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公開番号2024175158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2021203477
出願日2021-12-15
発明の名称光学積層シート、光学物品、レンズ、及び眼鏡
出願人株式会社トクヤマ
代理人
主分類G02C 7/10 20060101AFI20241211BHJP(光学)
要約【課題】本発明の目的は、歩留まりが高い光学物品を実現可能な光学積層シートと、この光学積層シートを含む光学物品、レンズ及び眼鏡とを提供することにある。
【解決手段】 実施形態によると、光学積層シート1が提供される。光学積層シート1は、第1光学シート3及び第2光学シート2と、透明支持体5と、第1接着層4と、第2接着層6とを含む。透明支持体5は、第1光学シート3及び第2光学シート2の間に位置する。第1接着層4は、第1光学シート3と透明支持体5とを接着させ、フォトクロミック化合物を含む。第2接着層6は、透明支持体5と第2光学シート2とを接着させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1光学シート及び第2光学シートと、
前記第1光学シート及び前記第2光学シートの間に位置する透明支持体と、
前記第1光学シートと前記透明支持体とを接着させ、フォトクロミック化合物を含む第1接着層と、
前記透明支持体と前記第2光学シートとを接着させる第2接着層と
を含む光学積層シート。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記第1接着層は、ウレタン樹脂、ウレタンウレア樹脂、チオウレタン樹脂、及びチオウレタンウレア樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂を含む請求項1に記載の光学積層シート。
【請求項3】
前記第1接着層の厚みは、0.1μm以上100μm以下である請求項1又は2に記載の光学積層シート。
【請求項4】
前記透明支持体の少なくとも一方の主面は、表面改質領域を有する請求項1乃至3の何れか1項に記載の光学積層シート。
【請求項5】
前記透明支持体は、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、ポリアミド、及びポリカーボネートシートからなる群より選択される少なくとも1種の樹脂を含む請求項1乃至4の何れか1項に記載の光学積層シート。
【請求項6】
前記透明支持体の厚みは、50μm以上1000μm以下である請求項1乃至5の何れか1項に記載の光学積層シート。
【請求項7】
前記第1光学シート及び前記第2光学シートの少なくとも一方は、ポリビニルアルコールを含む請求項1乃至6の何れか1項に記載の光学積層シート。
【請求項8】
前記第1光学シート及び前記第2光学シートの厚みは、100μm以下である請求項1乃至7の何れか1項に記載の光学積層シート。
【請求項9】
前記第2接着層は、ウレタン樹脂、ウレタンウレア樹脂、チオウレタン樹脂、及びチオウレタンウレア樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂を含む請求項1乃至8の何れか1項に記載の光学積層シート。
【請求項10】
請求項1乃至9の何れか1項に記載の光学積層シートと、
前記第1光学シート及び前記第2光学シートの少なくとも一方の表面を被覆し、樹脂を含む光学素子基材と
を含む光学物品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学積層シート、光学物品、レンズ、及び眼鏡に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
プラスチック眼鏡は、プラスチック製のレンズを用いた眼鏡である。プラスチックレンズは、例えば、半完成品であるセミフィニッシュドレンズに様々な加工を施すことにより製造される。セミフィニッシュドレンズの凸面である表面には、ハードコート層や反射防止膜等の機能層が設けられる。また、セミフィニッシュドレンズの凹面である裏面には、切削及び研磨加工が施される。
【0003】
近年、紫外線の量により色調が変化するフォトクロミック性を有する調光レンズが注目を集めている。調光レンズは、フォトクロミック化合物をプラスチックレンズに付与することにより得られる。フォトクロミック化合物は、光の作用により、互いに異なる光吸収スペクトルを有する2以上の異性体を可逆的に生成可能な化合物である。
【0004】
フォトクロミックレンズの製造方法としては、従来、セミフィニッシュドレンズのマトリックスにフォトクロミック化合物を分散させる練り込み法、及び、セミフィニッシュドレンズの表面にフォトクロミック化合物を含む層を設ける積層法等が用いられてきた。
【0005】
バインダーシート法は、フォトクロミック化合物を含む樹脂層を2枚の光学シートで挟んだバインダーシートをレンズ基材と一体化させてセミフィニッシュドレンズを製造する方法である。バインダーシート法によると、フォトクロミック化合物を含む自立した物品を用いてセミフィニッシュドレンズを製造できるため、練り込み法及び積層法と比較して、生産効率が高まり、大量生産が容易となる傾向にある。
【0006】
2枚の光学シートの間に、偏光フィルムを更に挟み、偏光機能及びフォトクロミック機能の両方を備えたバインダーシートも検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2019/163728号
国際公開第2017/115874号
特表2018-514817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、歩留まりが高い光学物品を実現可能な光学積層シートと、この光学積層シートを含む光学物品、レンズ及び眼鏡とを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態によると、光学積層シートが提供される。光学積層シートは、第1光学シート及び第2光学シートと、透明支持体と、第1接着層と、第2接着層とを含む。透明支持体は、第1光学シート及び第2光学シートの間に位置する。第1接着層は、第1光学シートと透明支持体とを接着させ、フォトクロミック化合物を含む。第2接着層は、透明支持体と第2光学シートとを接着させる。
【0010】
実施形態によると、光学物品が提供される。光学物品は、実施形態に係る光学積層シートと、光学素子基材とを含む。光学素子基材は、第1光学シート及び第2光学シートの少なくとも一方の表面を被覆し、樹脂を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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