TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024072898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2021055379
出願日2021-03-29
発明の名称熱可塑性樹脂と抗菌剤とを含有する成形体の製造方法
出願人住友化学株式会社,住化アクリル販売株式会社,塑美貝科技股ふん有限公司,Sumipex TechSheet Co., Ltd.
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類C08F 2/44 20060101AFI20240522BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】熱可塑性樹脂と抗菌材とを含有する成形体の表面に簡易な方法で抗菌機能を付与することが可能であり、かつ、その表面の抗菌性にも優れる成形体の製造方法を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂と抗菌剤とを含有する成形体の製造方法であって、熱可塑性樹脂単量体と抗菌剤とを含む混合物を静置して、抗菌剤を沈降させる工程と、抗菌剤が沈降した状態で熱可塑性樹脂単量体を重合して、熱可塑性樹脂を得る工程とを含む、製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
熱可塑性樹脂と抗菌剤とを含有する成形体の製造方法であって、
熱可塑性樹脂単量体と抗菌剤とを含む混合物を静置して、抗菌剤を沈降させる工程と、
抗菌剤が沈降した状態で熱可塑性樹脂単量体を重合して、熱可塑性樹脂を得る工程とを含む、製造方法。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記熱可塑性樹脂の含有量と前記抗菌剤の含有量との合計100質量%に対して、
抗菌剤の含有量が0.01質量%~15質量%である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記熱可塑性樹脂が(メタ)アクリル樹脂である、請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記抗菌剤がゼオライト系抗菌剤である、請求項1~3のいずれか一項に記載の製造方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の製造方法で得られた成形体からなる抗菌シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱可塑性樹脂と抗菌剤とを含有する成形体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
熱可塑性樹脂と抗菌剤とを含有する抗菌性樹脂組成物は、様々な分野で利用できることが知られている。例えば、特許文献1には、ゼオライト中のイオン交換可能なイオンの一部または全部を水素イオンおよび銀イオンと置換した抗菌性ゼオライトと、熱可塑性樹脂とを含む抗菌性樹脂組成物が記載されており、該抗菌性樹脂組成物を塗料や建築材の表面にコーティングしてこれらの表面に抗菌機能を付与することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-91501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献に記載の方法は、塗料や建築材の表面に抗菌機能を付与するために抗菌性樹脂組成物を表面にコーティングするという煩雑な工程が必要であった。
【0005】
そこで、本開示は、熱可塑性樹脂と抗菌材とを含有する成形体の表面に簡易な方法で抗菌機能を付与することが可能であり、かつ、その表面の抗菌性にも優れる成形体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、以下の態様を含む。
[1]熱可塑性樹脂と抗菌剤とを含有する成形体の製造方法であって、
熱可塑性樹脂単量体と抗菌剤とを含む混合物を静置して、抗菌剤を沈降させる工程と、
抗菌剤が沈降した状態で熱可塑性樹脂単量体を重合して、熱可塑性樹脂を得る工程とを含む、製造方法。
[2]前記熱可塑性樹脂の含有量と前記抗菌剤の含有量との合計100質量%に対して、
抗菌剤の含有量が0.01質量%~15質量%である、[1]に記載の製造方法。
[3]前記熱可塑性樹脂が(メタ)アクリル樹脂である、[1]または[2]に記載の製造方法。
[4]前記抗菌剤がゼオライト系抗菌剤である、[1]~[3]のいずれか一つに記載の製造方法。
[5][1]~[4]のいずれか一つに記載の製造方法で得られた成形体からなる抗菌シート。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、熱可塑性樹脂と抗菌材とを含有する成形体の表面に簡易な方法で抗菌機能を付与することが可能であり、かつ、その表面の抗菌性にも優れる成形体の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、キャスト重合を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[成形体の製造方法]
本開示の熱可塑性樹脂と抗菌剤とを含有する成形体の製造方法(以下、「本開示の成形体の製造方法」とも言う)について説明する。
【0010】
本開示の成形体の製造方法は、熱可塑性樹脂単量体と抗菌剤とを含む混合物を静置して、抗菌剤を沈降させる工程と、抗菌剤が沈降した状態で熱可塑性樹脂単量体を重合して、熱可塑性樹脂を得る工程とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
株式会社ナリス化粧品
構造体
2か月前
三洋化成工業株式会社
複合粒子
1か月前
株式会社日本触媒
硬化性組成物
19日前
株式会社ラボ
離型フィルム
1か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミドイミド
1か月前
東ソー株式会社
ソールゴム用改質剤
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
今日
花王株式会社
乳化組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
2か月前
三洋化成工業株式会社
成形用樹脂組成物
1か月前
三菱ケミカル株式会社
成形体
1か月前
積水フーラー株式会社
硬化性組成物
12日前
東レ株式会社
ポリエステル組成物の製造方法
2か月前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
2か月前
株式会社クラベ
耐摩耗性絶縁組成物及び電線
15日前
アキレス株式会社
塩化ビニル系樹脂フィルム
1か月前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
2か月前
グンゼ株式会社
導電性フィルム
1か月前
三井化学株式会社
シートまたはフィルム
1か月前
三水株式会社
中空粒子の製造方法
19日前
株式会社スギノマシン
ゴム複合物
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
14日前
日本エステル株式会社
ポリエステル樹脂組成物
5日前
NOK株式会社
クロロプレンゴム組成物
12日前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
1か月前
東京応化工業株式会社
感光性組成物
1か月前
トヨタ自動車株式会社
海藻資源化システム
1か月前
松本油脂製薬株式会社
ポリマー粒子及びその用途
2か月前
トヨタ自動車株式会社
海藻資源化システム
1か月前
東ソー株式会社
廃プラスチックのリサイクル方法
1か月前
東ソー株式会社
両親媒性ポリマー溶液の調液方法
2か月前
東京応化工業株式会社
熱硬化性組成物
1か月前
上野製薬株式会社
液晶ポリマー組成物
15日前
続きを見る