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公開番号2024072597
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183520
出願日2022-11-16
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20240521BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】印刷濃度を適正に補正することができるようにする。
【解決手段】搬送部材と、濃度検出パターンを搬送部材に形成する複数の画像形成ユニットと、濃度検出パターンの濃度を検出し、センサ検出電圧を発生させる濃度検出部と、印字率が100〔%〕の印刷を行う場合に、センサ検出電圧に対応する第1の濃度値を算出し、印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合に、現像剤層厚に基づいて、現像剤ドット面積を算出し、現像剤ドット面積に基づいて、印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合の第2の濃度値を算出する濃度値変換部Pr4と、目標印刷濃度値及び第1、第2の濃度値に基づいて印刷濃度を補正する濃度補正制御部を有する。センサ検出電圧と印刷濃度との相関関係を維持することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
(a)媒体を搬送する搬送部材と、
(b)前記媒体の搬送方向に沿って配設され、各色の現像剤像から成る濃度検出パターンを前記搬送部材に形成する複数の画像形成ユニットと、
(c)前記搬送部材と対向させて配設され、前記濃度検出パターンの濃度を検出し、センサ検出電圧を発生させる濃度検出部と、
(d)印字率が100〔%〕の印刷を行う場合に、前記濃度検出部によって発生させられたセンサ検出電圧に対応する第1の濃度値を算出し、印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合に、前記第1の濃度値に対応する現像剤層厚に基づいて、印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合の現像剤ドット面積を算出し、該現像剤ドット面積に基づいて、印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合の第2の濃度値を算出する濃度値変換部と、
(e)目標印刷濃度値及び前記第1、第2の濃度値に基づいて印刷濃度を補正する濃度補正制御部とを有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記濃度値変換部は、前記現像剤層厚に対応する、濃度検出パターンの現像剤ドット面積が基準値であると仮定した場合における推測濃度値を算出し、該推測濃度値に基づいて前記現像剤ドット面積を算出する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記濃度値変換部は、前記推測濃度値に対応する、濃度検出パターンの現像剤ドット面積が基準値であると仮定した場合における推測センサ検出電圧と、前記濃度検出パターンの濃度を検出したときのセンサ検出電圧との電圧差に基づいて前記現像剤ドット面積を算出する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
所定の枚数の印刷が行われた場合に、前記濃度値変換部は第1、第2の濃度値を算出し、前記濃度補正制御部は印刷濃度を補正する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
画像形成装置の電源が投入された場合に、前記濃度値変換部は第1、第2の濃度値を算出し、前記濃度補正制御部は印刷濃度を補正する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記濃度補正制御部は、目標印刷濃度と前記第1、第2の濃度値との差に基づいて、前記画像形成ユニットにおいて像担持体に形成された静電潜像を現像するための現像電圧を補正する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記濃度補正制御部は、目標印刷濃度値と前記第1、第2の濃度値との差に基づいて、前記画像形成ユニットにおいて像担持体を露光する露光量を補正する請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置、例えば、電子写真式のプリンタには、画像形成ユニット、LEDヘッド、転写ユニット、定着器等が配設され、前記画像形成ユニットに、感光体ドラム、帯電ローラ、現像ローラ等が配設され、帯電ローラによって一様に帯電させられた感光体ドラムの表面がLEDヘッドによって露光されて静電潜像が形成され、該静電潜像が現像ローラによって現像されてトナー像が形成され、転写ユニットによってトナー像が用紙に転写され、定着器においてトナー像が用紙に定着させられて画像が形成され、印刷が行われるようになっている。
【0003】
ところで、転写ユニットにおいて用紙が搬送ベルトによって搬送されるようになっているプリンタにおいては、搬送ベルト上のトナー量がセンサによって検出され、検出結果に基づいて用紙に形成される画像の濃度である印刷濃度が補正される(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-258281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、LEDヘッドの発光特性、感光体ドラムの露光特性等が、経時的に変化したり、プリンタが置かれている環境によって変化したりすると、印刷濃度を精度良く補正することができなくなってしまう。
【0006】
本発明は、従来のプリンタの問題点を解決して、印刷濃度を適正に補正することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのために、本発明の画像形成装置においては、媒体を搬送する搬送部材と、前記媒体の搬送方向に沿って配設され、各色の現像剤像から成る濃度検出パターンを前記搬送部材に形成する複数の画像形成ユニットと、前記搬送部材と対向させて配設され、前記濃度検出パターンの濃度を検出し、センサ検出電圧を発生させる濃度検出部と、印字率が100〔%〕の印刷を行う場合に、前記濃度検出部によって発生させられたセンサ検出電圧に対応する第1の濃度値を算出し、印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合に、前記第1の濃度値に対応する現像剤層厚に基づいて、印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合の現像剤ドット面積を算出し、該現像剤ドット面積に基づいて印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合の第2の濃度値を算出する濃度値変換部と、目標印刷濃度値及び前記第1、第2の濃度値に基づいて印刷濃度を補正する濃度補正制御部とを有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画像形成装置においては、媒体を搬送する搬送部材と、前記媒体の搬送方向に沿って配設され、各色の現像剤像から成る濃度検出パターンを前記搬送部材に形成する複数の画像形成ユニットと、前記搬送部材と対向させて配設され、前記濃度検出パターンの濃度を検出し、センサ検出電圧を発生させる濃度検出部と、印字率が100〔%〕の印刷を行う場合に、前記濃度検出部によって発生させられたセンサ検出電圧に対応する第1の濃度値を算出し、印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合に、前記第1の濃度値に対応する現像剤層厚に基づいて、印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合の現像剤ドット面積を算出し、該現像剤ドット面積に基づいて印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合の第2の濃度値を算出する濃度値変換部と、目標印刷濃度値及び前記第1、第2の濃度値に基づいて印刷濃度を補正する濃度補正制御部とを有する。
【0009】
この場合、印字率が100〔%〕の印刷を行う場合に、濃度検出部によって発生させられたセンサ検出電圧に対応する第1の濃度値が算出され、印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合に、前記第1の濃度値に対応する現像剤層厚に基づいて、印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合の現像剤ドット面積が算出され、該現像剤ドット面積に基づいて印字率が100〔%〕より低い印刷を行う場合の第2の濃度値が算出されるので、露光装置の光量、像担持体の露光特性等が、経時的に変化したり、画像形成装置が置かれている環境によって変化したりしても、センサ検出電圧と印刷濃度との相関関係を維持することができる。
【0010】
したがって、印刷濃度を精度良く補正することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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