示する表示パネルと、表示パネルから出射した映像光の一部を反射する偏光分離部材と、偏光分離部材からの反射光を再帰反射する再帰反射部材と、を備え、再帰反射部材が再帰反射した反射光が偏光分離部材を透過して空中浮遊映像を形成するものであり、偏光分離部材は、表示パネル及び再帰反射部材に対する角度が可変である。
【発明の効果】
【0007】
本発明のうち代表的な実施の形態によれば、より好適な空中浮遊映像表示装置を実現できる。上記した課題および上記以外の課題、ならびにそれらの課題を解決する構成、および効果等については、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の使用形態の一例を示す図である。
一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の主要部構成の一例としてV型の構成を示す図である。
一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の主要部構成の一例としてZ型の構成を示す図である。
再帰反射部材の詳細な構造の例を示す図である。
再帰反射部材の表面粗さと再帰反射像(空間浮遊映像)のボケ量との関係を表す特性図である。
一実施例に係る映像表示装置の構成例を示す図である。
一実施例(第1実施例)に係る空間浮遊映像表示装置で、V型の構成例を示す図である。
一実施例(第2実施例)に係る空間浮遊映像表示装置で、V型の別の構成例を示す図である。
一実施例(第3実施例)に係る空間浮遊映像表示装置で、V型の別の構成例を示す図である。
一実施例(第4実施例)に係る空間浮遊映像表示装置で、内部構成の一例を示すブロック図である。
一実施例(第5実施例)に係る空間浮遊映像表示装置で、Z型の構成例を示す図である。
一実施例(第6実施例)に係る空間浮遊映像表示装置で、Z型の別の構成例を示す図である。
一実施例(第7実施例)に係る空間浮遊映像表示装置で、Z型の別の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本開示の実施の形態を詳細に説明する。図面において、同一部には原則として同一符号を付し、繰り返しの説明を省略する。図面において、各構成要素の表現は、発明の理解を容易にするために、実際の位置、大きさ、形状、範囲等を表していない場合がある。説明上、プログラムによる処理について説明する場合に、プログラムや機能や処理部等を主体として説明する場合があるが、それらについてのハードウェアとしての主体は、プロセッサ、あるいはそのプロセッサ等で構成されるコントローラ、装置、計算機、システム等である。計算機は、プロセッサによって、適宜にメモリや通信インタフェース等の資源を用いながら、メモリ上に読み出されたプログラムに従った処理を実行する。これにより、所定の機能や処理部等が実現される。プロセッサは、例えばCPU/MPUやGPU等の半導体デバイス等で構成される。プロセッサは、所定の演算が可能な装置や回路で構成される。処理は、ソフトウェアプログラム処理に限らず、専用回路でも実装可能である。専用回路は、FPGA、ASIC、CPLD等が適用可能である。プログラムは、対象計算機に予めデータとしてインストールされていてもよいし、プログラムソースから対象計算機にデータとして配布されてインストールされてもよい。プログラムソースは、通信網上のプログラム配布サーバでもよいし、非一過性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えばメモリカードやディスク等でもよい。プログラムは、複数のモジュールから構成されてもよい。コンピュータシステムは、複数台の装置によって構成されてもよい。コンピュータシステムは、クライアント・サーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等で構成されてもよい。各種のデータや情報は、例えばテーブルやリスト等の構造で構成されるが、これに限定されない。識別情報、識別子、ID、名前、番号等の表現は互いに置換可能である。
【0010】
<実施の形態>
実施の形態の空間浮遊映像表示装置は、映像表示装置と、偏光分離部材であるビームスプリッタと、再帰反射面にλ/4板(位相差板、四分の一波長板)が設けられた再帰反射部材とを有して構成される。映像表示装置は、光源装置と、映像源(映像表示素子)として特定偏波の映像光(例えばP偏光)を発する表示パネルまたは液晶表示パネルとを有して構成される。光源装置は、液晶表示パネルにバックライトとしての光を発生・供給する。映像表示装置の液晶表示パネルと再帰反射部材とを結んだ空間には、偏光分離部材が配置される。偏光分離部材は、液晶表示パネルからの特定偏波の映像光を、再帰反射部材に向けて透過させ、再帰反射部材およびλ/4板によって偏光変換された後の他方の偏波(例えばS偏光)の映像光を反射させる性質を有する。反射後の他方の偏波の映像光は、映像表示装置とは異なる方向における所定の位置に、実像である空間浮遊映像を生成・表示する。
(【0011】以降は省略されています)
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